• 更新日 : 2020年6月15日

為替予約とは

為替予約とは、将来の特定の時期における為替レートを、現時点で決定して、為替レートの変動によるリスクを軽減するための取引のことである。

為替予約をすることにより、為替レートの変動により発生する価格変動リスクや為替リスクを避けることができる。為替予約をする際には、自由にレートを決定できるわけではなく、先物予約レートを用いて予約することになる。

為替予約をすることで、将来の為替レートが不利な方向へ動いたとしても、損失が出ないというメリットがある。

企業が海外に向けて商品を取引する場合には、この為替予約をしておくことで、仮に為替レートが悪い方向に変動してもリスクは出ない。

為替予約は、先物為替予約とも呼ばれており、一般的には金融機関との間で為替レートを決定し約定する仕組みになっている。予約と呼ばれているが、実際には売買取引と規定されている。

為替予約をすると、基本的に変更や取り消しができないため、期日が来ると引渡しの義務が発生するので注意も必要である。


※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。

※本サイトは、法律的またはその他のアドバイスの提供を目的としたものではありません。当社は本サイトの記載内容(テンプレートを含む)の正確性、妥当性の確保に努めておりますが、ご利用にあたっては、個別の事情を適宜専門家にご相談いただくなど、ご自身の判断でご利用ください。