• 作成日 : 2026年2月25日

GitHub Copilotは日本語で使える?対応状況・設定方法・注意点を解説

PointGitHub Copilotは日本語に対応している?

GitHub Copilotは日本語でも使えますが、精度は「書き方」と「設定」で差が出ます。

  • 対応状況:日本語コメント・指示でも提案は出ますが、曖昧だと意図がズレやすくなります。
  • 設定:IDEの日本語UIとCopilot Chatの応答言語を確認。表示が混ざる場合は再起動や拡張機能の有効化も見直します。
  • 書き方:目的→前提→条件→入出力例で具体化し、タスクは小さく分割。「なるべく」など曖昧語は避けます。

GitHub Copilotは、日本語のコメントや指示文でも十分に実用的に使えます。重要なのは、「日本語でどこまで意図が伝わるのか」を理解したうえで、曖昧さを抑えた書き方や設定に整え、普段の開発スタイルを大きく変えずに活用することです。

この記事では、GitHub Copilotの日本語の対応状況、設定方法、使い方のコツをまとめて解説します。

広告

※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。

広告
経理現場で役立つ!AIツール使い分けガイド

AIを使いたくてもChatGPTやGeminiなど色々あり、それぞれにどんな特徴があるのか?どういったことが得意なのか?などわからずお困りではないでしょうか。

具体的な活用方法もご紹介しておりますので、まずは簡単に使ってみたい、そんな方におすすめの一冊です。

経理現場で役立つ!AIツール使い分けガイド
無料でダウンロードする

GitHub Copilotは日本語で使える?対応状況を解説

GitHub Copilotは日本語での質問・指示・コメントを入口にしてコード提案や説明を受ける運用が可能です。特にチャット機能は自然言語でのやり取りに強く、コードの説明、修正案、テスト生成など幅広い依頼に対応できます。

一方で、実務で迷いやすいのは「日本語で書いた指示が、どの程度“意図どおり”に伝わるのか」という点です。ここを最初に押さえておくと、英語が苦手でも挫折しにくくなります。

日本語対応が注目される背景

日本語のまま作業できると、導入直後の心理的負担が大きく下がります。

GitHub Copilotは導入手順こそシンプルですが、実際には「どの場面で使うか」「どの粒度で指示するか」「レビューでどう扱うか」といった運用面でつまずきがちです。だからこそ、普段どおり日本語で仕様を整理し、その延長でAIに依頼できる点が注目されています。

また、最近は“コード補完”だけでなく、IDE上のチャットで設計相談・調査・説明・修正提案まで行う流れが一般化しつつあります。英語に抵抗がある人ほど、まず日本語で相談できる状態を作るだけで試行回数が増え、結果として使い方が安定しやすくなります。

日本語コメントの認識精度と実用性の目安

日本語コメントは“実用レベルだが、書き方で精度が変わる”というのが目安です。

体感の精度はプロジェクトや依頼内容で変わりますが、傾向としては次のように整理できます。

  • 得意になりやすい
    短い要件、定型的な処理、既存コードの説明、関数単位の修正、テストのたたき台
  • 工夫が必要になりやすい
    仕様が曖昧、例外条件が多い、非機能要件(性能・セキュリティ)を強く満たしたい、ドメイン知識が濃い

ポイントは、日本語かどうか以前に、要件が不足していたり曖昧だったりすると回答がブレやすいことです。GitHub Copilot側も「曖昧さを避け、具体的に、分解して依頼する」ことを推奨しています。

出典:GitHub ドキュメント「GitHub Copilot の使用に関するベストプラクティス」

実用性を早く見極めるには、まず次の3点を“日本語で”試すのが効率的です。

説明:この関数は何をしている?境界条件は?

提案:この実装の改善案を出して。例外処理も含めて。

生成:この仕様の関数を作って。入力/出力例はこれ。

ここで返ってくる内容が薄いと感じたら、英語に切り替える前に、日本語の指示を“条件・制約・例”で補強するだけで改善するケースが多いです。

広告

この記事をお読みの方におすすめのガイド4選

続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。

※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。

AI活用の教科書

AI活用の教科書

経理・人事・経営企画といった企業の基幹業務における具体的なユースケースをご紹介。

さらに、誰もが均質な成果を出せる「プロンプトのテンプレート化」や、安全なガバナンス構築など、個人利用から企業としての本格活用へステップアップするためのノウハウを凝縮しました。

無料ダウンロードはこちら

人事労務担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ14選

Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ14選

人事労務業務に特化!人事労務・採用担当者がChat GPTをどのように活用できるのか、主なアイデアを14選まとめたガイドです。

プロンプトと出力内容も掲載しており、PDFからコピペで簡単に試すことも可能です。

無料ダウンロードはこちら

経理担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ12選

経理担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ12選

経理業務に特化!経理担当者がChat GPTをどのように活用できるか、主なアイデアを12選まとめたガイドです。

お手元における保存版としてはもちろん、従業員への印刷・配布用としてもぜひご活用ください。

無料ダウンロードはこちら

法務担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ12選

法務担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ12選

法務担当者がchat GPTで使えるプロンプトのアイデアをまとめた資料を無料で提供しています。

chat GPT以外の生成AIでも活用できるので、普段利用する生成AIに入力してご活用ください。

無料ダウンロードはこちら

GitHub Copilotで日本語を使うための設定方法は?

