• 作成日 : 2026年9月28日

Notion AIで文字起こしするには?手順・精度トラブル対策・料金プランを徹底解説

PointNotion AIで文字起こしはできる?

Notion AIの「AIミーティングノート」機能で、録音・文字起こし・要約・タスク抽出をNotion上で一元完結できます。

  • リアルタイム録音は/meetコマンドで開始
  • MP3・WAV等のファイルアップロードも対応
  • 利用にはBusinessプラン(3,150円/月)が必要

Q. 日本語の話者識別は自動でできる?

A. 話者識別は現時点で英語のみ対応。日本語は文字起こし後に手動で発言者名を追記する運用が現実的です。

会議のたびに議事録作成へ30分以上かけていないでしょうか。Notion AIの文字起こし機能(AIミーティングノート)を使うと、録音・文字起こし・要約・タスク抽出をNotion上で一元化でき、議事録作業の時間短縮が期待できます。本記事では、操作手順からトラブル対策、料金プラン、他ツールとの違いまでを整理します。

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※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。

Notion AIの文字起こし機能とは?

Notion AIの文字起こし機能は、会議の録音・文字起こし・要約・アクションアイテム抽出をNotion上で一元管理できる仕組みです。正式名称は「AI Meeting Notes(AIミーティングノート)」で、現在はベータ機能として提供されています。

参考:AI Meeting Notes (beta)|Notion Help Center

AIミーティングノートで録音から要約まで完結する

AIミーティングノートは、Notionのページ上でリアルタイムに音声を録音し、自動で文字起こし・要約・アクションアイテム抽出まで行う機能です。従来は録音データを別のツールで文字起こしし、Notionに貼り付けるという手作業が必要でした。

AIミーティングノートを使うと、会議終了後すぐに要約とタスク一覧がページに生成されます。手作業で議事録をまとめていた場合に比べ、作業時間を大きく圧縮できるでしょう。

なお、Notion公式ヘルプによれば、AIミーティングノートはNotionのデスクトップアプリ・ブラウザ・モバイルアプリで利用でき、デスクトップアプリではシステム音声とマイクの両方を取得できるためオンライン会議の相手側の声も記録できます。一方、ブラウザ版はマイク入力のみの対応となるため、対面での打ち合わせに向いています。

参考:AI Meeting Notes (beta)|Notion Help Center

リアルタイム録音と音声ファイルアップロードは使い分けられる

Notion AIの文字起こしには、リアルタイム録音と、録音済み音声ファイルのアップロードという2つの方法があります。それぞれ適した場面が異なります。

方法 適した場面 特徴
リアルタイム録音(/meet) オンライン会議・対面ミーティング 録音と同時に文字起こし・要約が自動生成される
音声ファイルアップロード 過去の録音・インタビュー音源 AAC・M4A・MP3・WAVをNotionに取り込んで文字起こし(MOV・MP4・Loomは非対応)

リアルタイム録音はZoomやGoogle Meet、Microsoft Teamsなどとの併用が可能なため、オンライン会議が多い組織に向いています。すでに録音済みの音源がある場合はファイルアップロードが便利です。

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Notion AIで文字起こしする手順は?

Notion AIでの文字起こしは、/meetコマンドによるリアルタイム録音と、音声ファイルのアップロードの2通りで行えます。どちらも数ステップで完了するため、ITツールに不慣れな方でも進めやすいでしょう。

STEP1:/meetコマンドでリアルタイム録音を開始する

会議中にその場で録音・文字起こしを行うなら、デスクトップアプリで/meetコマンドを使います。

  1. Notionのデスクトップアプリで新しいページを開き、本文エリアに/meetと入力する
  2. 表示される「AIミーティングノート」ブロックを選択する
  3. マイク・システム音声・画面収録の権限を求められたら許可する
  4. 「Start transcribing(録音を開始)」を選択し、会議を進行する
  5. 会議終了後、「Stop(停止)」を選ぶと自動で文字起こし・要約が生成される

録音が終わると、ページ内に「トランスクリプト(書き起こし全文)」「要約」「アクションアイテム」がそれぞれブロックとして表示されます。なお、要約の生成には最低でも300文字程度(おおむね1分間の発話)が必要です。要約の内容に納得がいかない場合は、ブロック下部の「Instructions(要約の指示)」から要約形式を変更し、再生成することもできます。

参考:AI Meeting Notes (beta)|Notion Help Center

STEP2:MP3・WAVなど音声ファイルをアップロードして文字起こしする

すでに録音済みの音声ファイルがある場合は、Notionページに取り込むだけで文字起こしできます。

  1. AIミーティングノートのブロックがあるページを開く
  2. ブロック上部の設定アイコンから「Upload audio(音声をアップロード)」を選択する
  3. 端末内のAAC・M4A・MP3・WAV形式の音声ファイルを選ぶ
  4. アップロードが完了すると、ライブ録音と同様にトランスクリプトと要約が自動生成される

例えば、外部パートナーとの電話商談を別途録音アプリで保存しておき、後からNotionにアップロードして文字起こしするといった使い方も有効です。リアルタイム録音が難しい場面では、この方法が重宝します。

文字起こしの精度やトラブルにはどう対処する?

