- 作成日 : 2026年2月6日
GitHub Copilot Businessとは?料金や利用条件も解説
GitHub Copilot Businessを導入すれば、組織全体で開発生産性を高めながら、ライセンス管理やポリシー統制を一元化できます。しかし、Microsoft CopilotやMicrosoft 365 Copilotとの違いが分かりにくく、「どのプランを選べばよいのか」「料金体系はどうなっているのか」「導入に必要な権限や環境は何か」と迷う担当者も少なくありません。
当記事では、GitHub Copilot Businessと他のCopilot製品との違いを整理した上で、料金や利用条件に関して解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
GitHub Copilot Businessとは?
GitHub Copilot Businessは、組織(会社やチーム)が開発者にGitHub Copilotを配布し、利用ルールも統一できる法人向けプランです。IDE上でのコード補完やCopilot Chatなど基本機能は個人向けと同等ですが、席(ライセンス)の一括管理や組織ポリシー設定など運用面の機能が強化されています。請求も組織側でまとめやすく、管理者が利用状況を把握しやすい点が特徴です。ここでは、対象範囲の違いを解説します。
Microsoft Copilotとの違い
GitHub Copilot BusinessとMicrosoft Copilotの違いは、支援する作業と利用する画面が異なる点です。Microsoft Copilotは、チャットで調べものをしたり、文章の下書きや要約を作ったりする用途が中心で、WordやTeams、ブラウザーなど日常業務の画面で使います。扱う材料も、メールや資料などの業務情報が主になります。一方、GitHub Copilot Businessは、VS Codeなどの開発環境やGitHub上で、コードの作成・修正・理解を手伝います。
たとえば、エラー原因の説明、テスト案の提示、差分提案の生成など、開発の流れに直結する支援が得意です。同じ「提案して」でも、前者は文章や表現、後者はコードや設定例が返りやすい点も違いです。文章作成を助けたいなら前者、開発速度を上げたいなら後者が向きます。
Microsoft 365 Copilotとの違い
GitHub Copilot BusinessとMicrosoft 365 Copilotの違いは、支援する業務領域と主に扱うデータが分かれている点です。Microsoft 365 Copilotは、Wordの下書き作成、PowerPointのスライド案、Outlookのメール要約、Teams会議の要点整理など、Microsoft 365アプリ内の作業を前提に動きます。そのため、社内のメール、予定、ファイルなどMicrosoft 365にある情報を材料にして「業務文書を作る・整理する」方向が中心です。
一方、GitHub Copilot Businessは、開発の現場で「コードを作る・直す・理解する」ことを支えます。会議メモを整えるよりも、実装方針をコードに落とす、エラーの原因を読み解く、テストのたたき台を用意するといった場面で力を発揮します。どちらもAI支援ですが、前者は業務アプリの生産性、後者は開発の生産性を高めるものと整理すると迷いにくいです。
GitHub Copilot Pro/Pro+との違い
GitHub Copilot BusinessとGitHub Copilot Pro/Pro+の違いは、契約の単位が「組織」か「個人」か、そして管理できる範囲がどこまでかという点です。Pro/Pro+は個人が自分で契約して使うプランで、まずは自分の開発を便利にしたい人向けです。一方、Businessは会社やチームでまとめて導入し、利用者の追加・削除、請求の一本化、利用ルールの統一など“運用”を前提にしています。
機能面では、ProはIDE補完が無制限で、Copilot Chatのプレミアムモデルにアクセスでき、プレミアムリクエストが月300件まで付くとされています。Pro+は、利用できるモデルの範囲やプレミアムリクエストの上限がさらに増え、月1,500件と説明されています。個人で試すならPro系、社内で統制しながら広げるならBusinessが基本の選び方です。
GitHub Copilot Enterpriseとの違い
GitHub Copilot EnterpriseとGitHub Copilot Businessの違いは、使える「高度機能の範囲」と「企業全体での統制のしやすさ」、「プレミアムリクエストの上限」です。プレミアムリクエストはBusinessが1ユーザーあたり月300件、Enterpriseが月1,000件とされ、エージェントや高度なモデル利用を増やしたい組織ほど差が出ます。
また、Copilot EnterpriseはGitHub Enterprise Cloud向けで、Businessに加えて組織コードベースのインデックス化をはじめとした追加の企業向け機能が用意されています。
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GitHub Copilot Businessの料金はいくら?
