- 作成日 : 2026年9月28日
Perplexity Labs(Create files and apps)とは?使い方や料金、Search・Deep Researchとの違いを解説
Perplexity Labsは、WebリサーチからレポートやスプレッドシートなどのAI成果物作成までをプロンプト一つで自律処理するAIエージェント機能です。
- Proプラン以上で利用可(月額20ドル〜)
- PPTX・XLSX・PDFでのエクスポートに対応
- SearchやDeep Researchより複雑な成果物の作成に特化
Q. 無料プランでPerplexity Labsは使えますか?
A. 使えません。Proプラン(月額20ドル)以上への加入が必須です。
Perplexity Labsは、Web調査から資料作成までをプロンプト一つで自律的に処理するAIを活用した成果物作成機能です。本記事では、Perplexity Labsの使い方や料金プラン、SearchやDeep Researchとの違い、バックオフィス業務での活用法までを整理して解説します。導入を検討する際の判断材料としてお役立てください。
なお、Perplexity Labsは現在、Create files and appsと名称が変更されています。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
Perplexity Labsとは?
Perplexity Labsは、Web上のリサーチから成果物の作成・公開までを一つのプロンプトで自律処理してくれるAIエージェント機能です。調査と資料作成を別々のツールで行っていた従来の業務フローを、単一のワークフローに集約できる点が特徴です。
現行Perplexity Labsの基本情報
現行のPerplexity Labsは、Perplexity Proプラン利用者向けに提供されている機能です。同社が世界初のアンサーエンジンを立ち上げてから2年半が経過した2025年5月29日、Pro利用者はWeb・iOS・Androidの入力バーにあるモードセレクターからLabsを利用開始できるようになりました。マーケティング資料の作成から事業財務の分析まで、幅広い業務・個人プロジェクトの完了を支援するツールとして位置づけられています。
参考:Perplexity Labsを紹介します|Perplexity公式ブログ
旧「labs.perplexity.ai」との違い
検索すると過去の別サービスと混同しやすい点に注意が必要です。かつて同名で提供されていたのは、オープンソースの大規模言語モデル(LLM)を試せるプレイグラウンド(テスト環境)でした。
当時のPerplexity Labsは、自社のオンラインLLMであるpplx-7b-onlineやpplx-70b-onlineなどにアクセスできるプレイグラウンドとして位置づけられていました。現在、labs.perplexity.aiへアクセスすると公式サイトのトップページへ転送される仕様になっており、単独サービスとしては提供されていないことが確認できます。両者の違いを整理すると次のとおりです。
| 項目 | 旧labs.perplexity.ai | 現行Perplexity Labs |
|---|---|---|
| 対象ユーザー | 開発者・AI研究者 | Proプラン契約者 |
| 料金 | 無料 | Proプラン以上に含まれる |
| 主な用途 | LLMモデルの試用・比較 | リサーチから成果物生成までの自動化 |
| 現在の状況 | 単独提供は確認できず | 提供中 |
古い解説記事には旧サービスの情報が混在しているケースがあるため、「Perplexity Labs=リサーチから資料作成までを自律処理するAIエージェント機能」という認識に更新しておくとよいでしょう。
この記事をお読みの方におすすめのガイド4選
続いてこちらのセクションでは、この記事をお読みの方によく活用いただいている人気の資料・ガイドを簡単に紹介します。すべて無料ですので、ぜひお気軽にご活用ください。
※記事の内容は、この後のセクションでも続きますのでぜひ併せてご覧ください。
AI活用の教科書
経理・人事・経営企画といった企業の基幹業務における具体的なユースケースをご紹介。
さらに、誰もが均質な成果を出せる「プロンプトのテンプレート化」や、安全なガバナンス構築など、個人利用から企業としての本格活用へステップアップするためのノウハウを凝縮しました。
人事労務担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ14選
人事労務業務に特化!人事労務・採用担当者がChat GPTをどのように活用できるのか、主なアイデアを14選まとめたガイドです。
プロンプトと出力内容も掲載しており、PDFからコピペで簡単に試すことも可能です。
経理担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ12選
経理業務に特化!経理担当者がChat GPTをどのように活用できるか、主なアイデアを12選まとめたガイドです。
お手元における保存版としてはもちろん、従業員への印刷・配布用としてもぜひご活用ください。
法務担当者向け!Chat GPTの活用アイデア・プロンプトまとめ12選
法務担当者がchat GPTで使えるプロンプトのアイデアをまとめた資料を無料で提供しています。
chat GPT以外の生成AIでも活用できるので、普段利用する生成AIに入力してご活用ください。
Perplexity Labsの主な機能は?
