- 作成日 : 2026年2月6日
Grokの履歴は他人に見られる?バレる原因と見られない設定を解説
Grokの履歴やチャット内容は、初期設定のままだとAIの学習データとして利用される可能性があります。また、X(旧Twitter)上の投稿やGrokとのやり取りが、プライバシー設定によってはGrokのトレーニングやパーソナライズに使われる場合があります。しかし、基本的には自分だけの非公開情報であり、設定さえ見直せば第三者に勝手に見られる心配はありません。
この記事では、Grokの会話が他人に見られてしまう具体的な原因、検索エンジンに載ってしまう仕組み、そして確実にプライバシーを守るための設定手順をわかりやすく解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
Grokの履歴は他人に見られる?
Grokの会話履歴は、初期設定や使い方に注意すれば、基本的には本人以外の他人に見られることはありません。ただし、共有端末のログアウト忘れや画面の見られ方、共有リンクの扱い方などによっては、意図せず第三者の目に触れるリスクは残ります。多くのユーザーが抱く「どこまでバレるのか」という疑問を解消するため、まずは仕組みを理解することが大切です。
ここでは、守られている範囲と例外的にデータが利用されるケースについて解説します。
基本的には非公開だが学習データに使われる
Grokの会話履歴は、原則として非公開であり、フォロワーや第三者が勝手に覗き見ることはできません。
X(旧Twitter)のDMと同様に、自分だけのプライベートな空間として設計されているため、通常利用の範囲では情報の機密性が保たれています。他人があなたのアカウントに不正ログインしない限り、履歴画面を閲覧することは不可能です。
ただし、入力したテキストや画像データは、AIモデルの改善やトレーニング(学習)のために利用される場合があります。これは直接的に人間が見るわけではありませんが、学習された情報が他のユーザーへの回答として出力される可能性がわずかに残ります。完全な秘密を保ちたい場合は、後述するオプトアウト設定が必須となります。
なお、一部の地域アカウント(英語設定など)では、「Grokとサードパーティコラボレーター(Grok & third-party collaborators)」 という設定項目が表示される場合があります。ここをオフにすることで、チャット内容や投稿がxAIのトレーニングに利用されないよう制御できます。日本語版では現時点でこの項目が表示されない場合もあります。
設定や使い方次第で他人にバレる
Grokの会話が他人に見られる主な原因は、システムの不具合ではなくユーザー自身の操作や環境によるものがほとんどです。
意図せず「共有機能」を使ってしまったり、スマホの画面を直接見られたりするケースがあげられます。また、企業や学校などで管理されている共有端末でログインしたまま放置すると、次の利用者に履歴をすべて見られてしまいます。
とくに共有PCを使用する際は、ブラウザのシークレットモードを活用するか、使用後に必ずログアウトする習慣をつけることが大切です。物理的な対策とデジタルな設定の両面から管理することで、情報流出のリスクを最小限に抑えられます。
Grokの安全性はChatGPTより低い?
