- 作成日 : 2026年2月25日
WindowsでGemini CLIを使う方法|導入手順・設定・活用のコツまで解説
Node.js 20以上を用意し、npxで試すかnpmで導入して認証すれば、PowerShellからGeminiを呼び出せます。
ターミナルで要約や修正案を作成できます。
- 準備:Node.js 20+、npm/npx、PATH
- 導入:npm -gまたはnpx、gemini –versionで確認
- コツ:認証後、目的・制約・形式と参照ファイルを渡す
Google Gemini CLIは、コマンドラインからGeminiを呼び出せるツールで、PowerShellやWindows Terminalから直接利用できます。ブラウザとIDEを行き来する手間を減らし、プロジェクトのファイルを参照しながら要約や修正案の作成を進められる点が魅力です。
当記事では、Windows環境でGemini CLIを使うメリットから動作要件、セットアップ手順、初期設定、基本操作、出力精度を高めるコツなどを解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
Windows環境でGemini CLIを使うメリットは?
Windows環境でGemini CLIを使うメリットは、PowerShellやWindows Terminal、WSLなど普段の開発用シェルからそのままGeminiを呼び出せる点です。コマンドライン上で自然文の指示を出し、プロジェクトのファイルを参照しながら要約、調査、修正案の作成を進められるため、ブラウザとIDEを行き来する手間を減らせます。Node.js環境があればnpxやnpmで導入でき、複数PCでも同じ手順で再現しやすいのも強みです。
また、オープンソースとして公開されており、社内利用では権限や適用範囲を管理しながら、スクリプトやバッチ処理、CIの補助に組み込みやすくなります。npxで最新を試せるため検証も進めやすく、日々の運用にも向きます。
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Gemini CLI導入前に押さえておきたいWindowsの動作要件
Gemini CLIをWindowsに導入する前は、まず必要なNode.js/npmのバージョンと、PowerShellでnpmコマンドを実行できる状態かを確認します。ここでは導入前に押さえる要件を整理します。
Node.js・npmに必要なバージョン
Gemini CLIは公式にNode.js 20以上が前提です。Node.jsを入れると通常はnpmも同梱されるため、まず「node -v」「npm -v」で確認します。社内PCで古いLTSが固定されている場合は、要件未満で起動しません。インストール前の検証なら、グローバル導入をせず「npx @google/gemini-cli」で実行できます。
NodeはMSIなどの公式インストーラーで導入して問題ありません。複数案件で切り替えるなら、nvm-windowsなどでNodeのバージョンを切替できる状態にすると運用が安定します。導入前に管理者権限の要否も確認します。
PowerShellの利用条件とPATH設定
PowerShell/Windows Terminalで使う場合は、まず「gemini」や「npx」が実行できる状態かを確認します。グローバルにnpmで入れる場合、実行ファイルはnpmのprefix配下に置かれるため、PATHにprefix(例:%AppData%npm)が通っていないとコマンドが見つかりません。手早く試すだけならnpx実行にするとPATH問題を回避できます。
環境によってはPowerShellの実行ポリシーが原因でnpm.ps1がブロックされ、npm自体が動かないことがあります。エラーが出たらExecutionPolicyを確認します。
Windows向け環境要件のチェックリスト
導入前は、最低限の実行環境と権限まわりを先に確認すると、セットアップのつまずきを減らせます。チェック項目は下記の通りです。
|
PATHを変更した場合はターミナルを再起動して反映を確認します。まずはnpxで試してから、必要に応じてグローバル導入へ切り替えると安全です。PowerShell側の制約が強い場合は、WSL上で同じNode要件を満たして実行する方法もあります。
WindowsでGemini CLIをセットアップする手順は?