Perplexity Labsの強みは、調査・整理・可視化・共有までを一つのワークフロー内で完結できる点にあります。検索して情報をコピーし、表計算ソフトに転記し、スライドにまとめるといった複数ツールをまたぐ作業を、自動化できます。
代表的な機能は次のとおりです。
- レポート自動作成:Web横断リサーチの結果をもとに、出典リンク付きのレポートを生成
- スプレッドシート生成:収集したデータを表形式に整理し、比較表などに活用
- ダッシュボード構築:グラフやチャートを含む可視化ページを作成
- 簡易Webアプリの生成:FAQチャットボットや入力フォームなどを作成し、公開用URLを発行
- スライドショー生成:調査内容をプレゼン形式に変換
たとえば「国内シェア上位のクラウド会計ソフトの料金プランと機能を比較して、スプレッドシートにまとめて」とプロンプトを入力すると、Web上の情報を収集したうえで比較表を自動生成します。「この表をダッシュボードにして」と追加で指示すれば、グラフ付きの可視化ページも作成できます。
Perplexity LabsとSearch・Deep Researchの違いは?
Perplexity Labsと混同されやすいのが、同じPerplexity上で利用できるSearchとDeep Researchです。三者は処理の深さと出力形式が異なり、目的に応じて使い分けるのがポイントです。
| モード | 向いている場面 | 処理の特徴 |
|---|---|---|
| Search | 日常的な検索や質問 | Web検索をもとに、出典付きの回答をすばやく生成 |
| Deep Research | 複雑なテーマの詳細調査 | 数十回の検索や多数の情報源の確認を自律的に行い、包括的なレポートを生成 |
| Create files and apps(旧Labs) | 資料やアプリなどの成果物作成 | リサーチやコード実行などを活用し、文書・表計算・プレゼン・ダッシュボード・Webアプリなどを作成 |
Perplexity自身の説明によると、Deep Researchは詳細な質問への包括的な回答を得るための最速の方法であり通常3〜4分で完了する一方、Perplexity Labsはより長い時間をかけて高度なファイル生成やミニアプリ作成といった追加ツールを活用できるように設計されています。
Searchは「今すぐ答えがほしい」ときに使う
Searchは従来の検索エンジンに近い感覚で使えるモードです。特定の事実をすばやく確認したい場面に向いており、回答は数秒で返ってきます。
Deep Researchは「テーマを深掘りする調査」に向いている
Deep Researchは、一つのテーマについて多角的に掘り下げるモードです。数十以上のWebソースを自動で巡回し、長文のリサーチレポートにまとめてくれますが、出力はテキストベースのレポートが中心で、表やグラフの生成そのものは主目的としていません。
Labsは「成果物の作成まで完結する」
Labsが他の2モードと異なるのは、調査で終わらず成果物まで自律的に仕上げる点です。リサーチ結果をスプレッドシートに整理する、ダッシュボードで可視化する、Webアプリとして公開するといった「アウトプット」まで含めて自動化できます。
Perplexity Labsの使い方は?