Notion AIの音声認識は実用的な水準にあるものの、権限設定や言語仕様によってトラブルが起きるケースがあります。とくに「音声が録音されない」「話者が区別されない」の2点は代表的な問題です。

マイク・システム音声の権限設定を確認する

「録音を開始したのに音声が入っていない」というトラブルの原因の一つとして、OSやNotionのマイク・システム音声の権限設定が考えられます。。Notion公式ヘルプでも、権限を再設定することで解消するケースがあるとされています。

確認すべきポイントは次のとおりです。

  • OSの設定でNotionにマイク・システム音声・画面収録のアクセスを許可しているか
  • ブラウザ版を使う場合、マイク入力のみの取得となるため、相手側の音声(システムオーディオ)を含めたいならデスクトップアプリを使っているか
  • ヘッドフォン接続時、会議ツール(Zoom・Google Meetなど)の音声がキャプチャされない設定になっていないか

権限を許可しても改善しない場合は、他のアプリやブラウザタブを閉じてメモリを確保したうえで、Notionアプリを再起動する方法が案内されています。

参考:AI Meeting Notes (beta)|Notion Help Center

話者識別は現時点で英語のみ対応

Notion公式ヘルプによると、話者識別(スピーカーラベリング)機能は現時点で英語のみに対応しており、日本語を含むその他の言語では自動的な話者ラベル付けが提供されていません。文字起こし自体は日本語・英語・中国語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・韓国語・ポルトガル語・ロシア語・タイ語・ベトナム語・デンマーク語・フィンランド語・ノルウェー語・オランダ語・スウェーデン語など16言語に対応していますが、話者名の自動識別は別機能である点に注意が必要です。

日本語会議で発言者を区別したい場合は、次のような運用でカバーするのが現実的です。

  • 会議の冒頭で参加者が名乗る運用ルールを設けておく
  • 文字起こし後、トランスクリプトに手動で発言者名を追記する
  • カレンダー連携を使い、1対1のミーティングでは参加者名をリンクさせておく(1対1では話者名がある程度自動反映される場合があります)

完全な自動識別に頼るのではなく、「自動文字起こし+手動の微調整」を前提としたワークフローを組んでおくのが現時点での現実的な運用方針といえます。

参考:AI Meeting Notes (beta)|Notion Help Center

Notion AIの文字起こしをタスク管理・情報共有に活かすには?

文字起こしの価値は、議事録を残すことよりも、会議で決まったタスクを確実に実行へ移せるかどうかにあります。Notion AIはアクションアイテムの自動抽出に対応しており、タスクデータベースやカレンダーと連携できるため、口頭の指示が埋もれる事態を防ぎやすくなります。

抽出したアクションアイテムをデータベースに連携する

AIミーティングノートが生成する「アクションアイテム」は、Notionのデータベースに追加できます。連携の流れは以下のとおりです。

  1. 文字起こし完了後、アクションアイテムの一覧を確認する
  2. 各アクションアイテムから、既存のタスクデータベースにリンクまたは追加する
  3. 担当者・期限・ステータスなどのプロパティを設定する
  4. ボードビュー(看板ボード)やカレンダービューで進捗を管理する

例えば、週次の経営会議で新しいタスクが出た場合、会議終了後すぐにプロジェクトボードへ登録できます。手作業で議事録からタスクを転記していた場合、この連携によって転記の手間を大きく減らせるでしょう。

Slack連携で議事録の共有を自動化する

Notionのページ更新をSlackに自動通知する連携(オートメーション)を設定しておくと、議事録が完成したタイミングでチームメンバーへ自動共有されます。

設定は、NotionとSlackの連携を有効にしたうえで、議事録データベースに「ページ追加時にSlackチャンネルへ通知」というオートメーションを組むだけです。Notionの「Automations(オートメーション)」機能から、トリガー(ページ追加)とアクション(Slack通知)を選択して設定します。

会議に参加できなかったメンバーにも要約とタスクが届くため、この自動化によって情報共有の手間を削減しやすくなります。とくにリモートワーク中心の組織では効果を発揮しやすいでしょう。

Notion AI文字起こしの料金プランはいくら?