Grokの安全性は、暗号化技術などの面ではChatGPTと同等の水準ですが、プラットフォームの特性によるリスクには違いがあります。特にXと一体化している点は便利である反面、誤操作による流出を招きやすい側面も持っています。両者の設計思想の差を知り、適切に使い分けることが重要でしょう。
ここでは、他社AIと比較した際の安全性やリスクの所在について解説します。
初期設定が「学習オン」のためChatGPTより隙がある
Grokの初期設定では、「データコントロール」メニュー内のAI関連オプション(例:「モデルを改善する」「GrokをXを使ってパーソナライズ」など)がオン になっており、プライバシー保護の観点では注意が必要です。これらAI関連のオプションをオフにすることで、Grokの学習利用を防げます。
ChatGPTのTeamプランやEnterpriseプランではデフォルトで学習利用がオフになっているケースも多いため、比較するとGrokはユーザー側での設定変更の手間が発生します。また、Xアカウントの公開・非公開設定によってもGrokの学習対象となる投稿の範囲が変わるため、X全体のプライバシー設定も合わせて確認する必要があります。この仕様を知らずに使っていると、無意識のうちにデータを提供してしまうことになります。
機密情報を扱う場合は、利用開始直後に必ず設定を確認し、学習への利用を拒否する手順を踏むことが推奨されます。この「ひと手間」を忘れると、意図しないデータの蓄積につながるため、導入時のチェックは欠かせません。
X連携による「誤爆・共有」のリスクが高い
Xのプラットフォーム内に組み込まれているため、会話結果をポストとして投稿するハードルが非常に低く、誤操作のリスクがあります。
ChatGPTなどの独立したアプリであれば、テキストをコピーして別のSNSアプリに貼り付ける手順が必要ですが、Grokはボタン一つで世界中に公開できてしまいます。この利便性は、裏を返せば「誤爆」の危険性を高める要因といえるでしょう。
個人的なメモや相談内容を誤ってタイムラインに流してしまう事故は、操作に慣れていない時期にとくに起こりやすいものです。投稿ボタンを押す前には、それが公開してもよい内容かどうかの確認作業が欠かせません。
暗号化などのセキュリティ技術レベルは同等
通信の安全性に関しては、GrokもChatGPTも同等の暗号化技術を採用しており、ハッキングによる情報流出のリスクはどちらも低く抑えられています。
サーバーへの通信経路はSSL/TLSなどで強固に保護されており、第三者が通信を傍受して会話内容を盗み見ることは技術的に困難です。サイバー攻撃に対する防御力という点では、両サービスに優劣はないと考えてよいでしょう。
したがって、技術的な脆弱性を心配するよりも、アカウントのパスワード管理や2段階認証の設定など、ユーザー側の不正アクセス対策を徹底することのほうが重要になります。ツール自体の安全性は高い水準にあります。
Grokの会話が他人に見られる・バレる原因は?
会話が他人に見られる主な原因は、システムの欠陥ではなく、ユーザーの操作ミスや設定漏れによるものが大半です。情報が漏れる具体的なパターンを知っておけば、多くのトラブルは未然に防ぐことが可能です。無用な流出を避けるためにも、まずはどのような経路でバレるのかを把握しておきましょう。
ここでは、実際に会話が流出してしまう4つの主な原因について解説します。
会話の共有リンクを公開している
Grokの「会話を共有」機能を使ってURLを発行し、それを公開することは、会話内容が第三者に渡る最も直接的な原因です。
この機能を使うと、そのURLを知っている人は誰でも会話の内容を閲覧できるようになります。とくに注意が必要なのは、URLをXのポストに貼り付けてしまった場合です。拡散されれば、不特定多数の人に会話内容が見られてしまいます。実際に、共有されたGrokのチャットが検索エンジン経由で誰でも閲覧できる状態になっていた事例も報告されています。
共有機能は便利ですが、使う際は公開しても問題ない内容かどうかを慎重に判断する必要があります。個人情報などが含まれていないことを確認してからリンクを作成するよう心がけましょう。
Googleなどの検索エンジンに載っている
Grokの会話URLを公開設定にした状態でSNSなどに投稿すると、そのページがGoogleの検索結果にインデックス(登録)される場合があります。共有リンクから生成されるページは通常のWebページとして扱われるため、クローラーに巡回されると検索結果に表示される可能性があります。
