経営者への意識調査から読み解く、クラウド型会計ソフトの未来とは?

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経営者への意識調査から読み解く、クラウド型会計ソフトの未来とは?

会計ソフトには「インストール型会計ソフト」と「クラウド型会計ソフト」の2種類が存在しますが、近年ではクラウド型会計ソフトに注目が集まっています。
30名以下の企業経営者の方に、クラウド型会計ソフトに関するアンケートを実施しました。

クラウド型会計ソフトの認知度はいまや8割超

まずクラウド型会計ソフトの認知および利用状況を聞くと、「知らない / 聞いたことがない」と答えた方はわずか16.9%に留まり、現在利用している人も含め、少なくともその存在を知っている方が8割を超えていることがわかりました。

一方で、「利用に興味はあるが、実際に利用したことはない」、「機能や特徴は知っているが、利用する気はない」、「名前は知っているが、機能や特徴はよく知らない」など、認知はしているが利用に至っていない方が合計で6割程度いるのも現状です。

クラウド型会計ソフトの認知・利用状況

このように、高い認知度の反面、実際に利用している方や利用に興味を持っている方がまだ少ないことは、クラウド型会計ソフト全体としての課題と言えるでしょう。

安心さ、楽さ、手軽さがクラウド型会計ソフトを導入する主な決め手

続いて、既にクラウド型会計ソフトを導入している方にその理由を聞いたところ、「バックアップが必要なくPCが壊れたり買い替えの際も安心だから」が69.2%、「税理士に仕訳で必要なデータを送ったりする手間を無くしたいから」が61.6%、「初期費用がかからず始めやすい価格帯だから」が58.5%でトップ3を占めていました。

クラウド型会計ソフトを導入した理由

もしものときの安心さ、仕訳などの手間の少なさ、費用面でのはじめやすさが多くの方にとってクラウド型会計ソフト導入のきっかけになっていると言えます。これらの特徴はインストール型の会計ソフトにはないもので、クラウド型ならではのメリットです。

導入していない主な理由はきっかけがないから

一方、クラウド型会計ソフトを導入していない方が答えるその理由は、「導入するほどの大きなタイミングやきっかけがないから」が63%と最も多く、次いで「なんとなく導入が面倒で腰が重いから」が53.4%、「月額料金支払いへの不安があるから」が52.4%となっています。

クラウド型会計ソフトを導入していない理由

こうして見ると、明確な理由があってクラウド型会計ソフト導入していないというよりは、「なんとなく」導入に踏み切ることができない方が多数派なのです。裏を返せば、今後クラウド型のメリットがより広く知られるようになれば、今よりもっと多くの方がクラウド型会計ソフトを利用することになるだろうとも考えられます。

会計ソフトの世界においてクラウド化が進んでいること、これからも進んでいくだろうことは、こうしたデータからも確実だと言えるでしょう。

【調査概要】
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象ユーザー:30名以下の中小企業経営者
サンプル数:1,100
調査実施期間:2021年3月

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