• 更新日 : 2020年6月15日

クロス取引とは

クロス取引とは、株式の大口売買において、同一銘柄に対して同じ株数、同じ値段での買い注文と売り注文を同時に発注して、約定させることである。

クロス取引をすることにより、株価変動の影響を受けることなく、株主優待を手に入れることができる。

投資家がある特定の銘柄の株式を買うと同時に、同じ銘柄を同じ株数の空売りをすることで、リスクを避けながら株主優待の権利だけを手に入れることができる。

株価が暴落しても大きなリスクはないが、時には逆日歩が発生するため、特にはならないことがあり注意も必要である。

他にも投資家がクロス取引をすることで、節税対策としても活用できる。ある銘柄の株式で値が下がり損失が出ている時、一度売って損失を確定させてから、再び買い戻してクロス取引することで節税ができる。

これらの納税義務の仕組みは個人のみで、法人の場合には適用できないことがあるので注意も必要である。クロス取引を行なう際には、税制の仕組みをしっかりと把握しておくことが大事である。


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