これにより、自分では削除したつもりでも、検索エンジンのキャッシュに情報が残ってしまうケースがあります。一度ウェブ上に公開された情報は、完全に消去することが難しく、デジタルタトゥーとなる恐れもあります。
特定のキーワードで検索した際に自分の会話が出てくる事態を防ぐためにも、安易に会話のURLをネット上のオープンな場所に書き込まない意識が必要です。公開範囲のコントロールは慎重に行いましょう。
デフォルトで学習機能がオンになっている
Grokの学習機能がオンになっていることは、間接的な情報流出のリスク要因となります。
入力したデータが将来的にAIの知識として吸収される可能性があり、これは直接的に「誰かの履歴」として表示されるわけではありませんが、AIが学習した結果として、似たような質問をした他人に情報が出力されるリスクを含んでいます。
たとえば、非常に珍しい固有のトラブルや社内用語などを入力すると、それが学習され、他のユーザーへの回答に反映されるかもしれません。こうした事態を防ぐためには、利用開始時に必ず学習設定をオフにする必要があります。
第三者にスマホ画面を見られている
物理的な「のぞき見」も、意外と見落とされがちな情報漏洩の主要な原因の一つです。
電車やカフェなどの公共の場所でGrokを使用している際、背後や隣から画面を見られれば、会話内容は筒抜けになってしまいます。とくにスマホの画面は明るく目立つため、本人が気づかないうちに周囲の視線にさらされていることがあります。
プライバシーフィルターを貼る、人が多い場所では機密性の高い会話を控える、画面の輝度を下げるなど、アナログな対策も情報管理には欠かせません。デジタルな設定だけでなく、利用環境にも注意を払いましょう。
なぜGrokの会話が検索に出てしまう?
Grokの会話がGoogle検索などに表示されてしまうのは、共有リンクがWebページとして扱われ、インデックス登録される仕組みがあるためです。SNSへの投稿が外部サイトに露出する技術的な背景を理解しておかないと、一度ネットに出た情報を消すのに苦労しかねません。仕組みを知って予防することが第一です。
ここでは、投稿が検索される理由と、表示されてしまった場合の対策について解説します。
Xのポスト自体が検索にインデックスされる
X(旧Twitter)の公開アカウントによるポストは、Googleなどの検索エンジンの巡回ロボット(クローラー)によって読み取られているためです。
そのため、Grokの回答をコピーしてポストしたり、スクリーンショットを貼ったりすれば、そのテキスト情報は検索対象になります。検索エンジンは情報の鮮度を重視するため、Xのようなリアルタイム性の高いプラットフォームは頻繁に巡回されています。
鍵垢(非公開アカウント)でない限り、あなたの投稿は全世界の検索ユーザーからアクセス可能な状態にあると認識すべきです。投稿内容は常に「見られている」という意識を持ちましょう。
共有リンクはWEBページとして扱われる
Grokで生成した共有リンクの実体は、独立したひとつのウェブページとして機能しているからです。
このURLがブログやSNSなどの公開された場所に掲載されると、検索エンジンはそのページを「有益なコンテンツ」としてデータベースに登録しようとします。通常のウェブサイトと同様に、一度インデックスされると検索結果にタイトルやスニペット(説明文)が表示されるようになります。Grokの共有ページも例外ではなく、公開範囲を誤ると、予期せぬ形で検索結果に現れるリスクがあります。
共有リンクを作成するという行為は、自分だけのチャットルームをウェブサイトとして公開する行為に近いものです。その影響範囲を理解したうえで機能を利用しましょう。
検索結果から削除申請する方法もある
自分の意図しないGrokの会話やポストがGoogle検索に出てしまった場合、Googleに対して「削除リクエスト」を行うことで対処可能です。
Googleには個人情報を含むコンテンツや、削除済みのページ情報を検索結果から消すためのリクエストツールが用意されています。元のポストや共有リンクを削除したうえで、このツールを使ってキャッシュの削除を依頼すれば、検索結果から情報が消えるまでの時間を短縮できます。
ただし、申請から反映までには数日かかることもあるため、早期発見と迅速な対応が重要です。困ったときは以下の公式ヘルプを参照してください。
参考:Google 検索に個人的なコンテンツの削除をリクエストする|Google検索ヘルプ
Grokの履歴を他人に見られないようにするには?
