- 更新日 : 2020年6月10日
株主割り当てとは
株主割り当てとは、株主の中から株主を募集して、持ち株数に応じた一定の割合で株主に新株引受権を与えて、資金を振り込んでもらう方法のことである。
一般的に株主割り当ては、会社が株主の構成を変えずに増資したい場合に、時価よりかなり有利な発行価格で株主に割り当てられる。
企業が増資を行う場合、仮に時価を大きく下回る価格で新株を発行すれば、増資後の一株の価値が低下して、既存の株主の利益を損ねることになる。そのため、既存の株主に割り当てる株主割当が行なわれるのである。
株主割り当てを利用した増資には、資金調達が比較的確実であるというメリットがある。
また、増資後の株主構成に大きな変化がないことも利点の一つである。
最近では、地方銀行や電力会社などでも株主割り当てが利用されるケースが増えてきている。
株主割り当ては、発行済株式数の増加や、既存株主の持株数の増加を目的とした増資にも利用されている。
そして、この株主割り当てにより、会社の経営を中長期的に安定させるということに効果を発揮する。
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