• 作成日 : 2026年2月6日

ChatGPTの共有方法は?スマホの手順やできない時の対処法を解説

ChatGPTの共有機能は、作成したチャットの履歴を専用のURLで第三者に手軽に送れる便利な仕組みです。ビジネスでの情報共有やノウハウの伝達に役立ちますが、設定を間違えると個人情報の流出やプライバシーの侵害につながるリスクもあります。

この記事では、ChatGPTの共有リンクの発行手順から、スマホでの操作方法、エラーで共有できない時の具体的な対処法までをわかりやすく解説します。

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※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。

目次

ChatGPTの「共有」機能とは?

ChatGPTの共有機能とは、作成したチャットの履歴を専用のURLで第三者に手軽に送れる仕組みのことです。この機能を使えば、複雑なプロンプトや有益な回答をチームメンバーやSNSのフォロワーへスムーズに伝えられます。スクリーンショットを何枚も撮って送る手間が省けるため、業務効率化や情報発信において非常に効果的でしょう。

ここでは、共有機能の概要とアカウント共有との違いについて解説します。

会話の履歴をURLで第三者に共有できる機能

共有機能の最大の特徴は、発行されたURLをクリックするだけで、相手がすぐにチャット内容を閲覧できる点にあります。受け取った相手は、まるで自分の画面でチャットを見ているかのように、質問と回答の流れをスクロールして確認できます。

PCやスマートフォンといったデバイスを問わずブラウザで開けるため、相手がChatGPTのアカウントを持っていなくても情報を届けられるのがメリットです。

アカウント共有(ログイン情報の使い回し)との違い

共有リンク機能とよく混同されるのが、一つのIDとパスワードを複数人で使い回す「アカウント共有」ですが、これらは明確に異なります。リンク共有は会話単位で情報を渡す安全な方法である一方、アカウント自体の共有はセキュリティリスクが高く、OpenAIの利用規約でも原則として禁止されています。

安全に情報をやり取りするためには、ログイン情報を教えるのではなく、必ずこの「共有リンク機能」を活用して必要な情報だけを渡してください。

【デバイス別】ChatGPTの会話を共有リンクで送る方法は?

ChatGPTの共有リンクを発行する手順は、使用しているデバイス(PCまたはスマートフォンアプリ)によって操作画面が少し異なります。どちらの場合も数回のタップやクリックで完了するシンプルな操作ですが、ボタンの配置や表示名が異なるため注意が必要です。

ここでは、それぞれのデバイスにおける具体的な手順と、共有範囲に関する仕様について解説します。

PC(ブラウザ版)で共有リンクを発行する手順

PCのブラウザで利用している場合、まずは共有したいチャット画面を開き、右上にある「共有アイコン(上向き矢印)」をクリックしましょう。

プレビュー画面で共有範囲やタイトルを確認し、「リンクを作成(Create Link)」ボタンを押してください。リンクが生成されると自動的に「リンクをコピー」という表示に切り替わります。それをクリックしてURLをコピーし、メールやチャットツールに貼り付けて相手に送りましょう。

なお、操作方法は、バージョンや利用環境によって少し異なる場合があります。ChatGPTは頻繁にアップデートが行われているため、利用環境やバージョンによってボタンの色や名称(日本語・英語の表記など)が若干異なる場合があります。もし「リンクを作成」というボタンが表示された場合は、それをクリックしてからコピーに進んでください。

スマホアプリ版(iPhone/Android)で共有する手順

iPhoneやAndroidの公式アプリから共有する場合、対象のチャットを開いた状態で画面右上のオプションメニューをタップして操作します。「Share(共有)」を選択すると、OS標準の共有シートが表示されるはずです。

ここで「Copy Link(リンクをコピー)」を選んでURLを取得するか、LINEやSlackなどのアプリを直接選択して送信することも可能です。スマホアプリ版は手軽に操作できるため、移動中や外出先での情報共有に役立ちます。

特定のアカウントのみに共有することはできる?

現在のChatGPTの標準機能では、発行された共有リンクは「URLを知っている全員」が閲覧できる仕様になっており、特定の人だけに限定することはできません。メールアドレスを指定して閲覧権限を付与したり、パスワードをかけたりする機能は、無料版やPlus版(個人向け有料版)には搭載されていないのが現状です。

そのため、リンクが意図しない第三者に渡ってしまった場合、誰でも中身を見ることができてしまいます。機密情報を扱う際は注意しましょう。

共有された側はどうなる?「続き」の会話は可能?