Grokを安全に利用するためには、学習機能のオフ設定や履歴管理など、ユーザー自身による4つの対策が不可欠です。これらを実行するだけで、情報流出のリスクを劇的に下げることができます。難しい操作は必要なく、数分で完了するため、すぐに確認することをおすすめします。
ここでは、学習への利用拒否設定から、履歴を残さないモードの活用法までについて解説します。
学習・トレーニングへの利用をオフにする
Grokのデータを守るうえで最も重要な設定は、「データコントロール」にあるAI学習やパーソナライズの項目をオフにして、データ共有・学習利用を拒否する「オプトアウト(AIの学習利用を許可しない設定)」を行うことです。以下の手順で、学習や共有に関わる設定を確認・変更できます。
- 画面右下のプロフィールアイコンをタップ
- 「設定とプライバシー」→「データコントロール」を開く
- 次の4項目を確認し、必要に応じてチェックを外す
- モデルを改善する
- GrokをXを使ってパーソナライズ
- 会話履歴でGrokをパーソナライズ
- チャットリンクの共有を許可
これらをオフにすることで、自分の会話内容や使用履歴がGrokや他ユーザーのモデル改善に使われるのを防ぐことができます。この設定はアカウント単位で即時反映されるため、一度設定すれば他のデバイスでも適用されますが、念のためすべての端末で確認を行いましょう。
PC版とスマホアプリ版のどちらから設定してもアカウント全体に適用されますが、念のため普段使用しているすべてのデバイスで確認することをおすすめします。これが最も効果的な自衛手段です。
アプリ限定のプライベートチャットを使う
iOSなどのスマホアプリ版Grokには、「プライベートチャット(右上の“お化けマーク”アイコン)」が搭載されており、これを活用することで履歴を残さず利用できます。
この「お化けマーク」(Ghostアイコン)をタップすると、チャットがプライベートチャットモードに切り替わり、会話履歴が一時的なものとなります。セッション終了後に自動的に消去されるか、履歴リストに残らないようになるため、ちょっとした調べ物や、履歴に残したくない個人的な悩みを相談する際に非常に便利です。
ただし、このモードを使用していても、学習設定がオンのままではデータ利用される可能性がある点には注意が必要です。前述のオプトアウト設定と併用することで、より強固なプライバシー保護が可能になります。
作成済みの共有リンクを削除する
過去に作成した共有リンクは、手動で削除しない限り有効なまま残ってしまうため、定期的な削除が必要です。
Grokの履歴画面や共有管理のメニューから、過去に発行したURLの一覧を確認し、不要なものはすべて削除しましょう。リンクを削除すると、そのURLにアクセスしても「ページが見つかりません」と表示され、第三者が内容を見ることはできなくなります。
定期的に共有状況をチェックし、意図せず公開状態になっている会話がないか棚卸しする習慣をつけることが大切です。過去の自分による公開設定も忘れずに見直しましょう。
会話内に個人情報や機密情報を入力しない
設定による対策も重要ですが、最も確実な防御策は「見られて困る情報を最初から入力しない」ことです。
住所、電話番号、クレジットカード情報、会社の内部情報は、どんなにセキュリティ対策をしていてもAIに入力するべきではありません。AIはクラウド上で処理を行うため、データは外部サーバーに送信されます。
システム障害や予期せぬサイバー攻撃のリスクを考慮し、機密情報は伏せ字にするか、抽象的な表現に置き換えて質問する習慣を持つことが望ましいでしょう。情報の入力段階での自制が、最終的な安全につながります。
Grokの会話履歴を削除する方法は?
