• 作成日 : 2026年9月28日

Notion AIエージェントとは?作り方・使い方・料金・セキュリティを徹底解説

PointNotion AIエージェントとは何ができる?

Notion AIエージェントは、トリガーを設定するだけで社内FAQ対応や週次レポート生成などの定型業務を人の操作なしに自律実行できる機能です。

  • 利用にはBusinessプラン以上が必要
  • Slack・GitHub等の外部ツールと連携可能
  • 権限はエージェントごとに独立して設計

Q. 無料プランでも使えますか?

A. 使えません。カスタムエージェントの作成・実行にはBusinessプラン以上の契約が必要です。

Notion AIエージェントは、トリガーを設定するだけで社内FAQ対応や週次レポート生成などの定型業務を自律的に実行できる機能です。本記事では、従来のNotion AIとの違いから作り方・使い方、外部アプリ連携、料金体系、権限・セキュリティまでを解説します。

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※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。

Notion AIエージェントとは?

Notion AIエージェントとは、あらかじめ設定した条件に応じて、人の操作なしにタスクを自律実行するNotion上のAI機能です。正式名称は「カスタムエージェント(Custom Agents)」で、2026年2月24日にNotion 3.3の一部として一般提供が始まりました。

Notionは公式ブログで、カスタムエージェントを「一度ワークフローを説明してトリガーやスケジュールを設定すれば、オンラインかどうかにかかわらず自動的に作業が実行される」機能と位置づけています。従来の「指示を出してから返答を待つ」対話型のNotion AI(Notion Agent)とは異なり、社員が画面を開いていない深夜や休日でも処理が回る点が特徴です。

参考:Introducing Custom Agents|Notion

従来のNotion AI(Notion Agent)との違い

両者の最大の違いは「動作タイミング」と「権限の持ち方」です。Notion Agentはユーザーが指示した時だけ動く対話型ツールであるのに対し、カスタムエージェントはトリガー条件を満たすと自律的に起動し、独立した権限の範囲でのみ動作します。

比較項目 Notion Agent(従来型) カスタムエージェント(Notion AIエージェント)
動作タイミング ユーザーが指示した時 トリガー条件を満たした時
権限 ユーザー本人の権限を引き継ぐ エージェント専用の独立した権限(既定ではどこにもアクセス不可)
主な用途 文章生成・要約・ページ内Q&A タスク自動実行・通知・レポート生成
稼働環境 Notion内のみ Slack・Notion Mail・カレンダー等の外部ツールと連携可能

参考:Custom Agents|Notion Help Center

トリガー設定で24時間自動稼働できる仕組み

カスタムエージェントは、スケジュールやワークスペース内の出来事、Slackでのメンションなどをトリガーとして設定するだけで自動的に起動します。手動で繰り返していた進捗確認や請求書ステータスの更新といった定型業務を、人が対応しなくてよい時間帯にも処理できる点がメリットです。

公式ヘルプでは、トリガーの種類として「毎日・毎週・毎月などのスケジュール実行」「Notionやワークスペース内のイベントへの反応」「Slack上でのメンションやメッセージ投稿」の3系統が挙げられており、複数のトリガーを組み合わせて1つのエージェントに設定することも可能です。

参考:Custom Agents|Notion Help Center

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Notion AIエージェントの作成方法・使い方は?

Notion AIエージェントの使い方は、テンプレートまたはAIチャットとの対話を使えば数分で初期設定が完了します。ゼロから複雑な設計をする必要はありません。

作成手順は次のSTEPで進めます。

STEP1.エージェントの作成方法を選ぶ

サイドバーの「Agents」セクションから新規作成を選び、「AIチャットで作成」「テンプレートから作成」「空白から作成」のいずれかを選択します。AIチャットで作成する場合は、やりたいことを自然文で説明するだけで指示文・トリガー設定・アクセス権の初期案を自動生成してくれます。

STEP2.参照させるページ・データベースへのアクセス権を許可する

エージェントは既定でワークスペース内のどのページにもアクセスできません。参照させたいNotionページやデータベース、外部ツールを1つずつ明示的に許可します。

STEP3.プロンプトを入力する

エージェントの振る舞いを定義する指示文を入力します。

STEP4.トリガー(起動条件)とアクション(実行内容)を設定する

「いつ」「何をするか」を設定します。

STEP5.内容を確認して公開する

権限・トリガー・アクションの設定内容を確認し、公開すればエージェントが稼働を始めます。

Notion AIエージェントのプロンプト作成のコツは?

指示文の書き方次第でエージェントの回答精度が変わります。出力形式や例外処理まで具体的に明記しておくことが、意図しない応答を減らすコツです。

たとえば、次のような一文を指示文に加えておくと、回答のブレを抑えられます。

回答は200文字以内にする 該当情報がない場合は「担当者へ確認中です」と返す

このように出力の長さと例外時の振る舞いをあらかじめ定義しておけば、エージェントが想定外の回答を返すリスクを下げられます。

Notion AIエージェントと外部アプリの連携方法は?

