- 作成日 : 2026年2月6日
Claude CodeとCursorの違いは?連携や併用方法、料金を解説
Claude CodeとCursorの違いは、実行環境と得意分野に明確に表れます。Claude Codeはターミナルで自律的に動作するエージェントツールであり、Cursorはエディタ一体型の開発支援環境です。
この記事では、それぞれの特徴や料金、具体的な連携方法についてわかりやすく解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
Claude CodeとCursorの決定的な違いとは?
Claude CodeとCursorの決定的な違いは、開発者が操作するインターフェースの形状と、AIが持つ自律性の高さにあります。
Cursorは日々のコーディングを支援するエディタとして機能しますが、Claude Codeはターミナルから広範囲なタスクを任せられるパートナーとして振る舞います。それぞれの役割を正しく理解することで、開発の無駄を省き、より創造的な作業に集中できるようになるでしょう。
ここでは、2つのツールの根本的な違いについて解説します。
ターミナルで完結するCLIか、エディタか
Claude Codeは、コマンドラインインターフェース(CLI:キーボードから文字を打ち込んでPCを操作する画面のこと)で動作する対話型ツールです。ターミナル上でAIと会話しながら、ファイルの作成や編集、コマンド実行まで完結します。普段からコマンド入力による操作に慣れているエンジニアにとっては、開発フローを止めることなくシームレスにAIを活用できる強力な武器となります。
一方でCursorは、Visual Studio Codeをベースにした統合開発環境(IDE:コードを書く機能、エラーをチェックする機能、プログラムを動かす機能などが一つにまとまったソフトウェア)です。エディタ内でコードを書きながら、チャットでの質問や自動補完を受けられます。マウスを使って視覚的にファイルを確認し、直感的な操作ができるため、既存のVS Codeユーザーなら違和感なく移行できるのが特徴です。
参考:Cursor – The AI Code Editor|Cursor
自律的にタスクをこなすエージェント能力
Claude Codeは、高い自律性を持つエージェントとして設計されているのが特徴です。「この機能を追加して」と指示するだけで、関連ファイルを特定し、コードを書き換え、テストまで実行しようとします。開発者が手取り足取り指示しなくても、ある程度の目的を達成してくれる点が大きな強みです。
対してCursorは、開発者の操作を補助することに特化しています。AIが勝手にファイルを書き換えることは少なく、ユーザーが提案を受け入れるか判断するプロセスが重視されます。編集の主導権はあくまで人間にあり、細かな制御がしやすい設計です。自律的に動くClaude Codeと、対話的なCursorという違いを押さえておきましょう。
参考:Claude Code 概要 – Claude Code Docs|Anthropic
Claude CodeとCursor、どちらを選ぶべき?
開発のフェーズや目的によって、選ぶべきツールは変わります。ゼロからの立ち上げや大規模な変更を行う場合と、既存のコードを微調整する場合では、求められるAIの能力が異なるからです。どちらか一方に固執するのではなく、状況に応じて使い分ける柔軟性が開発スピードを左右します。
ここでは、具体的なシーンごとの選び方について解説します。
【結論】両方の強みを活かす「併用」が最強
Claude CodeとCursorは、併用することで互いの弱点を補い合える関係にあります。どちらか一方だけを使うよりも、それぞれの得意な場面で切り替えるほうが、トータルの開発時間は短縮されます。
たとえば、大まかな設計や土台作りはClaude Codeに任せ、細部の調整やバグ修正はCursorで行うといったスタイルです。両方のツールを導入しても、開発体験が分断されることはありません。むしろ、AIによるコーディング支援の恩恵を最大化するには、この「いいとこ取り」のアプローチが適しています。まずは両方を試し、適材適所で使い分けることをおすすめします。
大規模な設計・リファクタリングならClaude Code
大規模な改修や設計段階では、Claude Codeが適しています。プロジェクト全体のファイル構造を把握し、複数のファイルにまたがる変更を一括で行えるからです。
ターミナルで指示を出すだけで、数百行に及ぶ変更案を作成し、実行してくれます。人間が手作業でファイルを開いて回る手間が省けるため、大胆なリファクタリング(プログラムの機能は変えずに内部構造を整えること)も短時間で完了します。広いコンテキスト(文脈)を理解できるClaude Codeなら、複雑な依存関係があるプロジェクトでも整合性を保ったまま変更を加えられます。全体を見渡す作業には、Claude Codeを選びましょう。
スピーディな実装・デバッグならCursor
日常的な機能追加やバグ修正には、Cursorが向いています。エディタ上でコードを見ながら「ここを直して」と指示したり、タブキーで補完を受け入れたりする操作は、思考を止めることなくスムーズに行えるからです。
特定の関数だけを修正したい場合や、エラーログを見ながら原因を探る場合、Cursorのチャット機能やインライン編集が役立ちます。即座にフィードバックが得られるため、細かいトライアンドエラーを繰り返す実装作業において、Cursorは強力なツールとなります。
Claude CodeとCursorの機能や特徴の違いは?