設定は大きく分けて2つあります。

1つ目はIDEにCopilotを導入して使える状態にすること、2つ目は表示言語やチャットの応答ロケールを日本語に寄せることです。環境によって画面は多少異なりますが、考え方は共通です。

前提として、GitHub Copilotは利用するIDEごとに拡張機能を入れて使います。公式ドキュメントでも、各IDE向けの導入手順が案内されています。

言語設定を変更する手順

チャットの応答言語を日本語寄りにしたい場合、まず“ロケール指定”を確認します。

特に Visual Studio Code では、Copilot Chatの応答ロケールを指定できる設定があります。

設定名(例)

github.copilot.chat.localeOverride

値をauto(既定)から、必要に応じてjaに切り替えるイメージです。VS Codeの設定リファレンスでも、チャットのロケール指定が明記されています。

実務的には次のどちらかが扱いやすいです。

  • auto:VS Code全体の表示言語に合わせる(基本はこれで十分)
  • ja:Copilot Chatの応答だけ日本語に寄せたい(チームで統一したい場合にも便利)

また、IDEチャットの基本操作はVS Codeのガイドにまとまっています。導入直後はどこで会話するかが迷いどころなので、一度流れを確認しておくとスムーズです。

日本語UI・メニューを表示する設定方法

IDEのメニューを日本語化すると、設定で迷いにくくなります。

VS Codeの場合、日本語言語パックを入れて表示言語を切り替えるのが基本です。Marketplaceの説明でも、コマンドから表示言語を選び直せるとされています。

出典:Visual Studio マーケットプレイス「Visual Studio Code 用日本語言語パック」

メニュー表示の設定手順は以下のとおりです。

  1. 日本語言語パックをインストール
  2. コマンドパレットで「表示言語の構成(Configure Display Language)」を開く
  3. 日本語(ja)を選んで再起動

JetBrains 系IDE(例:IntelliJ IDEAなど)でも、日本語化は“言語パックを入れるのが一般的です。どのIDEでも、UIが日本語になるだけで設定画面の項目名が読めるようになり、導入直後のストレスが減ります。

日本語表示にならない場合の確認ポイント

「日本語で使っているつもりなのに英語が混ざる」という場合、原因はほとんどが設定か再起動不足です。落ち着いて次を順に確認すると解決しやすくなります。

  • 言語パック導入後に再起動したか(UI言語は再起動が必要なことが多い)
  • Copilot Chatのロケールがautoのままか(必要ならja指定も検討)
  • IDEや拡張機能が最新か(特定バージョンで翻訳が混在する既知事象が出ることもある)
  • 拡張機能が正しく有効化されているか(Copilot本体・Chat機能の導入漏れがないか)

それでも英語が返ってくる場合は、設定とは別に依頼文が短すぎて意図が伝わっていないケースもあります。

GitHub Copilotを日本語で使うメリットは?

日本語運用のメリットは、楽になるだけではありません。要件の精度が上がりやすいこと、チーム内で認識を揃えやすいことが、実務では大きく効いてきます。

日本語コメントを起点にコード生成を行いやすい

日本語コメントは“仕様の置き場”として強力で、Copilotの入口として相性が良いです。たとえば既存コードに次のような日本語コメントを添えるだけで、依頼のブレが減ります。

目的:何を実現したいか

制約:使ってよいライブラリ、計算量、例外処理の方針

入出力:入力例と期待する出力例

コメントを起点にする利点は、会話の中で要件が散らばらないことです。チャットで相談する場合も、対象ファイルや関数をコンテキストに加えると話が噛み合いやすくなります。

さらにチーム開発では、「その場の会話」より「コード上の説明」が後から効きます。日本語で“意図”を残し、Copilotにはそれを材料にしてもらう流れが作れると安定します。

英語前提の心理的ハードルを下げられる

最初の一歩が軽くなるのが、日本語運用においてわかりやすい価値です。英語で指示を書くのが苦手だと、言い回しが正しいかを気にして試行回数が減りがちです。しかし実際には、Copilotが価値を出すのは“試行回数”のほうです。