Notion AIエージェントは、Slack・Notion Mail・Notion Calendarなどの外部サービスと接続でき、エージェント編集画面の「アクション」タブから設定します。連携によって、Notionを開かずに承認依頼や通知を受け取れるようになります。

Slack・メール・カレンダーとの連携設定

Slack連携では、チャンネルへの投稿をトリガーにエージェントを起動し、返信や通知を送ることができます。なお、2026年9月現在は公開チャンネルに加えて、プライベートチャンネルをトリガーとすることも可能です。。

メール連携(Notion Mail)では受信メールをトリガーに下書き作成や仕分けを、カレンダー連携では複数人の予定を横断したスケジュール調整を自動化できます。

対応アプリの一覧と外部AIエージェントとの連携

カスタムエージェントはMCP(Model Context Protocol)経由でGitHub・Asana・Linear・Figma・HubSpotなど多数の業務ツールと連携できます。さらに2026年5月には開発者向けプラットフォームが追加され、Claude Code・Cursor・Codexなど外部のAIエージェントとNotion上でチャットしながら作業を依頼できるようになりました。

連携先 できること
Slack 公開チャンネルの投稿をトリガーに起動し、返信・通知を送信
Notion Mail 受信メールをトリガーに下書き作成・仕分け
Notion Calendar 複数人のスケジュール調整、予定の作成
GitHub・Asana・Linear・Figma・HubSpot 等 MCP経由でタスク作成・進捗更新を自動化
Claude Code・Cursor・Codex 等の外部AIエージェント Developer Platform経由でチャット・作業依頼・進捗確認

Notion AIエージェントのバックオフィス活用法は?

Notion AIエージェントは、人事・総務・経理といったバックオフィス部門の反復業務と相性のよい機能です。トリガーとナレッジソースの組み合わせ次第で、問い合わせ対応やレポート作成を仕組み化できます。

社内FAQ対応をSlack連携で自動化する方法

就業規則やマニュアルをナレッジソースとして登録し、Slack連携のFAQエージェントを構築すれば、社員がSlackで質問するだけで根拠ページ付きの回答が返るようになります。

  1. 就業規則・マニュアル等のNotionページをエージェントのアクセス許可に追加する
  2. トリガーを「Slackの特定チャンネルへの投稿」に設定する
  3. 「ナレッジソースを検索し、根拠となるページへのリンクを添えて回答する」旨を指示文に定義する
  4. 回答できない質問があった場合のフォールバック(担当者へのメンション通知等)を設定する

Notion公式ブログでは、カスタマーサポート部門がナレッジベースを参照するFAQエージェントを構築し、繰り返しの問い合わせ対応を自動化した事例や、エンジニアリング部門が「認証機能を担当するチームはどこか」といった社内問い合わせに答えるエージェントを運用している事例が紹介されています。

参考:How Notion uses Custom Agents|Notion

週次レポートをデータベース連携で自動生成する方法

毎週決まった時間にプロジェクト管理データベースからステータスを集計し、レポートページを自動生成する運用もカスタムエージェントで実現できます。

トリガーを「毎週金曜17時」のようなスケジュールに設定し、アクションで「ステータスが『進行中』のタスクを抽出→完了率と遅延件数を集計→レポートページを生成」と指示しておけば、人の手を介さずに週次報告が仕上がります。Notionの公式リリースノートでも、タスクの振り分けや社内Q&A、日次スタンドアップ・ステータスレポートの自動化がカスタムエージェントの代表的な活用例として挙げられています。

参考:Notion 3.3:Custom Agents|Notion

Notion AIエージェントの料金は?Notionクレジットの仕組みも紹介

Notion AIエージェントを利用するには、Businessプラン以上の契約と、実行量に応じたNotionクレジットの消費が必要です。プランの座席料金とエージェントの実行コストは別建てで管理されています。

プラン別料金表

カスタムエージェントを利用できるのはBusinessプラン以上で、無料(Free)プランとPlusプランはNotion AIのトライアル利用にとどまります。

プラン 月額料金(年払い・1メンバーあたり) 主なAI関連機能
Free $0 Notion AIのトライアル利用のみ
Plus $10 Notion AIのトライアル利用のみ
Business(推奨プラン) $20 Notion Agent・AI議事録・Enterprise Search(ベータ)をフル利用可能。カスタムエージェントの利用条件を満たす
Enterprise 個別見積もり Businessの全機能に加え、ゼロデータ保持・SCIM等の高度な管理機能

参考:Notion Pricing Plans|Notion

クレジット消費量の目安

カスタムエージェントは無料で試用でき、その後は月間Notionクレジット1,000あたり10ドルの従量課金に移行します。消費量はタスクの複雑さや参照するデータ量、選択するAIモデルによって変わります。

