「マネーフォワード クラウド」API利用規約

「マネーフォワード クラウド」 API 利用規約(以下「本規約」といいます。)は、株式会社マネーフォワード(以下「当社」といいます。)が運営・提供するビジネス向けクラウドサービス「マネーフォワード クラウド」シリーズの各サービス(以下「本サービス」といいます。)のAPI(以下「本API」といいます。)を、本APIの利用者(以下「利用者」といいます。)が利用するにあたっての諸条件について規定します。なお、本規約をご承諾頂けない場合、本APIを利用する権利は付与されませんので、ご注意頂ますようお願い申し上げます。

第1条(定義)

本規約において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによるものとします。

(1)「アプリケーション登録」
本APIの利用希望者が本APIを利用するに際し、本サービスとの連携を行うアプリケーションを本サービス上で登録することをいいます。

(2)「対象アプリケーション」
利用者が本APIを利用して、本サービスの機能又は本サービスから提供される情報を組み込んで提供するサービスをいいます。

(3)「Client ID」
Client Secretと組み合わせて、本APIを利用するアプリケーションの認証に使用する符号をいいます。

(4)「Client Secret」
Client IDと組み合わせて、本APIを利用するアプリケーションの認証に使用する符号をいいます。

(5)「APIキー」
Client ID及びClient Secret並びにその他情報の総称であって、本APIの個別の利用者の認証のために使用される符号、数列、その他情報の一切をいいます。

(6)「会員」
当社が定めた手続きに従い本サービスの利用を登録したユーザーをいいます。

(7)「会員情報」
会員が本サービスに入力又は保存した情報であって、当該会員からの事前同意のもと、本APIの利用を通じて利用者に対し提供される情報をいいます。

第2条(提供目的)

1. 本APIは、利用者が開発する対象アプリケーション上から、当該アプリケーションのユーザーに本サービスを使用させることを目的(以下「本目的」といいます。)として提供されます。利用者は、本目的を理解した上で、本目的に反しない範囲において、本規約中の定めに従い、本APIを利用することができます。

2. 本サービス又は本APIのうち、いずれのサービス、API又は機能の利用が許諾されるかは、別途当社と利用者との間における合意により定まるものとします。

第3条(利用登録)

1. 利用者は、本APIの利用を希望する場合、本規約の内容を承諾のうえ、当社が別途定める手続きに従い、アプリケーション登録を行うものとします。当社は、利用者がアプリケーション登録を完了することをもって本規約に同意したものとみなします。

2. 利用者は、アプリケーション登録にあたっては、当社が求める情報につき、真実かつ正確な情報を提供しなければなりません。提供された情報(以下「申込情報」といいます。)の内容に虚偽、誤り又は記載漏れがあったことにより利用者に生じた損害について、当社は一切責任を負いません。

3. 利用者は、申込情報に変更があった場合は、速やかに、別途当社の定める方法により、当該変更事項を当社に通知するものとします。利用者がかかる通知を怠ったことにより利用者に不利益が生じた場合であっても、当社は責任を負いません。

第4条(本APIの利用方法)

1. 当社は、アプリケーション登録を行った利用者に対して、本規約及び必要に応じて当社が別途定める利用方法・利用条件の範囲で本APIを利用できる権利を付与します。

2. 本サービスの提供を受けるために必要なコンピューター、ソフトウェアその他の機器、通信回線その他の通信環境等の準備及び維持は、利用者の費用と責任において行うものとします。

第5条(APIキーの管理)

1. 利用者のアプリケーション登録が完了した場合、当社は、当該利用者に対し、本APIの利用に必要となるAPIキーを発行します。

2. 利用者は、自己の責任においてAPIキーを管理及び保管するものとし、当社が事前に書面により同意した場合を除き、これを第三者に利用させ、又は貸与、譲渡、売買等をしてはなりません。

3. 当社は、APIキーとの一致を確認した場合、当該APIキーを保有する者として登録された利用者が本APIを利用したものとみなします。APIキーの管理不十分、使用上の過誤、第三者の使用等による損害の責任は利用者が負うものとし、当社は一切の責任を負いません。

第6条(利用料)

本API利用の対価は無償とします。ただし、当社と利用者との間で別途の合意により本APIの利用につき利用料が生じる旨合意された場合には、当該合意の内容に従うものとします。

第7条(会員情報の利用)

1. 利用者は、会員が別途本サービス上又は対象アプリケーション上において予め承諾した場合につき、本APIの利用により、会員が本サービスを通じて入力及び表示させている会員情報へアクセスし、当該会員情報を対象アプリケーションの提供に必要な範囲で利用することができます。