共有リンクを受け取った相手がどのような画面を見ることになるのか、またその後にどのようなアクションが取れるのかを理解しておくことは重要です。共有された側は、単に会話を読むだけでなく、自分のChatGPT環境にその会話を取り込んで活用できます。

ここでは、アカウントの有無による閲覧の違いや、会話を引き継いで「続き」を行うための機能について解説します。

ChatGPTアカウントなしでも閲覧は可能

共有されたURLにアクセスするだけであれば、ChatGPTのアカウントにログインしていない状態でも会話の中身をすべて閲覧可能です。Webページとして表示されるため、相手がChatGPTを使ったことがない場合や、会員登録をしていないクライアントに見せたい場合でも問題ありません。

ただし、閲覧のみのモードとなるため、その画面から直接質問を追加したり、回答を再生成したりすることはできない点に留意してください。

アカウントがあれば「この会話を続ける」が可能

閲覧者が自分のChatGPTアカウントにログインしている場合、画面上に「この会話を続ける(Continue this conversation)」というボタンが表示されるので、そこから会話を引き継げます。このボタンを押すと、共有されたチャットの履歴が自分のサイドバー(履歴)にインポートされる仕組みです。

インポート後は自分のチャットとして扱われるため、続きの質問を投げかけたり、別の話題に展開させたりすることが可能です。他者のプロンプトを参考にしたい場合に便利でしょう。

【注意】共有元の会話が更新されても自動同期はされない

共有リンク機能は、あくまで「リンクを発行した時点でのスナップショット」を作成するものなので、その後の更新は反映されません。リンクを作成した後に、元の所有者がそのチャットで会話を続けても、共有済みのリンク先には新しいやり取りは表示されない仕様です。

最新の内容を相手に見せたい場合は、もう一度手順を踏んで新しい共有リンクを発行し直す必要があります。この仕様を知らないと、相手に古い情報のまま伝わってしまうため注意が必要です。

ChatGPTの共有を解除・削除する方法は?

一度共有したリンクを無効化したい場合や、誤って共有してしまった場合には、設定画面からリンクを削除することが可能です。リンクを削除すると、そのURLにアクセスしてもチャット内容は表示されなくなります。情報の公開範囲をコントロールするために、不要になった共有リンクはこまめに削除することをおすすめします。

ここでは、具体的な解除手順と、削除後の挙動について解説します。

発行済みの共有リンクを無効化する手順

共有リンクを削除するには、画面左下のユーザー名または設定アイコンをクリックし、「設定」から「データコントロール」を開いて操作します。「共有済のリンク(Shared Links)」の項目内にある「管理する(Manage)」を選択してください。

これまでに作成した共有リンクの一覧が表示されるため、削除したい項目の横にあるゴミ箱アイコンをクリックします。これでリンクが無効化され、URLにアクセスしてもエラーが表示されるようになります。

【注意】共有リンクを削除しても相手の履歴には残るケースもあり

元の所有者が共有リンクを削除するとURL経由での閲覧はできなくなりますが、相手がすでにインポートしていた場合は履歴に残ります。「この会話を続ける」機能を使って相手の環境に取り込まれたデータまでは、こちらの操作で削除できません。

インポートされた時点で相手のデータとして独立して保存されるためです。完全に情報を消し去ることは難しいため、やはり共有する前の段階で内容を慎重に確認することが求められます。

ChatGPT共有時のリスクと注意点は?

ChatGPTの共有機能は便利である反面、使い方を誤ると予期せぬトラブルを招く恐れがあるため注意が必要です。特にビジネスシーンでの利用においては、セキュリティやプライバシーに関するリスクを正しく認識しておくことが不可欠といえます。

ここでは、共有機能を利用する際に必ずチェックしておくべきリスク要因と、仕様上の注意点について解説します。

【リスク】個人情報や機密情報が外部に漏洩する恐れがある

共有リンクはURLを知っている人なら誰でもアクセスできるため、リンクが拡散されると不特定多数に情報が漏洩するリスクがあります。チャットの内容に顧客の個人情報、社外秘のプロジェクト内容、パスワードなどが含まれていると、重大な情報漏洩事故につながりかねません。

共有リンクを作成する前には、会話の履歴をさかのぼり、公開してはいけない情報が含まれていないかを徹底的に確認する必要があります。

【リスク】設定次第ではアカウント名(本名)が相手にバレてしまう

ChatGPTの共有リンクは、初期設定のまま作成すると発行者のアカウント名が画面上に表示される仕様になっています。実名で登録している場合、共有相手に本名が知られてしまうリスクがあるため注意してください。

匿名で共有したい場合は、リンク作成画面にある「名前を隠す」といった設定項目を確認するか、リンク発行時のプレビュー画面で名前が表示されていないかを確認してください。

【注意点】画像生成(DALL-E 3)や添付ファイルは共有されない場合がある

ChatGPTでは画像生成やファイル添付が可能ですが、共有リンク機能ではこれらのデータが正しく表示されないケースがある点に注意が必要です。特に生成された画像は一定期間経過するとリンク切れになることがあったり、アップロードしたPDFやExcelなどの添付ファイル自体はダウンロードできない仕様だったりします。

テキスト以外の要素を含んだチャットを共有する際は、相手に正しく見えているかを確認したほうがよいでしょう。

ChatGPTの共有ができない・404エラーになる原因と対処法は?

