
監査対応の工数を大幅削減。プロセスの可視化で「見せる」だけで完結する連結決算へ。
経理部 渡邉様
- 導入サービス
- 連結会計
- 業種
- IT・メディア
- 事業規模
- 法人(51~300名)
課題
・表計算ソフトを用いた連結決算の半自動化による「ブラックボックス化」と属人化
・監査法人へ処理の流れを一つひとつ説明する必要があり、双方に説明負担が増大
・表計算ソフトの挙動が重くなったり、検算箇所が多くなったりと煩雑化していた結果
・処理プロセスが可視化され、誰でも計算ロジックを理解しやすくなった
・監査法人への説明負担が劇的に軽減、指摘も減った
・連結決算にかかる作業時間を大幅に短縮
属人化をなくそうと工夫をするほど、処理の流れがブラックボックス化してしまい、ますます属人的になってしまうといった課題を解決すべく、マネーフォワード クラウド連結会計を導入されました。今回は導入の経緯や導入後の変化、活用方法などを、同社の山田様、渡邉様に詳しく伺いました。
「人の手」の削減が招いた「作った人にしか分からない」連結決算
以前は連結決算業務を表計算ソフトで行っていました。
人為的なミスや属人化を防ぐため、とにかく人の手を介さない運用を目指し、表計算ソフトの関数を駆使して“単体決算の数値を貼り付ければ、連結決算が概ね完了する”ような、自動計算用のフォーマットを構築していました。私たちが表計算ソフトの扱いにかなり慣れていたことや、複雑な内部取引が少なかったこともあり、このフォーマットは作業担当者1名、レビュワー1名の共有範囲であれば、一定程度機能していました。
しかし、このフォーマットには監査や共有の観点で大きな問題を抱えていました。
処理を自動化しようと数式を複雑に組んでいくうちに、関係者以外にはロジックが理解できない状態になっていたのです。そのため、監査法人の方も表計算ソフトに慣れているとはいえ、数式の意図や処理の流れを一つひとつ解説し理解いただく必要があり、説明に多大な時間を要する上、何度も同じ説明を求められるなど、双方に負担が非常に大きくなっていました。さらに、検算や差額などのチェックでは問題がなかったものの、実際に監査法人が取引ごとに内容を確認したところ、若干の処理の誤りがあったということもありました。ミスや属人化を排除しようと自動化を図った結果、処理フローがブラックボックス化してしまい、かえってミスや属人化を生んでいました。
さらに、関数の多用で表計算ソフトが重くなったり、検算の難易度が上がったりと、グループが拡大するにつれて様々な課題に直面するようになりました。
費用対効果と現場目線のシステム設計が選定の決め手に
これらの課題が深刻化したことに加え、監査法人からもシステム化の助言があったため、連結会計システムの導入を検討し始めました。複数のシステムを比較検討しましたが、最終的にマネーフォワード クラウド連結会計を選んだ理由はいくつかあります。
まず、既存システムとの連携性です。すでにマネーフォワード クラウド会計Plusを利用していたため、データ連携がスムーズに行えると考えました。
次に、費用対効果です。他社の連結会計システムと比較して、機能に対して価格がリーズナブルであると感じました。
一度、表計算ソフトでの連結決算を実現していた我々としては、そもそもコストをかけるかどうかは最後まで悩んだポイントであり、できる限り費用は抑えたいと考えておりました。他のシステムはオーバースペックかつ高コストと感じるものが多い一方で、マネーフォワード クラウド連結会計は、機能に対して価格がリーズナブルであると感じました。
そして、最も大きな決め手となったのが、システムの随所から感じられた業務理解の深さです。デモンストレーションや質疑応答を通じて、開発チームが連結決算業務のボトルネックや現場の課題を深く理解していると感じました。単にシステムを提供するだけでなく、ユーザーの課題解決に寄り添ってくれる姿勢に信頼感を持ちました。
加えて、シンプルな操作性と分かりやすいUIも魅力でした。直感的に操作できるため、導入後のトレーニング期間も短縮できると期待しました。導入支援の担当者の方の丁寧なサポートも安心材料となりました。
処理プロセスの可視化により、監査説明は「見せるだけ」に
システム導入の効果はすぐに現れました。
一番の課題でもあった属人化やブラックボックス化が解消されたことは、特に大きな変化でした。システム上で処理プロセスが可視化されたため、誰でも処理の内容を理解しやすくなりました。
それにより、監査法人への説明負担も劇的に軽減されました。以前は複雑な表計算ソフトの数式を一つひとつ説明する必要がありましたが、導入後はシステムのアカウントを閲覧権限で共有するだけで、詳細な説明なしに理解してもらえるようになりました。今まで双方の負担となっていた処理プロセスに関する質問やそれに関するやりとりが全くなくなり、驚きを感じています。監査に必要な資料もシステムから簡単に出力できるため、資料作成の手間も省けています。
また、マネーフォワード クラウド会計Plusと連携を行ったことで、単体決算が締まる前でもある程度データ収集を行えること、最新版に更新するのもボタン一つで完了できることも利点に感じています。過年度の数値を確認する場合も、その都度表計算ファイルを探す手間がなくなり、データの一元管理の重要性を感じています。
システム随所から感じる「実務家の視点」が、安心と信頼の理由
監査法人への説明工数を減らすという観点で、工夫しているポイントがあります。
マネーフォワード クラウド連結会計では、内部取引の照合や消去を自動化する機能があります。しかし、弊社ではあえてその機能は使わず、内部取引消去仕訳をExcelファイルでインポートする運用をとっています。理由は二つありまして、一つは内部取引があまり多くないからなのですが、もう一つはExcelファイルでインポートすることで、取引レベルで内訳を残すことができるためです。
人の手を介することでヌケモレやミスが起こりやすいところは、システムの強みを活かして正確かつ確実に処理を行ってくれる上、処理の内容をわかりやすく残すことができるところに、マネーフォワード クラウド連結会計の良さを感じています。
内部取引照合機能だけでなく、連結修正仕訳の起票やチェック機能など、連結決算業務における具体的な課題に寄り添う機能が充実しており、開発チームの連結決算業務を取り巻く課題への理解の深さを感じています。これにより、複雑な連結会計処理が効率的に行え、日々の業務に大いに役立っています。このようなきめ細やかな機能提供と開発体制への信頼感が、システムを安心して利用できる大きな理由の一つです。
※掲載内容は取材当時の情報です。
公開日:2026年2月19日 公開当時の情報となります
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