Notion AIの文字起こし機能を利用するにはBusinessプラン以上への加入が必要です。Notion公式料金ページに基づく2026年9月時点の料金体系は次のとおりです。

プラン 月額料金(1人あたり・円) AIミーティングノートの扱い
Business(ビジネス・推奨プラン) 3,150円 6時間または月間の使用上限あり
Enterprise(エンタープライズ) 個別見積もり 6時間または月間の使用上限あり

参考:Notion Pricing Plans|Notion

料金は年払い・月払いで変動し、改定される場合もあるため、導入前に必ず公式料金ページで最新情報を確認してください。すでにNotionをチームで利用している組織であれば、外部の文字起こし専用サービスを別途契約するよりも追加コストを抑えやすく、議事録作成・タスク管理・ナレッジ共有をNotion内で完結できる点がメリットです。

Notion AIの文字起こしとNotta・Otter.aiはどう違う?

Notion AIの文字起こしは議事録の一元管理に強みがある一方、日本語の話者識別や専用機能では、Nottaのような専用文字起こしツールに一日の長があります。目的に応じた使い分けが有効です。

項目 Notion AI(AIミーティングノート) Notta
対応言語 16言語(話者識別は英語のみ) 58言語(日本語含む話者識別に対応)
主な強み 議事録・タスク・ナレッジをNotion内で一元管理 高精度な日本語文字起こしと話者識別
料金の目安 Businessプラン $20/月(1人あたり) フリープラン月120分、プレミアムプラン月額1,185円〜(年払い時)
会議ツール連携 Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsなど Zoom・Microsoft Teams・Google Meet・Webexなど

参考:文字起こし料金プラン|Notta

Notion AIに一本化するのが向いているのは、議事録・タスク管理・ドキュメント管理をすべてNotionで完結させている組織です。一方、日本語の文字起こし精度や話者識別を最優先したい場合は、「文字起こしはNotta、要約・タスク管理はNotion AI」といった分業スタイルも選択肢になります。

Notion AI文字起こしのよくある質問

Notion AI文字起こしの導入を検討する段階で寄せられやすい疑問をまとめました。

対応言語や録音時間の上限は?

Notion AIの文字起こしは、英語・日本語・中国語・スペイン語・フランス語・ドイツ語・韓国語・ポルトガル語・ロシア語・タイ語・ベトナム語・デンマーク語・フィンランド語・ノルウェー語・オランダ語・スウェーデンの16言語に対応しています。話者識別(スピーカーラベリング)は現時点で英語のみの対応です。

録音時間については、公式ヘルプによると1ユーザーあたり1日10時間までの利用上限が設けられています。長時間の会議を録音する場合は、この上限を踏まえて運用を検討するとよいでしょう。

参考:AI Meeting Notes (beta)|Notion Help Center

セキュリティ面で社内データの取り扱いは安全?

Notionは、SOC 2 Type IIおよびISO 27001・27701・27017・27018などの第三者認証を取得しており、HIPAAへの対応も行っています。Enterpriseプランでは、AI機能利用時にLLMプロバイダー側でのゼロデータ保持が適用されます。

参考:Notion Security & Compliance|Notion

ただし、AI機能を利用する際は音声データが外部のサブプロセッサー(OpenAI、Anthropicなど)を経由して処理される仕組みのため、社内のセキュリティポリシーとの整合性は事前に確認しておくことをお勧めします。機密性の高い会議では、録音の可否を社内ルールとして明文化しておくと安心です。

Nottaなど他の文字起こしツールと併用できる?

併用は可能です。Nottaなどの専用ツールで文字起こしした結果をテキストとしてNotionに貼り付けたり、API連携でNotionデータベースに反映させたりする運用パターンがあります。

Notion AIに一本化するか併用するかは、前章の比較表を参考に、日本語の話者識別を重視するか、Notion内での一元管理を重視するかで判断するとよいでしょう。

Notion AIの文字起こしを議事録作成の効率化に活かすために

Notion AIの文字起こし機能は、録音・要約・タスク抽出をNotion上で完結できる点が強みです。/meetコマンドによるリアルタイム録音と音声ファイルのアップロードを場面に応じて使い分け、抽出したタスクをデータベースに連携することで、会議後の作業を効率化できます。まずは次の会議で/meetコマンドを試すことで、自社の会議に合うかどうかを判断できるでしょう。


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