共有リンクを開こうとしても「404 Page Not Found」などのエラーが表示され、中身が見られないケースも少なくありません。また、そもそも共有ボタンが表示されず、リンク作成すらできないというトラブルも報告されています。こうした問題には明確な原因があり、適切な対処を行うことで解決できる場合がほとんどです。

ここでは、よくあるエラーの原因とその解決策について解説します。

共有リンクを開くと「404」が表示される原因

共有リンクにアクセスして「404」エラーが出る最大の原因は、そのリンクがすでに無効になっていることです。リンクの作成者が設定画面から共有を解除した場合や、チャット履歴そのものを削除した場合、URLは即座に無効化されます。

また、作成者のアカウントが利用規約違反などで停止された場合も同様にリンクが見られなくなります。この場合、閲覧者側で復旧することはできないため、作成者に連絡して新しいリンクを発行してもらう必要があります。

共有ボタン(アイコン)が表示されないケース

チャット画面に共有アイコンが見当たらない場合、ブラウザの拡張機能が干渉している可能性が高いです。一度拡張機能をすべてオフにするか、別のブラウザやシークレットモードで試してみることで改善することがあります。

また、使用しているネットワーク環境(社内LANなど)でアクセス制限がかかっている場合や、ChatGPT側のシステム障害で一時的に機能が非表示になっているケースも考えられます。時間を置いて再試行するか、障害情報を確認してください。

企業や組織の設定で共有機能が制限されている場合

企業向けの「ChatGPT BBusiness」や「ChatGPT Enterprise」を利用している場合、管理者がセキュリティポリシーとして外部への共有機能を無効化しているケースがあります。この設定が適用されていると、従業員は共有リンクを作成できません。

業務上どうしても共有が必要な場合は、組織のIT管理者やシステム担当者に問い合わせて、設定の変更や許可を申請する必要があります。会社のルールを確認しましょう。

ビジネスで安全にアカウント共有するなら「ChatGPT Business」がおすすめ

共有リンクではなく、アカウント自体を複数人で共有して利用したいと考える方もいるかもしれませんが、それはリスクが伴います。無料版や個人向けPlus版でのアカウント使い回しは推奨されず、ビジネス利用には適していません。チームで安全かつ効率的にChatGPTを活用したいのであれば、専用の「ChatGPT Business」プランを導入するのが正解です。

ここでは、「ChatGPT Business」を利用するメリットについて解説します。

無料版でのアカウント使い回しは規約違反・セキュリティリスク大

一つのアカウントを複数人で共有すると、認証コードの管理が煩雑になるだけでなく、誰がどのような操作をしたかの履歴が混在してしまうため推奨されません。さらに、OpenAIの利用規約では1人1アカウントが原則とされており、不正利用とみなされてアカウントが凍結されるリスクもあります。

セキュリティの観点からも、パスワードを共有することは非常に危険であり、企業としてのコンプライアンス違反にもつながりかねません。

ChatGPT Businessのワークスペースなら安全に共同作業が可能

「ChatGPT Business」プランでは、メンバーごとに個別のアカウントが付与され、専用の「ワークスペース」内で安全にコラボレーションが可能です。このプランでは、入力したデータがAIの学習に利用されないというデータプライバシー保護が標準で適用されるため、機密情報を扱う業務でも安心して利用できるでしょう。

また、チーム内でのみ使用できる共有プロンプト(GPTs)を作成するなど、組織的な生産性向上に役立つ機能も充実しています。

ChatGPTの共有機能を使いこなして業務効率化しましょう

ChatGPTの共有機能は、情報の伝達速度を上げ、チームや個人の生産性を高めるための強力なツールです。リンク一つで正確な情報を渡せる手軽さは、メールや口頭での説明時間を大幅に短縮してくれます。

一方で、個人情報の流出やアカウント設定に関するリスクも存在するため、正しい知識を持って利用することが欠かせません。今回解説した手順や注意点をふまえて、安全かつ効果的にChatGPTの共有機能を活用していきましょう。


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