• 更新日 : 2020年6月15日

売上高総利益率とは

売上高総利益率(粗利益率)とは、販売する品物や提供するサービスの利益率が高いかどうかを表す比率のことを指す。

売上高総利益率 = 売上高総利益 ÷ 売上高

の式により計算することができる。

売上高総利益率は、社会の景気に影響されやすく、景気が良くなると高くなり、景気が悪くなると低くなる傾向がある。売上高総利益率は企業ごとの戦略の結果を表すため、利益率が高い場合には戦略が当たっており、販売商品の質が高いと判断できる。逆に比率が低い場合には、原価率が高くなっていたり、販売する商品の競争力が落ちている考えられる。

売上高総利益率の平均値は業界ごとに大きく異なっており、製造業や小売業で20~50%となる一方で、2%程度と低い業種もある。売上高総利益率を改善するためには、取引相手や販売する商品を再検討したり、仕入れや生産に必要な費用を削減するなどの対策が必要となる。

なお、売上高総利益率が低い場合でも、販売する商品の回転を速めれば、利益率を高めることができる。

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