そこでおすすめなのが、次のような割り切りです。

  • 最初は日本語で相談してOK(理解・分解・方針決めを早くする)
  • コードの識別子やAPI名はそのまま(英語のまま)扱う
  • 必要なら最後に「出力だけ日本語で」などを添える

Copilotのベストプラクティスも、「タスクを分解する」「要件を具体的にする」「例を渡す」といった“構造化”を重視しています。日本語でも同じで、英語が苦手でも取り入れやすい改善策です。

仕様共有・レビュー時の認識ズレを抑えやすい

日本語で仕様を先に固定できると、レビューが速くなります。生成されたコードは最終的に人が読んで判断します。レビューで効くのは、何を満たせばOKかが明確であることです。

日本語運用のコツは、コメント・PR説明・テスト観点を同じ方向に揃えることです。たとえば次のように“レビューで見たい観点”を日本語で書き、そのままCopilotにも依頼します。

  • 「例外時は○○のエラーを返す」
  • 「境界値はこの3パターンをテストする」
  • 「ログには個人情報を出さない」

上記のように依頼しておくと、Copilotの提案がそのまま採用されない場合でも、要件が文章として残るため後工程が楽になります。

GitHub Copilotを日本語で使う際の注意点は?

結論はシンプルで、日本語でも英語でも、生成物は“確認して採用する”前提にすることです。Copilotをチームの力として安定運用するための基本動作です。

生成されたコードは必ず内容を確認・検証する

提案を受け取ったら、次の3点だけは必ず確認すると決めておくと運用が崩れません。

仕様:要件を満たしているか(入力・出力・例外)

安全性:想定外入力で落ちないか、権限や機密に触れていないか

保守性:命名、責務の分離、テストのしやすさ

特にチャットで「直して」「最適化して」と頼むほど変更範囲が広がりやすいため、差分の読み合わせはルール化すると安心です。VS Codeのチャットは編集モードで複数ファイルの修正提案を扱えるため、便利なぶん“確認の型”が重要になります。

検証方法は難しく考えず、まずは「テストを追加してから変更する」「入力例を増やす」だけでも効果があります。

指示文・コメントはできるだけ具体的に書く

日本語で精度を上げる最短ルートは、“具体化”です。Copilotの推奨事項でも、要件を具体的に、例を示し、複雑な依頼は分解することが挙げられています。

出典:GitHub ドキュメント「GitHub Copilot の使用に関するベストプラクティス」

日本語のまま使える“型”を用意すると安定します。

おすすめの指示テンプレ(日本語)

目的:何をしたいか(1文)

前提:対象ファイル/関数、利用技術、制約

仕様:入力、出力、例外、境界条件

期待:テスト、ログ、可読性などの条件

たとえば「ログイン周りを直して」ではなく、次のように書きます。

目的:ログインAPIのエラーハンドリングを統一したい

仕様:401はメッセージ固定、429はリトライ案内、その他は共通エラー

期待:例外系のテストを3ケース追加して

さらに、依頼を小さく切るのも効果的です。

まず「現状の問題点を説明して」

次に「修正方針を3案出して」

最後に「方針2でコードを書いて」

上記のような順番にすると、日本語でも“会話の分岐”が減り、意図が揃いやすくなります。

日本語特有の曖昧な表現による誤解に注意する

曖昧語を減らすだけで、体感の当たり率が上がります。日本語は便利な反面、次のような表現が混ざると解釈が分岐しやすいです。

  • 「いい感じに」「なるべく」「適宜」「よしなに」
  • 「安全に」「速く」「きれいに」(基準が不明)
  • 「普通は」「一般的に」(前提が揃っていない)

避け方はシンプルで、曖昧語を測れる条件に置き換えます。以下のように置き換えると、英語に自信がなくても意図を伝える力そのものが上がり、GitHub Copilotの日本語の運用が楽になります。

曖昧な依頼置き換え例(日本語)
速くして「N=10万で2秒以内」「SQLのインデックスを使う」
安全にして「入力バリデーション」「権限チェック」「ログに機密を出さない」
きれいにして「責務を分割」「関数を30行以内」「命名規則を統一」

GitHub Copilotの日本語対応力を引き出す3つの鉄則:具体化・分解・例示

GitHub Copilotは日本語でも活用でき、特に日本語コメントや日本語の指示を起点にすると導入直後のハードルを下げられます。設定面ではIDEの日本語UI化に加え、Copilot Chatのロケールを必要に応じて調整すると安定しやすいです。あとは、日本語のままでも「具体化・分解・例示」を徹底するだけで、GitHub Copilotの日本語の実用性は大きく向上します。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。

関連記事