企業集団

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企業集団とは事業提携や株式相互持合、融資関係などで緊密な関係を有する企業の集合体のことである。一般に、財閥のようなピラミッド型のヒエラルキーを持たず、個々の企業のつながりはやや緩やかであるという傾向がみられる。
ただし純粋持株会社解禁以降は企業集団の支配を目的とする持株会社(ホールディングカンパニー)が出現しており、企業集団に対して財閥に似た強い支配力を行使できるようになっている。

企業集団の考え方

企業集団は相互的支配・協力関係にある企業群である。子会社等の縦の関係を示す企業グループとは異なり、大企業同士の結合や株式の相互持ち合いなど横の関係が特に注目される。企業集団の形成により、そのグループ内の企業同士は資金面や利害関係など多方面の結びつきを持つこととなる。

六大企業集団について

六大企業集団とは三井グループ、三菱グループ、住友グループ、三和グループ、芙蓉会、第一勧銀グループという6つの銀行を頂点に形づけられた企業集団のことである。それぞれの企業集団は総合商社、鉄鋼、自動車、造船、化学などの基幹産業の株式をグループ内で持ち合い、結束を誇ってきた。ただし、2000年代のメガバンク再編によって六大企業集団は事実上消滅し、現在は4大銀行(三井住友銀行、りそな銀行、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、)と3大メガバンク(三井住友フィナンシャル・グループ、三菱UFJフィナンシャル・グループ、みずほフィナンシャル・グループ)体制となっている。

サプライチェーンとしての企業集団

企業集団はメーカーとサプライヤーが密接に結びついた「垂直型グループ」と、銀行が中心となりさまざまな業界に所属する企業が一体となって経営される「水平型グループ」の2種類に大別することができる。
複数企業間にまたがって事業を構築・運営する経営手法をサプライチェーンというが、会計情報など様々な情報の交換や共有が図りやすく、効果的なサプライチェーン・マネジメント(SCM)が実行しやすいというメリットがある。企業集団の中にはこのような構造に近いものもあり、企業支配とは別の観点から企業集団を捉えることもできる。



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