2. 利用者は、本APIを利用して取得した会員情報を、利用者が対象アプリケーションを提供する目的のためにのみ利用することができ、それ以外の目的で利用してはならないものとします。

3. 利用者は、会員の本サービス上での入力、編集行為により会員情報が変動することを予め了承します。利用者は、本APIを利用して取得する会員情報を常に最新の内容に更新して利用し、情報の更新後に利用者が最新の内容に合致しない情報を保有している場合、最新の内容に合致しない部分の情報を削除するものとします。

4. 利用者は、本APIを利用して取得する会員情報を善良な管理者の注意をもって管理するものとします。

5. 利用者は、本APIを利用して取得する会員情報の利用方法について、当社から指示を受けた場合、これに従うものとします。

6. 利用者は、対象アプリケーションを提供する目的のために本APIを利用して取得した会員情報を利用する必要がなくなった場合、又は会員から削除要請があった場合、当該情報を削除するものとします。

第8条(当社の社名・サービス名称等の標章・ロゴの使用)

1. 利用者は、対象アプリケーション上又は対象アプリケーション内に表示される本APIを利用して取得した会員情報が、当社より提供されたものである旨を表示することとします。

2. 当社は、利用者に対し、本規約及び別途の当社の指示又は当社の定めるガイドラインの範囲で、当社の社名及びサービス名称の標章・ロゴ・画像(以下「クレジット」といいます。)の利用を許諾します。

3. 利用者は、クレジットの表示(HTMLソースを含みます)の一部又は全部を除去、改変、改竄その他外観に対する変更を一切できないこととします。ただし、拡大・縮小その他クレジットの表示上必要やむを得ない改変を除くものとします。

4. 利用者は、クレジットを、当社のイメージを汚損したりする態様、対象アプリケーションの閲覧者に対して当社と利用者がなんらかの提携関係にあるかのような印象を与える態様、当社と利用者の提供するサービスが同一のサービスであると誤認混同するような態様で利用してはなりません。

第9条(禁止行為)

利用者は、本APIの利用にあたり、以下の各号のいずれかに該当する行為又は該当するおそれのある行為をしてはなりません。

本APIにより提供される機能の提供のみを目的としたアプリケーションの提供のための利用、その他本APIを再提供することと同視し得るような様態による利用

本サービス及び本APIの誤作動を誘引する行為

本サービス及び本APIが通常意図しないバグを利用する行為又は通常意図しない効果を及ぼす外部ツールを利用する行為

本サービス及び本APIのネットワークシステム又はサーバ等に過度な負荷をかける行為

本サービス及び本APIに接続しているシステムに権限なく不正にアクセスし又は当該システムに蓄積された情報を不正に複製、複写、書き換え若しくは消去する行為

本サービスを複製し、又は第三者へ譲渡若しくは再使用許諾する行為

会員情報を対象アプリケーションの運営・管理の範囲を超えて利用する行為

当社の知的財産権、名誉、その他の権利利益を侵害する行為

本サービス及び本APIに対する逆アセンブル、逆コンパイル、リバースエンジニアリング、その他本サービス及び本APIのソースコードを解析する行為

当社又は他の利用者その他の第三者に成りすます行為

他の利用者のAPIキーを利用する行為

本規約その他別途当社が定める本APIの利用条件に反する行為

その他当社が不適切と判断する行為

第10条(違反の場合の措置等)

1. 当社は、利用者が次の各号の一に該当し又は該当するおそれがあると当社が判断した場合には、当社の裁量により、本APIの利用の停止若しくは制限、アプリケーション登録にかかる登録の解除その他の措置をとることができるものとします。

本規約のいずれかの条項に違反した場合

当社に提供された申込情報の全部又は一部につき虚偽の事実があることが判明した場合

利用者が支払停止若しくは支払不能となり、又は破産手続開始、民事再生手続開始、会社更生手続開始、特別清算開始若しくはこれらに類する手続の開始の申立てがあった場合

当社からの問合せその他の回答を求める連絡に対して30日間以上応答がない場合

本サービス及び本APIの運営・保守管理上必要であると当社が判断した場合

その他前各号に類する事由があると当社が判断した場合

2. 当社は、本条に基づき当社が行った行為により利用者に生じた損害について一切の責任を負わず、本APIの利用の停止若しくは制限、アプリケーション登録にかかる登録の解除も、当該利用者が当社に提供した情報を保有・利用することができるものとします。

第11条(本API又は本サービスの変更、追加、廃止及び中断等)

