
「フリーランスになるなら、ブログを書いたほうが良いですよ」と言われるフリーランスの方が増えているようです。
もちろん、ブログを書くことには様々なメリットがあります。よくあげられる話として以下のような話があります。
・ブログから仕事が取れる
・ブログから人脈ができる
・ブログで自分の作品を見てもらえる
しかし、私が過去に携わったフリーランスの方々で、当初予定したようにブログを運用できている方は全体の1割程度の人しかいないようです。
多くの方は、
「始めたけど、続かなかった」
「書いてみたけど、あまり効果がなかった」
と言っており、仕事につながったり、人脈を構築できたりというのは、レアケースです。一体なぜでしょうか。
ブログで成功している方々は皆、次のように言います。
「ブログは成果が出るまではある一定の努力を必要とする。広告やダイレクトメールなどと異なり、即効性はない。」
彼等が言うとおり、ブログを書くことは、努力を積み上げることによる未来への投資なのです。
ですが、単に「努力せよ」では、不安な方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、ブログを書こうと思っている方々へ、仕事に役立てるには何をどれくらいやればいいのか、という話を書きたいと思います。
金銭的な投資はたいしたことはない
まず、金銭的な負担です。多くの方が御存知の通りブログを始めるのに、ほとんどお金はかかりません。無料のブログサービスも存在している上、自分で少し勉強すればレンタルサーバを借りて運営することもできます。
といっても、レンタルサーバもせいぜい月500円程度で借りることができます。また、ドメインを独自のものとしても年間10,000円程度で運営できます。
要するに、お金はほとんどかかりません。ですから、投資の多くは金銭ではなく、最も貴重な資源である「あなたの時間」となります。
時間の投資は膨大
実際に書いてみたことのある方はわかると思いますが、ブログの運営は時間を大量に必要とします。いえ、大量どころではありません。「膨大」と言ってもいいでしょう。その膨大な時間をつぎ込んでまで、ブログを書く価値はあるのでしょうか。
実際、以下に示す程度のことをやりきれば、効果は高い確率で出るでしょう。しかし、中途半端にやるくらいなら、効果は期待できませんので、あまりおすすめできるマーケティングの手法ではありません。
ブログはとにかく、効率が悪いのです。これが多くの人が途中でブログをやめてしまう理由です。
ブログ運営のテクニック
具体的には、結果を求めるのであれば以下を行うことを推奨します。
1.できれば1日1更新、少なくとも3日に1回更新
2.少なくとも1年以上、可能であれば2年間は書き続ける。
3.1記事作るのにかける時間は1時間。慣れてくれば短縮可能だが、なれないうちはこのくらいは見ておかないと、質を保つのが難しい。
4.読み応えのある記事の文字数は1000字から3000字。これより少ないと物足りない、多いと読みきれない。
5.記事の内容は初心者のうちは「まとめ系」、あるいは「何かの紹介」でも良い。だが、フリーランスがブログを書く場合は、PVを追求するのではなく自分自身のブランディングが目的であるケースが多いと思われる。その場合、オリジナルの記事、すなわち「自分が特に詳しく知っている、他の人に役立つ知識」や、「あなたならではの視点を入れた意見」などの、オリジナル記事にせざるを得ない。ただし、最初からではなく半年程度の運用後、ある程度文章を書くコツを掴んでからでも遅くない。
6.専門性の高い記事を書くと仕事や人脈に繋がりやすいが、専門性が高過ぎると読者を絞りすぎてしまうため、専門記事1に対して、一般向け記事3程度の割合で、読者を増やしつつ、その中に一定の割合で存在する専門家に向けて発信する。
7.タイトルに気をつかう。読んでもらえるかどうかはタイトルで半分決まる。
8.記事はおおまかに3種類に分けることができる。一つ目はシェアされることを狙う、共感を呼ぶ記事。二つ目は検索エンジン上位に表示されるための、調べられそうなキーワードを含む記事、そして、三つ目は新しい読者を呼びこむための時事ネタ。この三種類の記事をバランス良く書く。
9.読みやすい文章が書けるようになるまで、200記事から300記事書く必要がある。これは毎日書いて約一年と言う計算。それくらい書くと、文体が固まってくる。
10.記事を公開する時間は、できるだけ朝の通勤時間前が良い。よくブログが閲覧される時間帯は8時から9時、12時から13時、そして22時から23時の間の3時間帯。よって、できうる限り早起きして朝の8時前にブログを公開すれば、閲覧者が増える。
まとめ
企業がメディアを作るのとは異なり、フリーランスがブログを書く目的はPVではなく、自身のブランディングやファンの確立です。
コツコツと毎日続ければ、決して他の人の真似のできない価値を生み出すことができるでしょう。がんばってください。
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