Perplexity Labsを使い始めるには、Proプラン以上への加入とモード選択という2つのステップで準備が整います。操作画面はシンプルなため、AIツールに不慣れな方でも扱いやすい設計です。
STEP1:Proプラン以上に登録する
まず、Perplexity公式サイトでアカウントを作成し、ProプランまたはMaxプランに登録します。無料プランではLabsを利用できないため、有料プランへの加入が前提条件になります。
STEP2:入力欄のメニューから「Create files and apps」を選択
Perplexityの入力欄にあるモード選択メニューから「Create files and apps」を選択します。「Labs」という名称は現在の公式案内では主に「Create files and apps」へ変更されているため、画面上に「Labs」が表示されない場合でも同機能が廃止されたわけではありません。
STEP3:作りたい成果物をプロンプトで指定する
プロンプト入力欄に、調査対象と出力形式を具体的に入力します。プロンプトの書き方次第で成果物の精度が大きく変わるため、次のような要素を盛り込むとよいでしょう。
- 調査対象の範囲(業界・地域・期間など)
- 出力形式の指定(スプレッドシート、ダッシュボード、レポートなど)
- 比較軸や評価項目(料金・機能・サポートなど)
- 想定する読み手や用途(経営会議向け、クライアント提出用など)
プロンプト例は次のとおりです。
国内シェア上位のクラウド会計ソフトの月額料金・対応帳簿・サポート体制をスプレッドシートで比較して
漠然とした指示より、比較軸や出力形式を明示したプロンプトのほうが、実務で使える成果物につながりやすくなります。プロンプトエンジニアリングの基本である「範囲」「形式」「評価軸」「用途」の4点を意識すると、修正の手間を減らせます。
STEP4:自律処理の進捗を確認する
プロンプト送信後、Labsは自律的にリサーチと成果物生成を進めます。処理中は画面上に進捗状況が表示され、どの段階にいるかをリアルタイムで把握できます。
STEP5:成果物を確認し、追加指示で調整する
生成された成果物を確認し、必要に応じて追加の指示を出します。フォローアッププロンプトで別の形式や要約版をリクエストすれば、最初からやり直す必要はありません。
Perplexity Labsの料金プランは?
Perplexity Labsは無料プランでは利用できず、Proプラン以上の契約が必要です。プランによってLabsの利用可否や上限回数が異なるため、自社の利用頻度に合わせて選ぶことが重要です。
| プラン | 月額料金の目安 | Labsの利用可否 |
|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 利用不可 |
| Pro | 20米ドル(年払いは200米ドル) | 利用可(月あたりの利用回数に上限あり) |
| Max | 200米ドル(年払いは2,000米ドル) | 無制限で利用可 |
| Enterprise Pro | 40米ドル(ユーザーあたり) | チーム利用向けに提供 |
無料プランではPerplexity Labsを利用できない
無料プランではPerplexity Labsを利用できません。Labs機能は無料版では利用できず、Proプランでは月間制限があるものの利用でき、Maxプランではよりその上限を拡大して利用できるとされています。日常的な調べ物であれば無料プランでも十分ですが、資料作成まで自動化したい場合はProプラン以上への加入が前提になります。
ProプランとMaxプランはどちらを選ぶべきか
月に数回程度の利用であればProプランで足りますが、日常的にLabsを使い倒したい場合はMaxプランが選択肢になります。Perplexity Pro(月額20ドル)で提供されているLabs機能は、Maxプランではより利用上限を拡大して利用できる仕様です。
なお、ビジネス利用を想定している場合は月50回利用できるEnterprise Pro、または500回の利用ができるEnterprise MAXの利用しましょう。Perplexityの利用規約では、個人向けプランは個人的かつ非商用目的でのみ利用が認められています。利用頻度が読めない導入初期はProプランから試し、業務での定着度合いを見てMaxへの切り替えを検討するのが現実的でしょう。
Perplexity Labsの中小企業バックオフィス活用法は?
Perplexity Labsは、経営ダッシュボード作成・社内FAQアプリ構築・競合調査の一括整理という3つの領域で、バックオフィス業務を効率化できます。いずれも「調べてまとめる」作業が多い部門ほど、工数削減の効果を実感しやすいでしょう。
経営ダッシュボードを自動で作成する
毎月の試算表データをLabsに読み込ませ、売上推移や経費内訳をダッシュボード化するよう指示すれば、グラフ付きの経営資料を短時間で作成できます。表計算ソフトで手作業でグラフを作り、スライド資料に貼り付けるという工程を省略できる点がメリットです。急な資料作成依頼にも短時間で対応できるのは、実務上の大きな利点といえます。経理・財務分野における生成AI活用の全体像は、以下もあわせて参考にしてください。
社内FAQアプリをノーコードで公開する
就業規則や経理マニュアルなどの社内文書をLabsに読み込ませると、社員が質問を入力して回答を得られる簡易FAQアプリを作成できます。Webアプリとして社内共有用のURLがそのまま発行されるため、開発スキルがなくても公開まで完了します。有給休暇の繰り越し上限や出張旅費の精算期限といった定型的な問い合わせへの個別対応を減らせる点は、少人数運営のバックオフィスにとって効果が大きいでしょう。
競合調査をスプレッドシートに一括整理する
新規事業立ち上げ時に発生する競合調査も、Labsが得意とする領域です。競合各社のサービス内容・価格帯・対象顧客を比較するようプロンプトを入力すれば、Web上の公開情報を横断的に収集し比較表に整理してくれます。各社サイトを一件ずつ開いて情報を転記していた作業を1回のプロンプトで済ませられる点は、大きな効率化につながります。ただし、Web上に公開されていない社内データや有料データベースの内容は収集対象外であるため、あくまで公開情報ベースの初期調査として位置づけるのが現実的です。
Perplexity Labs導入のコスト効果は?