1. 当社は、いつでも、自己の裁量において、利用者への通知無く、全部又は一部の利用者に対して、本APIの全部又は一部の提供を停止すること、並びにアプリケーション登録の解除及び新規のアプリケーション登録の再登録を拒否することができるものとします。また、当社が利用者に対して本APIの利用の停止を求めた場合には、利用者はただちに本APIの利用を停止するものとします。

2. 当社は、本APIの運用上必要と判断した場合には、利用者による本APIの利用に一定の制約(本APIへのアクセス回数、アクセス時間の制限、本API用のURL及び当社の知的財産権へのアクセス制限など)を設けることができます。当社は、利用者に事前の通知をすることなく、本API及び会員情報等の全部又は一部の変更、バージョンアップ又は追加等をすることができるものとします。

3. 当社は、当社の判断により本API又は本サービスの提供の全部又は一部の提供を終了することができるものとします。当社は、当社の判断により本APIの全部又は一部の提供を終了する場合、当社が適当と判断する方法で事前に利用者にその旨通知します。ただし、緊急の場合は利用者への通知を行わない場合があります。

4. 当社は、以下各号の事由が生じた場合には、利用者に事前に通知することなく、本サービス又は本APIの全部又は一部を一時的に中断することができるものとします。

本サービス又は本API用のハードウェア・ソフトウェア・通信機器設備等に関わるメンテナンスや修理を定期的又は緊急に行う場合

アクセス過多、その他予期せぬ要因でシステムに負荷が集中した場合

会員又は利用者のセキュリティを確保する必要が生じた場合

電気通信事業者の役務が提供されない場合

天災等の不可抗力により本サービス又は本APIの提供が困難な場合

火災、停電、その他の不慮の事故又は戦争、紛争、動乱、暴動、労働争議等により本サービス又は本APIの提供が困難な場合

法令又はこれらに基づく措置により本サービス又は本APIの運営が不能となった場合

その他前各号に準じ当社が必要と判断した場合

第12条(権利の帰属)

1. 当社が提供する本サービス、本API、会員情報等に関する一切の知的財産権は、当社又は当社にライセンスを許諾している者に帰属します。利用者は、対象アプリケーションを提供する目的のためにのみ本APIを利用できるものとし、かかる範囲においてのみ本API、会員情報等の使用をすることができます。

2. 利用者は、いかなる理由によっても当社又は当社にライセンスを許諾している者の知的財産権を侵害する行為又はそのおそれのある行為をしてはなりません。

第13条(秘密保持)

1. 本規約において「秘密情報」とは、利用者による本APIの利用に関連して、当社が利用者に対し、秘密である旨を示して、書面、口頭若しくは記録媒体等により開示された当社の技術又は営業上その他一切の情報を意味します。ただし、以下の各号に該当するものは、秘密情報に該当しないものとします。

開示前に既に保有していたもの

開示の前後を問わず、自己の責めに帰せざる事由により公知となったもの

秘密保持義務を負うことなく第三者から適法に取得したもの

秘密情報によることなく単独で開発したもの

2. 利用者は、対象アプリケーションを提供する目的以外の目的で秘密情報を使用してはならず、本規約において明示的に定める場合を除き、当社の事前の書面による承諾なしに、第三者に対し秘密情報を提供、開示又は漏洩してはなりません。

3. 利用者は、秘密情報を複製、複写、翻案等してはなりません。

4. 利用者は、当社から求められた場合はいつでも、遅滞なく、当社の指示に従い、秘密情報及び秘密情報を記載又は包含した書面その他の記録媒体物並びにその全ての複製物等を返却又は廃棄しなければなりません。

第14条(損害賠償)

1. 利用者は、本規約に違反することにより、本API、及び会員情報の利用に関連して当社に損害を与えた場合、当社に対しその全ての損害(弁護士等専門家費用及び当社人件費相当額を含みます。)を賠償しなければなりません。

2. 利用者の責に帰すべき事由に起因して、当社が、第三者から権利侵害その他の理由により何らかの請求を受けた場合、利用者は、当該請求に基づき当社が当該第三者に支払いを余儀なくされた金額及び当該請求に係る紛争等の解決のために当社が負担した金額(弁護士等専門家費用及び当社人件費相当額を含みます。)を賠償しなければなりません。

3. 利用者は、本APIを利用者の自己責任に基づいて利用するものとし、利用者の本APIの利用によって発生する一切の損害について、当社がその賠償責任を負わないことを理解し、承諾するものとします。

4. 当社は、前項にもかかわらず、法令その他何らかの事由により当社が利用者に対して損害賠償責任を負う場合においても、当社の賠償責任の範囲は、当社の故意又は重過失により当該利用者に現実に発生した直接かつ通常の損害に限られるものとします。