会話履歴の削除機能を利用することは、万が一スマホを物理的に見られた際のリスク軽減や、アカウント乗っ取り対策として有効です。Grokには個別の削除と一括リセットの機能が備わっており、整理された状態を保つことにも役立ちます。
ここでは、デバイスごとの操作手順と、履歴削除における重要な注意点について解説します。
個別の会話を選んで削除する
特定の会話履歴のみを選択して個別に削除する方法があり、見られたくない内容だけを整理するのに適しています。
PC版であれば履歴の横にあるオプションメニューから「削除」を選択し、スマホ版であれば履歴を長押しやスワイプすることで削除アイコンが表示される仕様が一般的です。この操作は取り消しができないため、消してよい会話かどうか確認してから実行しましょう。
履歴全体を消すことなく、プライバシーに関わる部分だけを隠したい場合に便利な機能です。日常的なメンテナンスとして活用してください。
すべての履歴を一括で削除する
アカウントの履歴を完全にリセットしたい場合は、一括削除機能を利用することで、これまでのすべてのログを消去できます。
設定メニュー内の「データコントロール」から「会話履歴を削除」を実行すると、過去のチャット記録を一掃できます。一括削除を行うと、過去に生成したテキストやコード、下書きなどもすべて失われるため、必要な情報はあらかじめ別のメモアプリなどにバックアップをとっておくことが大切です。
定期的に履歴を全消去することは、セキュリティリスクを最小限に保つための有効な対策になります。過去のデータを持ちすぎないことも一つの防衛策です。
【注意】履歴を削除しても過去の学習データは消えない
履歴削除に関する最大の注意点は、手元の画面から文字が消えても、AIの学習用サーバーに送信済みのデータまでは消去されない可能性があることです。
「データコントロール」設定で学習項目がオンのまま会話を行った場合、後から履歴を削除しても、すでに学習に使われてしまったデータを取り戻すことは困難です。このため、履歴の削除はあくまで「アカウントを見られた時の対策」であり、「AIへの情報提供を取り消す機能」ではないと理解しておく必要があります。
事後的な削除では不十分だからこそ、事前の学習拒否設定がいかに重要であるかがわかります。
Grokのアカウント分析でDMや裏垢はバレる?
Grokのアカウント分析機能は、あくまで公開されているプロフィールやポストのみを参照するため、DMや鍵垢の中身までバレることはありません。AIがプライベートな領域まで踏み込むことはシステム的に制限されており、過度な心配は不要です。
ここでは、Grokが分析対象とするデータの範囲と、プライバシーが守られる理由について解説します。
鍵垢やDMの中身は見られない
Grokは、非公開アカウント(鍵垢)のポストや、DM(ダイレクトメッセージ)の中身を見ることはできない仕様になっています。
Grokがアクセスできるのは、あくまでX上で一般公開されている情報に限られています。したがって、どれほど高性能なAIであっても、非公開設定にしているプライベートなやり取りや、鍵をかけたアカウントでのつぶやきを分析結果に反映させることは不可能です。
この点においては、Xのプライバシー設定が正しく機能している限り、安心して利用できます。システム側で明確な境界線が引かれています。
公開プロフィールとポストのみ参照される
Grokがアカウント分析を行う際に参照するデータは、ユーザー名、プロフィール文、公開されているポストなどのオープン情報のみです。
これらを総合的に分析し、ユーザーの性格や傾向を推測して回答を生成しています。もし分析結果に「他人には知られたくない趣味」などが書かれていたとしても、それは過去の公開ポストからAIが推測したに過ぎません。
自分では忘れていた過去の投稿が元になっているケースが多いため、分析されたくない場合は過去の公開ポストを整理・削除することで対策できます。あくまで公開情報の積み重ねが結果として表れているだけなのです。
Grokで生成した動画は他人に見られる?
