マネーフォワード クラウド請求書とクラウド請求書Plusの違いとは?

更新日:2025年10月15日

――企業規模や取引の複雑さで変わる、最適な選び方

請求書の発行・送付業務は、どの企業にも共通して存在するバックオフィス業務のひとつです。しかし、企業の規模や取引内容が変わると、求められる仕組みも大きく変化します。
マネーフォワード クラウドでは、そうした多様なニーズに応えるために「マネーフォワード クラウド請求書」と「マネーフォワード クラウド請求書Plus」という2つのシステムを提供しています。

本記事では、この2つのシステムの違いと、自社に合ったシステムの選び方をわかりやすく解説します。

請求書業務は「企業規模」で変わる

創業期から一定規模までの企業では、取引先の数も限られており、請求業務は比較的シンプルです。発行した請求書の入金を確認し、必要に応じて催促を行う。この一連の流れをスムーズに回せることが最優先となります。

一方で、企業の規模が拡大するにつれ、請求書業務の性質は変わってきます。取引先数や取引形態が増え、請求管理の複雑さが増していきます。こうした環境では、単なる「発行・送付ツール」ではなく、柔軟な請求管理ができる仕組みが求められるようになります。

この違いこそが、「クラウド請求書」と「クラウド請求書Plus」という2つの選択肢が用意されている理由です。

2つの選択肢が解決する課題の違い

マネーフォワード クラウド請求書:シンプルな請求業務を効率化

「マネーフォワード クラウド請求書」は、中小企業や比較的シンプルな取引を行う企業向けに設計されています。

請求書の作成・発行から送付、入金確認までの一連の業務を効率化し、キャッシュフローの安定化とバックオフィスの省力化を実現します。

  • 数十社規模の取引先に対して毎月請求書を発行している
  • 年間契約の月次分割請求や複雑な按分処理は必要ない
  • 請求業務にかかる手間を削減し、属人化を防ぎたい

といった企業に最適です。

マネーフォワード クラウド請求書

マネーフォワード クラウド請求書Plus:内部統制の強化、および複雑な請求業務を効率化

「マネーフォワード クラウド請求書Plus」は、事業の成長に伴う取引の増加や多様化に対応するとともに、内部統制の強化も実現する中堅企業向けのシステムです。

基本的な請求業務に加え、サブスクリプションのような前受金が関わる取引など、売上と請求の管理が複雑になりがちなケースにも柔軟に対応。例えば、年間契約において売上仕訳は自動で12か月に按分して作成し、請求書は先に年額分を1枚で発行するなど、柔軟な前払い対応が可能です。これにより、煩雑になりがちな請求管理を効率化します。

  • 事業拡大により、請求書の取引データ量が増加している
  • サブスクリプションなど、契約ごとに柔軟な売上計上・請求書発行を行いたい
  • 充実した承認ワークフローで、内部統制を強化したい

といった企業に適しています。

マネーフォワード クラウド請求書Plus

選び方のポイントは3つ

2つのシステムはいずれも請求業務の効率化を目的としていますが、最適な選択肢は企業の状況によって異なります。選定時には、次の3つの観点を意識すると判断しやすくなります。

1. 取引の複雑さ
シンプルな単体請求の場合は「クラウド請求書」。サブスクリプション型ビジネスや年間契約案件を期間按分して請求する場合、複数回取引を月次で合算請求する場合は「クラウド請求書Plus」をおすすめします。

2. 内部統制対応・不正対策の要否
内部統制・不正対策を行いたい場合は、承認ワークフロー機能を持つ「クラウド請求書Plus」。承認機能はいらず、クイックに請求書を発行したい場合は「クラウド請求書」が適しています。

3. SFA・CRMとの連携性
ご利用のSFA・CRMツールと連携できるかどうかも選定ポイントの1つです。
SFA・CRMと連携することで、受注データを自動で取込み、そのデータをもとに請求書の発行・送付まで実行が可能になります。
「クラウド請求書」はMazrica、ZohoとAPI連携可能です。
「クラウド請求書Plus」はSalesforceと連携可能です。

成長に合わせた“段階的な導入”も可能

マネーフォワード クラウドの大きな特徴は、企業の成長に合わせてシステムを追加・切替できる点です。

創業期・成長初期には「クラウド請求書」でシンプルな請求書発行業務を効率化し、取引の複雑化や事業拡大に合わせて「クラウド請求書Plus」に移行するといったステップアップも可能です。
事業フェーズに合わせた最適解を柔軟に選べます。

請求書送付業務だけを効率化したい場合は?

「請求書そのものは基幹システムからPDFやCSVで出力できるが、送付作業だけを自動化したい」という企業様には、マネーフォワード クラウドインボイスという選択肢もあります。

既存の請求書データをアップロードするだけで、複数取引先への電子送付や送付状況の一元管理が可能です。

マネーフォワード クラウドインボイス

まとめ

  • シンプルな請求業務を効率化したいなら「クラウド請求書」
  • 複雑な取引・会計処理まで一元管理したいなら「クラウド請求書Plus」
  • 送付作業だけを効率化したいなら「クラウドインボイス送付」

請求書業務は、企業の成長ステージや取引環境によって必要な仕組みが大きく異なります。まずは自社の業務フローと課題を整理し、最適な仕組みから導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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