Perplexity Labsを含むEnterprise Proプランの投資対効果は、現在リサーチや資料作成にかけている時間・外注費と比較すると判断しやすくなります。競合調査の外部委託には相応の費用と日数がかかり、自社対応でも数時間規模の人件費が発生するのが一般的です。Labsで同等の初期調査を短時間の待ち時間で処理できるなら、月に数回の調査業務があるだけで月額料金分の価値を回収しやすくなります。
自社で繰り返し発生している「調べてまとめる」業務を洗い出し、月に何件・何時間かかっているかを書き出してみると、導入の投資対効果を判断しやすくなるでしょう。バックオフィス向けSaaS全般の選び方や導入メリットについては、以下の記事も参考になります。
生成した成果物はPPTXやXLSXで出力できる?
現在のPerplexity Labsは、レポート・プレゼンテーション・スプレッドシートを主要な業務ファイル形式でエクスポートできます。かつては成果物がHTML形式中心でファイル変換が必要という声もありましたが、公式ヘルプセンターによると対応形式が拡充されています。
プレゼンテーションはPPTXとHTML、ドキュメントはPDFとDOCX、スプレッドシートはXLSXに対応しており、生成した成果物はダウンロード・共有・Web上でのプレビューが可能です。
| 成果物の種類 | 対応エクスポート形式 |
|---|---|
| プレゼンテーション | PPTX・HTML |
| ドキュメント・レポート | PDF・DOCX |
| スプレッドシート | XLSX |
| 簡易Webアプリ | HTML |
参考:Perplexityでアセットを作成する:概要|Perplexity Help Center
社内で「PowerPointやExcelで提出してほしい」という要望がある場合も、フォローアッププロンプトで形式を指定すれば、最初から作り直さずに対応できます。
Perplexity Labsに関するよくある質問
Perplexity Labsに関するよくある質問をまとめました。
Q. Perplexity LabsはProプランに加入していなくても使えますか?
A. 使えません。無料プランではLabs機能自体が提供されておらず、Proプラン以上の契約が前提です。なお、業務利用を前提とする場合は、Enterprise版の契約が必要です。
Q. Perplexity Labsの処理にはどれくらい時間がかかりますか?
A. 公式の説明では10分以上が目安とされ、3〜4分で完了するDeep Researchよりも処理時間は長めです。ただし、これは2025年時点の目安であるため、現在はそれ以下である可能性もあります。
なお、作成する成果物や処理内容によって所要時間は異なります。
Q. 生成したレポートやスプレッドシートはPPTXやXLSXでダウンロードできますか?
A. 現在は公式にPPTX・XLSX・DOCX・PDFなどでのエクスポートに対応しています。
Q. Proプランで使えるLabsの利用回数に上限はありますか?
A. Proプランでは月あたりの利用回数に上限が設けられているとされ、無制限に使いたい場合はMaxプランが選択肢になります。
Q. Perplexity ComputerとLabsは同じ機能ですか?
A. 別の機能です。Perplexity Computerは2026年に登場したMaxプラン向けの上位エージェント機能で、複数のAIモデルを組み合わせた高度な調査に対応しており、Labsとは位置づけが異なります。
Perplexity Labsを業務効率化に取り入れるために
Perplexity Labsは、Webリサーチから成果物の作成・公開までをプロンプト一つで自律処理する成果物生成機能です。SearchやDeep Researchでは得られない「アウトプットまでの自動化」が強みで、経営ダッシュボード作成や競合調査の整理に活用できます。業務に取り入れる場合は、まずEnterprise Proプランに登録し、調査範囲と出力形式を具体的に指定したプロンプトから試してみるとよいでしょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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