生成された動画や画像は、ユーザーが自らポストに添付して投稿しない限り、他人に見られることはなく非公開のままです。クオリティの高い生成機能ですが、権利問題とも隣り合わせであるため、公開のタイミングや範囲には慎重な判断が求められます。
ここでは、生成した動画が他人に見られる具体的な境界線と、投稿時に発生する注意点について解説します。
生成しただけでは公開されない
Grok上で動画や画像を生成した段階では、そのコンテンツはあなただけのものであり、勝手に公開されることはありません。
会話履歴の中に表示されているだけであり、自動的にタイムラインに投稿されたり、ギャラリーに公開されたりする機能はないため安心してください。生成機能を使って試行錯誤している過程や、意図せず奇妙な画像ができてしまった場合でも、それを自分から発信しない限り他人の目に触れることはありません。
生成自体は完全にプライベートな作業スペースで行われていると考えて問題ありません。試作段階の情報は守られています。
ポストに添付した時点で誰でも見られる
生成された動画や画像を他人に見られる唯一のタイミングは、それをXのポストに添付して投稿した瞬間です。
Grokの生成画面には「投稿する」といったボタンが表示されることがありますが、これをクリックすると公開情報として世界中に発信されます。一度投稿すれば、それは通常の画像付きツイートと同じ扱いになり、拡散や保存をされる可能性があります。
生成物の内容が著作権や肖像権を侵害していないか、投稿前に自分の目でしっかりチェックする責任が生じます。公開ボタンを押すことが、プライベートとパブリックの境界線となります。
Grokを仕事や副業で使うのは危険?
仕事や副業でのGrok利用は、機密情報の入力が情報漏洩につながるリスクがあるため、個人の利用とは異なる厳格な管理が必要です。安易な使用は会社の信用を傷つける恐れがあり、事前に落とし穴を知っておくことが欠かせません。
ここでは、職場で使用する際に守るべきルールや、権利関係の安全性について解説します。
機密情報の入力は情報漏洩になる
会社の顧客リスト、未発表の製品情報などをGrokに入力することは、重大なコンプライアンス違反であり、情報漏洩に直結します。
前述のとおり、AIは入力データを学習する可能性があるため、企業の秘密情報が外部に漏れるリスクとなり得ます。たとえ学習設定をオフにしていたとしても、クラウドサービスを利用する以上、データは社外のサーバーに送信されています。
多くの企業では、許可されていないクラウドAIへの機密情報の入力を就業規則で禁止しているため、ルールを破れば懲戒処分の対象になることもあります。業務データの取り扱いには細心の注意を払いましょう。
会社のアカウント管理ポリシーを確認する
会社から支給された業務用のアカウントやPCでGrokを利用する場合、管理者がログを監視している可能性があります。
企業向けの管理ツールを導入している場合、どの社員がどんなAIサービスを使い、どんな書き込みをしたかがシステム側で把握できるケースがあります。「バレないだろう」と思って副業の作業や私的なチャットをすると、管理者権限によってすべて筒抜けになっているかもしれません。
会社の資産を使ってGrokを利用する際は、それが業務として認められている範囲内かどうかを必ず確認しましょう。公私混同はトラブルの元です。
商用利用の権利関係はクリアになっている
Grokで生成した文章やコードを商用利用すること自体は、利用規約で認められています(2025年12月時点のxAI公式規約による)。
副業でブログ記事を書いたり、プログラムの補助に使ったりすることに法的な問題は基本的にはありません。ただし、生成された内容が既存の著作物に酷似していた場合、著作権侵害を問われるリスクはユーザー自身が負うことになります。
Grokを利用して成果物を作成する際は、他人の権利を侵害していないかどうかの最終確認を人間が行うプロセスが不可欠です。AI生成物はあくまで素材として扱い、最終責任を持って利用しましょう。
自分に合ったGrok設定で安全な利用環境をつくろう
Grokの履歴が他人に見られるリスクは、適切な設定と正しい使い方を知っていれば確実に防ぐことができます。
最も重要なのは、「データコントロール」で学習や共有の設定を見直すことです。これだけで、AIに勝手にデータを学習される不安から解放されます。また、共有機能やスクリーンショットによる意図しない流出に気をつけましょう。Xと連携している特性上、投稿ボタンひと押しで全世界に公開される点を常に意識しておくことが大切です。
便利なAIツールを長く安全に使いこなすために、まずは今の設定を見直すところから始めてみてはいかがでしょうか。正しい知識があなたのプライバシーを守ります。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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