- 作成日 : 2025年11月13日
ChatGPT公式アプリの使い方とは?本物の見分け方、PC版、おすすめアプリまで解説
ChatGPTには、開発元であるOpenAIが提供する、安全な公式のスマートフォンアプリとPCアプリがあります。これらを活用すれば、Webブラウザを開く手間なく、より手軽で快適にAIとの対話が可能です。
しかし、アプリストアには多くの非公式アプリも存在するため、どれが「本物」か見分けることが非常に重要です。この記事では、ChatGPT公式アプリの正しい見分け方から、具体的な使い方、無料での利用範囲、そしてPC(Windows/Mac)版アプリやブラウザ版との違いまで、2025年9月現在の最新情報をもとに分かりやすく解説します。
目次
偽物に注意!ChatGPT公式アプリの正しい見分け方
ChatGPTアプリをインストールする上で最も重要なのは、開発元が「OpenAI」であることを確認することです。非公式の偽アプリは、広告が過剰に表示されたり、個人情報を抜き取られたりするリスクがあるため、必ず公式アプリを選んでください。
「本物」のアプリを見分ける3つのポイント
- 開発元(提供元)を確認する:
App Store (iPhone)やGoogle Play (Android)のアプリ詳細ページで、開発元(Developer/Provider)が「OpenAI」と明記されていることを必ず確認します。これが最も確実な見分け方です。 - アプリ名とアイコンを確認する:
公式アプリの名称は、シンプルに「ChatGPT」です。「AIチャット」などの余計な言葉が付いているものは非公式アプリの可能性が高いです。アイコンも、OpenAIの公式ロゴ(黒地に白い幾何学模様)であることを確認しましょう。 - レビュー数と評価を確認する:
公式アプリは世界中で数億回以上ダウンロードされており、非常に多くのレビューが寄せられています。レビュー数が極端に少ない、または不自然な高評価ばかりのアプリは注意が必要です。
ChatGPTアプリは無料で使えるか?
ChatGPTの公式アプリは、ダウンロードも基本的な機能の利用も無料です。Webブラウザ版と同様に、最新の高性能モデル「GPT-5」や「GPT-4o」を回数制限付きで利用できます。
アプリ内での有料プラン(ChatGPT Plus)へのアップグレード
アプリ内から、月額20ドルの有料プラン「ChatGPT Plus」にアップグレードすることも可能です。有料プランに登録すると、GPT-4oの利用回数制限が大幅に緩和され、最新のGPT-5など、より高性能なモデルや、サーバー混雑時でも優先的にアクセスできるようになります。ただし、支払いはAppleやGoogleの決済システムを経由するため、Webサイトからの登録とは手順が若干異なる場合があります。
ChatGPTアプリの基本的な使い方
公式アプリは、直感的な操作で誰でも簡単に利用できます。テキスト入力だけでなく、スマートフォンならではの機能も搭載されています。
テキストでの対話
基本的な使い方はブラウザ版と同じです。画面下部の入力ボックスに、日本語で質問や指示を入力して送信するだけで、AIとの対話が始まります。過去の会話履歴は、Webブラウザ版と自動で同期されます。
音声での会話機能
入力ボックスの横にあるヘッドフォンアイコンをタップすると、音声会話モードが起動します。スマートフォンに話しかけるだけで、AIが人間の声で応答してくれるため、移動中や手が離せない時でも手軽に利用できます。この機能は無料プランでも搭載されていますが、利用回数や優先度には制限があります。
カメラを使った画像認識機能
入力ボックスの横にあるカメラアイコンやクリップアイコンを使えば、スマートフォンのカメラで撮影した写真や、保存されている画像をAIに送信できます。「この写真に写っている花の名前は何ですか?」「このグラフを読み取って要約して」といった使い方が可能です。無料プランでも画像・ファイルのアップロードが利用可能です。
PC(Windows/Mac)版デスクトップアプリはあるか?