公式ヘルプでは、想定される用途例として「ステータス更新エージェントが月60回実行された場合、月額はおよそ4.80〜10.80ドル」という目安が示されています。またAIによる判断を伴わない自動処理である「Workers」機能は、1回あたり約0.0023ドル(1,000クレジットで約4,348回実行相当)とされ、単純作業はカスタムエージェントより低コストで実行できます。

機能 課金の起点となる単位 コストの目安
カスタムエージェント タスクの複雑さ・参照データ量・使用モデル 用途例:月60回実行で約4.80〜10.80ドル
Workers(ベータ) 実行回数(AI判断を伴わない処理) 1回あたり約0.0023ドル

参考:Custom Agent pricing|Notion Help Center

コスト管理・上限設定の方法

Notionの管理画面では、ワークスペース全体やエージェント単位でのクレジット上限設定、消費量の監視が可能です。想定外のコスト超過を避けるための管理機能が用意されています。

管理者は、エージェントごとのクレジット上限を設定したり、エージェント作成権限を絞ったりできるほか、クレジット消費量が80%・100%に達した際には通知を受け取れます。導入初期は小規模なエージェントから試し、消費傾向を数週間モニタリングしてから本格運用に移行する方法が堅実です。

Notion AIエージェントの権限・セキュリティは?

Notion AIエージェントは、作成時に個別で許可したページ・データベース・外部ツールにのみアクセスできる、独立した権限モデルを採用しています。実行するユーザー本人の権限を自動的に引き継ぐ仕組みではありません。

独立した権限設計の仕組み

公式ヘルプによれば、新規に作成したエージェントは既定でワークスペース内のどのページにもアクセス権を持たず、作成者が共有メニューから明示的に許可したリソースのみを操作できます。これは、実行者が誰であってもエージェント自身の権限だけで動作する設計であり、実行した人が本来アクセスできない情報にエージェント経由で触れてしまう可能性がある点には注意が必要です。

そのため、給与や個人情報などの機密ページは、そもそもエージェントの共有対象に含めないという「入れない設計」が重要になります。またSlack連携では、公開チャンネルに投稿されたエージェントの発言はそのチャンネルの参加者全員が閲覧できる点も踏まえて権限設計を行う必要があります。

参考:Custom Agents sharing & permissions|Notion Help Center

機密情報漏洩を防ぐ運用対策

権限設計だけでなく運用面でも二重にガードをかけておくと安全性が高まります。

  1. 機密ページ(給与台帳・個人評価など)はエージェントの共有対象から除外する
  2. 指示文に「給与・評価に関する質問には回答しない」と明記する
  3. 管理者がAgent Directoryで全エージェントのアクセス範囲を定期的に監査する
  4. 実行ログ(アクティビティ)を確認し、意図しない情報が出力されていないかチェックする

Notionはエージェント経由のプロンプトインジェクション対策として、想定外の外部リンクへアクセスする前に確認を求める仕組みや、不審なリンクをフラグ表示する機能を実装しています。

参考:Custom Agents security features|Notion Help Center

Notion AIエージェントのよくある質問

導入を検討する際によく寄せられる疑問をQ&A形式で整理しました。

無料プランでも使えますか? 使えません。FreeプランとPlusプランはNotion AIのトライアル利用にとどまり、カスタムエージェントの作成・実行にはBusinessプラン以上の契約が必要です。

従来のNotion AI(Notion Agent)との併用は可能ですか?

可能です。対話型のNotion Agentと自律実行型のカスタムエージェントは別機能として共存しており、日常的な文章作成にはNotion Agent、定型業務の自動処理にはカスタムエージェントという使い分けが実務的です。

日本語に対応していますか?

Notion自体は2022年11月に日本語版が正式リリースされており、日本語インターフェースでのエージェント設定や、日本語での指示文入力に対応しています。

エージェントの実行ログは確認できますか?

確認できます。各エージェントの実行内容はアクティビティタブに記録され、何がトリガーになり、どのような処理を行ったかを編集権限を持つユーザーや管理者が確認できます。

エージェントが誤った処理をした場合、元に戻せますか?

元に戻せます。エージェントによる変更はNotionのページ履歴(バージョン履歴)に記録されるため、誤操作があった場合も過去の状態に復元できます。

Slack以外のツールとも連携できますか?

可能です。Notion Mail・Notion Calendarに加え、MCP経由でGitHub・Asana・Linear・Figma・HubSpotなどと連携できます。対応アプリは順次拡充されているため、自社ツールが含まれているかはNotion公式の連携アプリ一覧で確認するとよいでしょう。

Notion AIエージェントで定型業務を自動化するために

Notion AIエージェント(カスタムエージェント)は、トリガーを設定するだけで社内FAQ対応や週次レポート生成といった定型業務を自律的に処理できる機能です。利用にはBusinessプラン以上の契約とNotionクレジットの従量課金が必要で、権限はエージェントごとに独立して設計されます。まずは小規模なエージェントを試し、クレジット消費量と工数削減のバランスを確認しながら導入範囲を広げていくとよいでしょう。


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