Claude CodeとCursorには、UIや機能面でも明確な違いがあります。これらを詳しく知ることは、日々の開発フローへの導入を検討するうえで重要な判断材料になります。見た目の違いだけでなく、裏側で動くAIがどのようにコードを認識し、処理しているかを理解しましょう。
ここでは、エンジニアが特に気になる3つのポイントについて解説します。
UI(操作画面)の違い:CLI対IDE
Claude CodeはテキストベースのUIで、マウス操作をほとんど必要としません。コマンドを入力し、結果もテキストで返ってくるため、サーバー上やリモート環境でも軽量に動作します。派手な装飾がない分、情報の密度が高く、熟練者には快適な環境です。
CursorはグラフィカルなUIを持ち、コードのハイライトや差分表示が視覚的にわかりやすいのが特徴です。AIが提案した変更箇所が緑色で表示され、ワンクリックで適用できるなど、視認性に優れています。コードの構造を視覚的に把握したい場合は、CursorのUIが有利にはたらきます。自分の好みに合ったUIを選ぶことも大切です。
コンテキスト(文脈)理解の深さと範囲
Claude Codeは、プロジェクト全体を読み込み、深い文脈を理解する能力に長けています。関連するドキュメントや過去の変更履歴も含めて推論を行うため、「いつもの書き方」や「プロジェクト特有のルール」を察知してくれます。
Cursorもプロジェクト全体のインデックス化機能(検索しやすく整理する機能)を持っていますが、基本的には現在開いているファイルや直近の操作に重きを置きます。局所的な解決能力は高いものの、プロジェクト全体に波及するような複雑な仕様変更においては、Claude Codeの広範なコンテキスト理解力が勝るケースが多く見られます。読み込ませたい情報の量に応じて、ツールを使い分けましょう。
エージェント機能(自律性)の有無
Claude Codeには、自らコマンドを実行するエージェント機能が備わっています。必要であればパッケージのインストールやテストコマンドの実行、Git操作までを自律的に行います。エラーが出れば自分で修正を試みるなど、単なるチャットボットを超えた動きを見せます。
Cursorはあくまでエディタの拡張機能という立ち位置を守っており、勝手にコマンドを実行することはありません。ユーザーが意図しない操作を防ぐ安全設計とも言えますが、自律的に問題を解決してほしい場面では、Claude Codeの積極的な挙動が頼もしく感じられます。自動化したい範囲に合わせて選ぶとよいでしょう。
Claude CodeとCursorを併用・連携するには?