スマートフォンアプリに加えて、PC向けの公式デスクトップアプリも提供されています。 これにより、Webブラウザを開かなくても、PC上でより素早くChatGPTを呼び出すことができます。
macOS版とWindows版の提供状況
- macOS版:先行してリリースされており、Appleシリコン搭載のMacで快適に動作します。Intel版Macには対応していないので、その点は注意しましょう。
- Windows版:2024年10月に一般提供が開始され、Windows 10およびWindows 11向けにも公式アプリが提供されており、2025年9月現在も広く利用可能です。
どちらもOpenAIの公式サイトからダウンロードできます。
デスクトップアプリを導入するメリット
デスクトップアプリの最大のメリットは、ショートカットキー(例: Windowsでは Alt+Space、macOSではOption+Space)でPC上のどの作業中からでも瞬時に呼び出せる点です。作業中の画面をスクリーンショットで撮影し、そのままAIに質問するといった、OSと連携したシームレスな使い方が可能になります。なお、ショートカットの操作は、機種やOSのバージョンなど利用環境によっても異なる場合があります。
アプリ版とブラウザ版の主な違いは?
アプリ版とブラウザ版は、基本的なAIとの対話機能は共通していますが、それぞれにメリットがあります。利用シーンに応じて使い分けるのがおすすめです。
アプリ版のメリット
- 操作性:スマートフォンやPCのOSに最適化されており、起動が速く動作も軽快です。
- 音声・カメラ連携:音声入力の応答性が高く、スマートフォンのカメラ機能を活用した対話がスムーズに行えます。
- 利便性:ショートカットキー(PC)やウィジェット(スマホ)から、素早くアクセスできます。
ブラウザ版のメリット
- 拡張機能の利用:Google Chromeなどの拡張機能(翻訳、文章校正ツールなど)と組み合わせて併用できます。
- 最新機能へのアクセス:新しい機能やUI(ユーザーインターフェース)の変更は、Webブラウザ版に最も早く実装される傾向があります。
- インストールの手間がない:ソフトウェアをインストールする必要がなく、どのPCからでもログインすればすぐに同じ環境で利用できます。
おすすめのChatGPT関連アプリは?
基本的には、セキュリティと機能面からOpenAIの公式「ChatGPT」アプリが最もおすすめです。その上で、特定の目的に特化した、信頼できる企業のアプリを併用するのが良いでしょう。
① ChatGPT公式アプリ(最も安全で基本的)
何よりもまず、公式アプリの利用を推奨します。開発元であるOpenAIが直接提供しているため、セキュリティが最も高く、最新のAIモデルを直接利用できます。これが全ての基本となるアプリです。
② Microsoft Copilotアプリ(検索や画像生成に強い)
Microsoftが提供する公式のAIチャットアプリです。多くの場合、ChatGPTと同じOpenAIの最新モデルを搭載しており、Bing検索と連携しているため、Web上の最新情報に基づいた回答を得意とします。また、無料で利用できる画像生成機能も強力です。情報検索や画像作成を主な目的で使いたい場合に特におすすめです。
③ Perplexity AIアプリ(出典付きの回答を得たい場合に)
「アンサーエンジン」をコンセプトにしたアプリです。質問に対して、Web上のどの情報を基に回答を生成したか、出典元を明記してくれるのが最大の特徴です。ただし、 Perplexity AI は、厳密にはChatGPTだけを搭載した関連アプリではありません。 OpenAIのGPTモデルを含む複数の大規模言語モデル(LLM)を活用しており、ChatGPTとは異なる独自の検索・要約システムを備えています。情報の正確性を確認したい、レポートや論文作成のためのリサーチを行いたい、といった場合に非常に役立ちます。
④ APIを活用した連携アプリ(Notion AIなど)
これらは単体のチャットアプリではありませんが、普段使っているノートアプリや業務ツールにChatGPTの技術が組み込まれているものです。例えば、「Notion」という多機能ノートアプリに搭載されている「Notion AI」は、メモを取りながら文章の続きをAIに書かせたり、要約させたりすることができます。日常的に自分がよく使うツールにAI機能があれば、それを利用するのも非常に効率的です。
ChatGPT公式アプリを安全に活用し、AIを日常のパートナーにする
本記事では、ChatGPTの公式アプリについて、本物の見分け方から具体的な使い方、そしておすすめの関連アプリまでを詳しく解説しました。
数多くの非公式アプリが存在する中で、開発元が「OpenAI」であることを確認し、安全な公式アプリを選ぶことが何よりも重要です。その上で、Microsoft CopilotやPerplexity AIといった信頼できるアプリを目的別に使い分けることで、AI活用の幅はさらに広がります。
まずはご自身のスマートフォンやPCに公式アプリを導入し、その快適な操作性を体験してみてはいかがでしょうか。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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