GitHub Copilot Businessの料金は1ユーザーあたり月19米ドル、Enterpriseは1ユーザーあたり月39米ドルです。どちらも「席(シート)」を割り当てた人数分を組織で契約します。
Businessは、IDEでの無制限のコード補完やCopilot Chat、エージェント機能などを使え、ユーザー管理や利用状況のメトリクス、知財免責やデータプライバシー面の配慮も含まれます。最新モデルを使うための「プレミアムリクエスト」は月300件で、追加分は1件0.04米ドルで購入できます。
EnterpriseはBusinessの全機能に加え、プレミアムリクエストが月1,000件に増え、より多くのモデル(例:Claude Opus系)やGitHub Sparkにもアクセスできます。まずはBusinessで利用量を見て、上限が足りない場合にEnterpriseを検討するとよいでしょう。
GitHub Copilot Businessの利用条件とは?
GitHub Copilot Businessの利用条件は、対象プランで契約を有効化し、対応ツールで使える状態に整え、管理者が席を割り当てることです。ここでは必要条件を分かりやすく整理します。
対象となるGitHubプラン
対象は、組織が「GitHub Free」または「GitHub Team」を利用している場合、または企業が「GitHub Enterprise Cloud」を利用している場合です。Copilot Businessは組織向けの追加サブスクリプションで、中央集約の管理やCopilotのポリシー制御を行えます。
利用者は原則として組織のメンバーで、利用者ごとにシート(利用権)を割り当てます。毎月の請求は割り当て済みシート数を基準に計算されます。月途中の付与は残期間分で日割り計算されます。
利用できる環境と対応ツール
Copilotは対応IDEの拡張機能として利用します。主な対応先はVisual Studio Code、Visual Studio、JetBrains IDE、Vim/Neovim、Eclipse、Xcode、Azure Data Studioです。Copilot Chatも、VS Code、Visual Studio、JetBrains、Eclipse、Xcodeなどで利用できます。加えて、プランによってはGitHubのWeb上でも一部機能を使えます。
管理者に必要な権限
Copilot Businessの導入とシート付与は、原則としてOrganization owner(組織の所有者)が行います。まず組織をCopilotにサブスクライブし、必要に応じてポリシーやネットワーク設定を整えた上で、メンバーにシートを割り当てます。シート管理と割り当て操作は所有者が担います。
アクセス申請を受け付ける運用も、組織設定から管理できます。GitHub Enterprise Cloud配下では、先にEnterprise ownerが対象組織でCopilotを有効化しておく必要があります。
GitHub Copilot Businessで開発生産性を高めよう!
GitHub Copilot Businessは、組織が開発者にCopilotを配布し、利用ルールを統一できる法人向けプランです。月19米ドル/ユーザーで、IDEでの無制限コード補完、Copilot Chat、エージェント機能を利用でき、プレミアムリクエストは月300件まで提供されます。
Microsoft CopilotやMicrosoft 365 Copilotが業務文書作成を支援するのに対し、GitHub Copilot Businessは開発現場でのコード作成・修正・理解を支援します。個人向けのPro/Pro+との違いは、組織単位での席管理、請求の一本化、ポリシー統制が可能な点です。導入には、組織がGitHub FreeまたはGitHub Team、もしくはGitHub Enterprise Cloud上でCopilot Businessを契約し、対応IDEの準備とOrganization ownerによるシート割り当てを行う必要があります。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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