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フリーランスに仕事を頼むなら、多少値が張っても「仕事が早い人」に頼む。

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Photo By Eric

フリーランスに仕事を頼んだが、品質に問題があり、手戻りが多くて困った、という担当者の方は多いと思います。特に最近ではweb上のみで顔を合わせずに依頼ができるので、この種のトラブルが急増しているようです。

私の知人にも、webサイトの制作を依頼したが途中で逃げられてしまった、あるいは締め切りが迫っているにも関わらず突然「できない」と言い出したなど、フリーランスの方々とのトラブルは数多く耳にします。

どうすればこのようなトラブルを防げるのでしょうか。

もっともよい方法の一つは、多少値が張っても「仕事が速い人に依頼する」です。この話をすると、多くの方から「コスト度外視で依頼するということか」とお言葉をいただくのですが、もちろんそうではありません。

例えば、同じ仕事を出した時、「1週間で終わります。80万円です。」という方と「1ヶ月かかります、80万円です」という方がいたとします。(おどろくべきことに、実際見積もりをもらうと、このくらいの差が出たりします)

この場合、仕事を依頼する側は2通りの反応があります。

1.同じ価格なら、早いほうが良い、と言って早い方に仕事を出す
2.相見積もりの結果から、「1周間で終わる」といった方に「40万でできるだろう」と値引きを迫る方

前者の方は、「成果」に対して対価を支払っています。
後者の方は「時間」に対して対価を支払っています。

もちろん、時間単価は圧倒的に前者が上です。が、それであっても「手戻りは困る」「重要な仕事だ」と言った場合は、前者に仕事を依頼したほうが、プロジェクトがうまくいくケースが多いと思います。

一体なぜ、「仕事を依頼するなら、仕事が早くて単価が高い人」に頼むとプロジェクトがうまくいくのでしょう。

仕事が早い人に仕事を依頼する理由

大別すると、3つの理由があります。

1.仕事が速い人は、スキルが高いことが多い。
2.仕事が早ければ、プロジェクトは早く進み、結果として投資対効果が良い。また、手戻りがあったとしても対応が早いので、プロジェクト全体への影響が少ない。
3.仕事を早く終わらせる約束をするのは、相当の責任感を伴う。

仕事が早い方への依頼は、結局のところ「時間単価」は高くなることが多いでしょう。だから、「高すぎる」と感じる方も多いかもしれません。

実際、知人のフリーランスは他のフリーランスの方が「6ヶ月、300万」と提示したところに、「2ヶ月、300万」と提示したところ「2ヶ月で300万は高すぎる」と言われたそうです。

この会社は知人に対し、「2ヶ月ならば150万にならないか」と交渉したのですが、知人は「270万が限界」と突っぱねました。

結局この会社は知人に270万で依頼しましたが、プロジェクトは成功し、かなり喜んでもらえたそうです。

このように、もちろん発注側は立場が強いので、そこで相見積もりで「価格を下げろ」といえば、応じるフリーランスの方はいるかもしれません。

しかし、その情報は水面下では「良いフリーランスの中で」共有されます。本当に良いフリーランスは値引きにはあまり応じません。顧客がたくさんいるからです。

実際、この知人は「あの会社はいつも値下げを要求してくるので、あまり仕事を受けたくない」とこぼしていました。

システム開発などの複雑な仕事においては長期的に良い人を獲得するのが重要なため、値引きを迫るのはよっぽどの時以外にはやめたほうが良いかもしれません。

これは、採用の際に「良い人には多くの給料を出し、買い叩かない」というのと同じ論理です。企業側が採用の際に足元を見て、スキルに見合わない安い給与で雇用したとします。短期的にはその方は会社にいてもらえるかもしれませんが、長期的には良い関係を続けるのは難しいでしょう。フリーランスの方々との付き合いも全く同じです。

とはいえ、初めて付き合うフリーランスの方の実力を測るのはとても難しいことです。ある企業の外注管理担当の方はこう言いました。

「初めての契約の場合、相見積をします。実績の確認などをしますが、やはり一番の信用力は知り合いの口コミです。ですので、知り合いの口コミであれば多少高くてもそちらでお願いする確率は高いです。」

クラウドソーシングなどの登場でとかく、「価格」が重視されがちな現状ですが、上の担当者のようにできるだけ多角的に、納期、単価、口コミ、与信、実績などを詳細に吟味することが重要です。

まとめ

「だれでもできる作業」や、「単調な仕事」については、できるだけ安く、というのは間違いなく正解です。しかし、開発業務や企業ブランドに関わるライティング、デザインなどある程度のスキルを必要とする仕事については、価格よりも仕事の早さを重視して選定するほうがより間違いが少ないと言えます。技能を持つフリーランスは、「仕事が速いから」単価が高いのです。

執筆者
Books&Apps

安達裕哉(あだち ゆうや)

1975年、東京都生まれ。Deloitteにて12年間コンサルティングに従事。マネジメント、IT、人事コンサルタント。現在はコンサルティング行う傍ら、学習塾の経営を行い、人材育成に注力している。
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