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ウェアラブルデバイスとは?
Appleが腕時計型のデバイスであるApple Watchを発表、Googleがメガネ型のGoogle Glassの開発を進めていたりと、身につけるデバイス「ウェアラブルデバイス」が様々なメディアによって取り上げられています。
スマートフォンやタブレット端末が広く認知された現在、注目の対象はウェアラブルデバイスへと移りつつあります。このウェアラブルデバイスの最大の特徴である、「端末を身につけて使用する」ことで生まれる可能性や、新しい活用方法とはどのようなものがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
スマートフォンとウェアラブルデバイスの違いは?
ウェアラブルデバイスとスマートフォンとの大きな違いとしては、手で持って使用するか体に身につけて使用するかという点にあります。ウェアラブルデバイスは音声認識技術の活用によって、声に出すだけで操作が可能となっています。
これにより、移動中や運動中など手がふさがっている場面でも利用することができます。
また、スマートフォンとは違い、ウェアラブルデバイスであれば24時間身につけることも難しくありません。そのため、定期的な記録が必要になる体に関するデータの収集も容易に行うことができます。
睡眠時や運動時はもちろん入浴時までも、身につけたウェアラブルデバイスよる情報収集が可能になります。
特に、健康管理の面でスマートフォンよりも正確に、長時間のデータ収集を行うことによって生活習慣が可視化され、医療目的などによる応用の範囲をさらに広げることになります。
ウェアラブルデバイスを使用するメリットは?
ウェアラブルデバイスの登場による一番のメリットは、やはり「手が塞がらないこと」です。常に身につけるという使い方をするため、普段の生活により密着した役割を果たすことができます。
特に睡眠時間など、健康に関わる情報を常時記録できるという点は、ウェアラブルデバイスを使用する大きなメリットで、運動をしながらのデータ収集など、スマートフォンではできなかった様々な利用方法が可能になっています。
また、メガネ型の端末を身につけることで、遠方からの指示を的確に得ることができる他、資料に目をやらずに、ディスプレイで確認作業ができるなどのメリットがあり、医療やエンジニア業界からの注目も集まっています。
実際にメガネ型の端末を使用することで、飛行機のメンテナンス時に技術者からのオンラインによる遠方からの指示に活用されたり、医療では看護師が手術の際の準備にディスプレイを確認しながら必要なものを集めるといった用途に使用されています。
抑えておきたい!人気のウェアラブルデバイス5選
1. Apple Watch
ウェアラブルデバイスで最も注目されているものが、Apple Watchです。iPhoneなどと連動することで、さらに便利な機能を使用することができます。
例えばApple Watchを使うことでiPhoneをポケットから出り出すことなく、マップを見たり音楽を聴いたりといった動作を連動して使用することができます。それ以外にも、iPhoneカメラのリモコン機能など、手首の上で基本的な操作が可能な点が大きな特徴です。
さらにデザインにこだわるAppleらしく、3種類のシンプルなスタイルを発表するなど、外見にも話題が集まっています。2015年春に発売予定とされています。
製造メーカー | Apple |
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製品の公式サイト | Apple – Apple Watch |
価格 | 約37,000円〜 |
2. SmartWatch 3
Appleと同じく腕時計型のウェアラブルデバイスがソニーのSmartWatch 3です。こちらはすでに発売されています。
Bluetoothでのスマートフォンと接続して使用することができ、加速度センサーやコンパス、GPS、ジャイロセンサーなどを搭載し、細かい動きや場所、移動などの情報を取得することができます。
また直接のタッチ操作だけでなく、話しかけるだけで文字入力やネット検索ができる機能もあります。
製造メーカー | ソニー |
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製品の公式サイト | ソニーの公式通販サイト ソニーストア(Sony Store) |
価格 | 24,880円+税 |
3. Google Glass
ウェアラブルデバイスで、ニュースやメディアが常に追いかけているデバイスがGoogle Glassです。
その名前の通り、メガネのレンズ付近にディスプレイが搭載されており、ハンズフリーで様々な情報を表示することができる端末です。また、音声での操作も可能となっています。
ただ、最近になって一般ユーザー向けへのプログラムが打ち切りとなってしまうなど、このGoogle Glassが実用レベルで使えるようになるには時間が必要との声もあります。
製造メーカー | |
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製品の公式サイト | Google Developers |
価格 | 約1,500ドル(開発者版) |
4. NIKE+FUELBAND
スポーツの分野では、ナイキからバンド型のウェアラブルデバイスが発売されています。
これを身につけることで、歩数や運動量を記録しスマートフォンと連動して記録、リマインドなどを設定することができます。
FUELというアプリで友人と情報を共有をすることで、モチベーションの維持に役立ちます。また、ゲーム感覚で運動ができる機能などがあることなども愛用者が多い理由です。
運動を数値化するスポーツメーカーらしい発想が話題になっています。
製造メーカー | NIKE |
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製品の公式サイト | Nike+ FuelBand SE. Nike Store JP |
価格 | 8,999円 |
5.ムーヴバンド
ドコモと体温計など健康機具を開発するオムロンの合同で作られた会社であるドコモ ヘルスケアから発売されているウェアラブルデバイスです。
歩数、移動距離、消費カロリー、睡眠時間などを細かく計測しスマートフォンのアプリへ転送し、データ化をしてくれるデバイスです。
生活習慣を把握し見直すことができる健康志向のデバイスとしての特徴があり、友人との目標のシェアや健康な体づくりの提案をしてくれるアプリとして有名です。
製造メーカー | ドコモ ヘルスケア |
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製品の公式サイト | ドコモ・ヘルスケア株式会社 |
価格 | 9,849円 |
まとめ
ウェアラブルデバイスの用途はエンターテイメントに限った話ではなく、エンジニアリング、医療、その他仕事の効率化やミスの軽減など、活躍できる分野は多岐に渡ります。
そのため、スマートフォンの登場によりPCを取り巻く環境が大きく変わったように、ウェアラブルデバイスの登場によって、普段の生活シーンに大きな変化を起こす可能性があると期待されています。
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