Claude CodeとCursorを連携させると、開発効率はさらに加速します。別々のツールとして使うのではなく、ひとつのワークフローの中に組み込むことで、シームレスな開発体験が得られるからです。たとえば、Cursorの統合ターミナル内でClaude Codeを動かせば、画面を行き来する必要すらなくなります。
ここでは、具体的な連携方法について解説します。
Claude CodeからCursorを呼び出す
Claude Codeでの作業中に、特定のファイルを詳しく確認したくなることがあります。その場合、Claude Codeから直接Cursorを起動する連携コマンドを使用します。
CLI上で「 `/open`」コマンドなどを入力すると、現在作業中のディレクトリやファイルをCursorで開くことができます。これにより、AIによる自動生成が終わった直後に、人間の目で詳細なコードレビューを行うという流れがスムーズになります。ターミナルとエディタの境界をなくすことが、快適な併用の第一歩です。コマンド一つで呼び出せる便利さを、ぜひ体験してみてください。
役割分担の黄金パターン:設計から実装へ
効率的な役割分担は、工程の前半をClaude Code、後半をCursorに任せる流れです。新機能の実装を始める際、まずはClaude Codeに要件を伝え、必要なファイルの作成と大枠のコーディングを行わせます。
土台ができあがったら、Cursorでプロジェクトを開き、細部のロジックやUIの調整を行います。Claude Codeが得意な「0から1」という骨組み構築の作業と、Cursorが得意な「1から100」へのブラッシュアップ・仕上げ作業を分担することで、人間が書くコードの量は最小限に抑えられます。これが現時点での黄金パターンです。それぞれの得意分野を活かし、開発フローを最適化しましょう。
Copilotとの共存・使い分け
GitHub Copilotを使っている場合も、Claude CodeやCursorと共存できます。Copilotはエディタ上でのリアルタイムな行補完に特化しており、Cursorの機能と一部重複しますが、併用自体は可能です。
ただし、Cursorには独自のAI補完機能「Cursor Tab」があり、これが非常に優秀です。Cursorを使うならCopilotはオフにし、Claude CodeとCursorの2つに絞るのがコスト的にも機能的にも合理的です。多すぎるAIツールは逆に混乱を招くため、Cursorをメインで使う場合は、役割が重複するCopilotのサブスクリプションを整理するのも選択肢です。自分にとって最適な組み合わせを見つけましょう。
Claude CodeとCursorの料金体系は?
導入を検討する際、気になるのがランニングコストです。Cursorは月額固定のサブスクリプションモデルですが、Claude Codeは使った分だけ支払う従量課金モデルが基本となります。開発頻度や利用スタイルによって、どちらがお得かは変わってきます。無駄な出費を抑えるためにも、それぞれの課金体系と、コストパフォーマンスの考え方を正しく理解しておきましょう。
ここでは、それぞれのツールにかかる費用について解説します。
Cursorは月額サブスクリプション型
2025年12月現在、Cursorの料金体系は、月額固定のわかりやすいプランが採用されています。個人向けのProプランは月額20ドルで、高性能なAIモデルを一定回数まで高速に利用できます。
使用量に上限はありますが、一般的な開発業務であれば十分にカバーできる設定です。定額制であるため、予算の見通しが立てやすく、継続的に利用したいユーザーにとっては安心感があります。無料プランもありますが、本格的に業務で使うならProプランへの加入が前提となるでしょう。まずは無料版で試し、必要に応じてアップグレードを検討しましょう。
Claude CodeはAPI従量課金型
2025年12月現在、Claude Codeを利用するには、裏側で動くClaude APIの利用料が発生します。これは送信したトークン数(文字数やコードの量)に応じた従量課金となります。
大規模なリファクタリングなどで大量のファイルを読み込ませると、一度の処理で数ドルかかることも珍しくありません。使わなければ0円ですが、毎日激しく使い続けると、月額固定のサービスよりも高額になる可能性があります。利用状況をこまめに確認し、APIキーの使用制限を設定しておくことが大切です。計画的に利用しましょう。
ヘビーユーザーの損益分岐点
毎日コードを書くヘビーユーザーの場合、Cursorの定額制の方がコストを抑えやすくなります。 API従量課金で同等の作業量をこなそうとすると、月額20ドルを軽く超えてしまうケースが多いからです。
一方で、たまにしかコードを書かない場合は、Claude Codeの従量課金の方が安く済むこともあります。自分の開発頻度と照らし合わせ、月20ドルを基準に損益分岐点を考えるとよいでしょう。両方使う場合は、Cursorをメインにしつつ、複雑な全体推論が必要な場面でClaude Codeに課金して利用するのが効率的です。
Claude CodeとCursorの導入・設定方法は?