第15条(保証の否認及び免責)

1. 当社は、本API又は会員情報の利用が、利用者の特定の目的に適合すること、期待する機能・商用的価値・正確性・有用性・完全性を有すること、本API又は会員情報の利用が利用者に適用のある法令又は業界団体の内部規則等に適合すること、及び不具合が生じないことについて、何ら保証するものではありません。

2. 利用者は、本API又は会員情報の利用もしくは参照、又はこれに関連して対象アプリケーションに関して生じうるあらゆる損害、責任、及びクレームに関し当社を免責することとします。

3. 利用者は、本サービス又は本APIを使用する環境や通信状況の変化その他の外部的事情により、バグ・エラー等が生じる可能性があることにつき、あらかじめ了承するものとします。

4. 当社は、本API又は会員情報の提供の中断、終了、利用不能、会員情報の誤り等に起因する損害、その他理由の如何を問わず本API又は会員情報の利用に関連して利用者に生じた損害につき、賠償する責任を一切負わないものとします。

5. 本サービス、本API、又は会員情報に関し、利用者と第三者との間で紛争が生じた場合、利用者は、直ちにその旨を当社に通知するとともに、自己の責任と費用においてこれを解決するものとし、当社はこれに一切関与せず、何ら責任を負わないものとします。

第16条(有効期間)

1. 本利用契約の有効期間は、本APIの利用申込時に合意された利用期間のとおりとします。ただし、期間満了の3ヶ月前までに当社・利用者のいずれからも何らの書面による申出がないときは、本利用契約は同条件で更に同期間継続されるものとし、その後も同様とします。

2. 利用者が、本利用契約の有効期間中に本利用契約を解約した場合、利用者は、解約までの日数にかかわらず、直ちに利用期間満了までの利用料の全額を当社に支払うものとし、支払い済みの利用料がある場合には、当社は、当該既払利用料を返還する義務を負わないものとします。

3. 当社は、利用者が本サービスを退会した後も、当該利用者が当社に提供した情報を保有・利用することができるものとします。

第17条(規約改訂)

当社は、適宜本規約の内容を変更、追加又は削除できるものとします。当社が本規約を変更等した場合には、適宜に当社が定める方法により利用者に当該変更内容を通知するものとし、当該変更内容の通知後、利用者が本APIの利用を継続した場合、利用者がその変更を承諾したものとみなします。

第18条(反社会的勢力の排除)

本APIの利用に際し、利用者は、当社に対し、次の各号の事項を確約するものとします。

自ら及びその役員が、反社会的勢力ではないこと、及び反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係を有していないこと

反社会的勢力に自己の名義を利用させ、本APIの利用を申込むものでないこと

自ら又は第三者を利用して、当社に対し、脅迫的な言動又は暴力を用いる行為、風説を流布し、偽計若しくは威力を用いて相手方の業務を妨害し又は信用を毀損する行為、法的な責任を超えた不当な要求行為、その他これらに準ずる行為をしないこと

第19条(本規約上の地位の譲渡等)

1. 利用者は、当社の書面による事前の承諾がある場合を除き、本規約に基づく利用者の権利若しくは義務、又は本規約上の地位について、第三者への譲渡、承継、担保設定、その他一切の処分をすることはできません。

2. 当社が、本サービス又は本APIにかかる事業を第三者に譲渡し、又は当社が消滅会社若しくは分割会社となる合併若しくは会社分割等により本サービスに係る事業を包括承継させたときは、当社は、当該事業譲渡等に伴い、本規約上の地位、権利及び義務並びに申込情報その他の利用者に関する情報を当該事業譲渡等の譲受人又は承継人に譲渡することができるものとし、利用者は、あらかじめこれに同意するものとします。

第20条(分離可能性)

本規約のいずれかの条項又はその一部が無効又は執行不能と判断とされた場合であっても、当該判断は他の部分に影響を及ぼさず、本規約の残りの部分は、引き続き有効かつ執行力を有するものとします。当社及び利用者は、当該無効若しくは執行不能とされた条項又は部分の趣旨に従い、これと同等の効果を確保できるように努めるとともに、修正された本規約に拘束されることに同意するものとします。

第21条(準拠法及び合意管轄)

本規約は日本法に準拠するものとし、本規約に起因し又は関連する一切の紛争については、東京地方裁判所を第一審の専属的合意管轄裁判所とします。

第22条(協議解決)

当社及び利用者は、本規約に定めのない事項又は本規約の解釈に疑義が生じた場合には、互いに信義誠実の原則に従って協議の上速やかに解決を図るものとします。

2017年2月24日 制定

2018年11月27日 改定