Gemini CLIは、WindowsでもNode.js環境があれば導入できます。Node.jsとnpmを準備し、インストール後に初回認証を済ませればターミナルから利用可能です。ここでは、セットアップ手順を解説します。
Node.jsとnpmのインストール準備
まずNode.js 20以上を用意します。公式インストーラーなどで導入したら、PowerShell(またはWindows Terminal)で「node -v」「npm -v」を実行し、Nodeが20以上であることと、npmが動くことを確認しましょう。社内PCで古いNodeが固定されている場合は要件を満たさず起動しません。インストール直後にコマンドが見つからないときは、PATH反映のためターミナルを再起動します。
さらにPowerShellでnpm.ps1がブロックされる環境もあるため、npm実行時にエラーが出る場合は実行ポリシーの制限も確認しましょう。
Gemini CLIの導入方法
Gemini CLIは、npmでグローバル導入する方法と、npxで都度実行する方法があります。常用するなら「npm install -g @google/gemini-cli」で導入し、「gemini」で起動しましょう。試用だけならインストール不要の「npx @google/gemini-cli」を使うと、PATH設定の影響も受けにくくなります。導入後は「gemini –version」で起動を確認します。
グローバル導入後に「gemini」が見つからない場合は、npmのグローバルbinがPATHに入っているかを確認し、ターミナルを再起動して反映させます。
初回利用時の認証設定
初回起動時は認証方法を選びます。一般的には「Login with Google」を選択し、ブラウザでGoogleアカウントにログインしてOAuth認証を完了します(APIキー管理が不要)。別の方法として、Google AI Studioで取得したAPIキーを環境変数「GEMINI_API_KEY」に設定して利用できます。環境変数を設定した後は、同じターミナルでは反映されないことがあるため再起動してから起動しましょう。
組織でGoogle Cloudを利用している場合は、Vertex AIの認証を選ぶ構成もあります。認証が完了すると以後は同じ端末で継続利用できます。
Gemini CLIをWindowsで快適に使うための初期設定
Gemini CLIをWindowsで快適に使うには、モデルや出力形式などの既定値を設定し、PowerShell側の環境変数やPATHも整えることが重要です。ここでは初期設定の要点を解説します。
よく使うオプションや基本設定
設定ファイルで「よく使う状態」を固定します。Gemini CLIはユーザー設定(~/.gemini/settings.json)とプロジェクト設定(.gemini/settings.json)を使えます。output.formatでtext/jsonを選び、model.nameで利用モデルを指定できます。必要に応じて–modelや–output-format、–promptで一時的に上書きできます。またgeneral.preferredEditorやgeneral.vimMode、復旧用のgeneral.checkpointing.enabledも設定できます。
PowerShell向けの設定調整
PowerShellでは環境変数とPATHを整えます。APIキー方式はGEMINI_API_KEYを設定し、プロジェクトの.gemini/.envに置くと毎回の入力を減らせます。Vertex AIはGOOGLE_CLOUD_PROJECTとGOOGLE_CLOUD_LOCATIONが必要で、ADC利用時はGEMINI_API_KEY/GOOGLE_API_KEYを外します。geminiが見つからない場合はnpmのbinがPATHにあるか確認し、ターミナルを再起動します。npm実行で.ps1がブロックされるときはExecutionPolicyも確認します。
Gemini CLIの基本操作とコマンド例
まずは「対話で使う」か「1回だけ実行する」かを決めます。Gemini CLIは、ターミナルからそのまま質問でき、用途に応じて起動方法を変えます。
| やりたいこと | コマンド例 | どうなるか |
|---|---|---|
| 対話しながら進めたい | gemini | 対話モードが起動し、質問と回答を繰り返せる |
| 回だけ質問して終わりたい | gemini “このプロジェクトを説明して” | その質問だけ実行して終了する |
| パイプで渡した内容を要約したい | type logs.txt | gemini -p “エラー原因を要約” | ファイル内容を渡して指示どおりに処理する |
| 指示だけ渡して自動実行したい | gemini -p “READMEを要約して” | 対話せずに指示を実行して終了する |
| ヘルプを見たい | gemini –help | 使えるオプション一覧を表示する |
| いまの機能を対話中に確認したい | /help | 対話モード内でコマンド一覧を表示する |
| 会話を保存したい | /chat save mytag | 対話の内容をタグ付きで保存する |
WindowsのPowerShellでは、パイプの例はcatよりtypeのほうが通りやすいです。まずはgeminiとgemini -p “短い指示”の2つだけ覚えると十分です。
Gemini CLIの出力精度を高める使い方のコツは?
Gemini CLIは、指示の書き方と実行時の前提共有で回答のぶれを減らせます。ここでは精度を高めるコツを解説します。
プロンプト設計の基本的な考え方
精度を上げる基本は、目的、前提、制約、出力形式を先に固定することです。最初にゴールを1文で示し、次に入力の範囲として対象ファイル、期間、想定読者を明記します。続いて守るべき制約として禁止事項、手順、判断基準を書きます。
出力は箇条書きや表、結論→根拠→注意点のように型を指定し、不明点は不明と書く、推測は推測と明記のような条件も付けます。長い作業は1回で完結させず、確認→提案→最終化のように段階化すると誤解が減ります。
コマンド実行時に意識したいポイント
実行時は、モデルに渡す情報が不足しないように入力の与え方を工夫します。まず参照してよい資料やファイルの範囲を明示し、ログや仕様など根拠がある入力を一緒に渡します。機械処理に回す場合は、ヘッドレス実行とJSON出力を使い、後工程で検証しやすい形に整えます。
ただし、JSONは常に厳密に成立する保証がないため、検証と失敗時の代替策を用意します。毎回同じルールで動かしたい場合は、CLI側の設定で既定動作を揃えると回答の揺れを抑えられます。
WindowsでGemini CLIを使う方法を理解しよう
WindowsでGemini CLIを使うメリットは、PowerShellやWindows Terminalから直接Geminiを呼び出せる点です。導入にはNode.js 20以上が必要で、npmでグローバル導入するか、npxで都度実行できます。
基本操作は対話モード「gemini」と1回実行「gemini -p “指示”」の2つを押さえれば十分です。出力精度を高めるには、目的、前提、制約、出力形式を明示し、参照ファイルを一緒に渡すことが有効です。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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