AI開発環境の構築は、以前よりもずっと簡単になりました。Cursorはインストーラーをダウンロードするだけで済みますし、Claude Codeも数行のコマンドでセットアップできます。複雑な環境構築に時間を取られることなく、すぐにコーディングを始められるのが魅力です。
ここでは、導入のための具体的な手順について解説します。
Cursorのインストールと初期設定
Cursorの導入は、公式サイトからインストーラーを入手し実行するだけで完了します。初回起動時には、VS Codeの設定や拡張機能をインポートするか聞かれるため、これを許可すれば今の環境をそのまま引き継げます。
初期設定として、AIの言語設定(Rules for AI)を日本語にしておくとスムーズです。具体的には、画面右上の歯車アイコンをクリックし、「Rules & Commands」内にある「User Rules」という項目に『常に日本語で回答してください』といった指示を入力しておきます。これにより、AIが英語で返答してくるのを防ぎ、対話を円滑にできます。なお、これらの設定変更や保存には、Cursorへのサインイン(ログイン)が必要なので、あらかじめ済ませておきましょう。
また、左サイドバーの拡張機能から「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」をインストールすることで、メニューやコマンドの多くを日本語化できます。ただし、日本語化される範囲はエディタの基本機能に限定されており、右上の歯車アイコンから開く「Cursor Settings」などの独自設定や深い階層は、英語表記のまま残る箇所があります。
さらに、プライバシーモード(Privacy Mode)をオンにすることで、自社のコードがAIの学習に使われないように設定できます。この設定は、Cursorにサインイン(ログイン)した状態で、設定画面(General)の最下部にある「Privacy」セクションから切り替えが可能です。企業で導入する場合は、この設定が「Enabled(有効)」になっているか確認しましょう。安心して使うための準備は、最初の数分で完了します。
Claude Codeのセットアップコマンド
Claude Codeを利用するには、ターミナルからのインストールコマンド実行が必要です。npmなどのパッケージマネージャーを使い、コマンド一つで導入できる手軽さがCLIツールの利点です。
インストール後は、初期設定コマンドを打ち込み、利用規約に同意するだけで準備は整います。特別なソフトをダウンロードする必要はなく、誰でもすぐに使い始められます。常に最新版を使うために、定期的なアップデートコマンドの実行も忘れないようにしましょう。最新の機能を使うために、こまめな更新をおすすめします。
参考:クイックスタート – Claude Code Docs|Anthropic
APIキーの設定とセキュリティ対策
Claude Codeを利用するには、AnthropicのAPI利用資格が必要です。初回起動時にターミナルに表示される認証リンクからブラウザを開き、Anthropicアカウントでログイン(OAuth認証)することで簡単にセットアップが完了します。なお、上級者向けや特定の環境では、従来通りAPIキーを環境変数として設定して動かすことも可能です。
APIキーは、クレジットカード情報そのものではありませんが、支払い情報を登録したAnthropicアカウントのクレジット残高に紐づいているため、流出すると第三者にAPI利用をされてしまうリスクがあります。誤ってGitHubなどの公開リポジトリにアップロードしないよう、.envファイルで管理し、.gitignoreに記述して除外設定を行うのが基本です。また、コンソール上でクレジット残高や利用状況をこまめに確認し、前払い額を小さめに設定しておけば、予期せぬ高額請求を防ぎやすくなります。安全に利用するための設定を、最初に行いましょう。
自分に合ったAI開発環境を選びましょう
Claude CodeとCursorは、それぞれ異なる強みを持つため、片方に絞る必要はありません。Claude Codeは広い視野で自律的にタスクをこなす頼れるパートナーであり、Cursorは手の届く範囲で細やかに支援してくれる有能なアシスタントです。
設計や大規模修正はClaude Code、実装や微調整はCursorと使い分けることで、開発効率は劇的に向上します。まずは両方を試し、自分にとって最適な「AIとの協働スタイル」を見つけてみてください。それぞれの特性を理解し、賢く組み合わせることが、次世代のエンジニアに求められるスキルです。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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