• 更新日 : 2020年6月15日

株価キャッシュフロー倍率とは

株価キャッシュフロー倍率(PCFR)とは、株価が割高なのか割安なのかを検討する際に、参考となる指標の一つである。一株ごとのキャッシュフローは、キャッシュフローを発行済の株式数で割ることで計算することができる。

株価キャッシュフロー倍率により、一株ごとのキャッシュフローの何倍まで株価が買われているかを表すことができるのだ。

この場合使用するキャッシュフローとは、税引後利益に対して減価償却費を加えた金額のことである。

減価償却の方法は企業によって違っているため、その差異をなくすために減価償却費を加える。

これにより平準化した基準で各企業の収益力を比較し、「その企業が現金を生み出す能力 」を示す指標として利用できるのである。

株価キャッシュフロー倍率の倍率が高いほど株価は割高になり、倍率が低いほど割安と分析することができるのだ。

もちろん何倍以上なら割高だという数値はないのだが、同じ業種の平均や市場全体の倍率を比較することができる。

設備投資にお金をかける企業は、株価キャッシュフロー倍率が低くなる傾向があるため、成長に期待をかけることができるのである。


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