平成最後のお年玉の相場はいくら? 関東と関西で“格差”あり!?

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平成最後のお正月がやってきました。おせちやお雑煮も楽しみですが、お正月のイベントといったらやっぱりお年玉ですよね。

大人になって“あげる側”になると、「幼稚園児には500円?」「小学校高学年の子には5,000円? 1万円?」など、年相応の相場が分からなかったり他の親戚と足並みを揃えたりと、なにかと気を使うもの。平成最後のお年玉、相場はいくらなのでしょうか。

関東と関西で“格差”があった

あおぞら銀行は2018年6月、全国55~74歳の男女2,071人を対象に「今どきシニア、贈るお金と貯めるお金のアレコレ」調査を実施しました。これによると、平成最後となるお年玉の相場は、「1人あたり平均7,700円をあげる予定」という結果になりました。

あくまで調査時点での予定とのことですが、前年8,100円から微減し、ちょっぴり懐が寂しいお正月を送っている子どもたちもいるかもしれませんね。


※あおぞら銀行のプレスリリースより引用

ちなみに、ここ5年間の平均額は7,700~8,200円で推移しています。

<孫へのお年玉の金額>
2018年:7,700円
2017年:8,100円
2016年:7,900円
2015年:8,200円
2014年:7,700円

またエリア別で見ると、関東平均は8,300円(前年比100円増)、関西平均は7,500円(前年比100円減)と、“東高西低”の実態が明らかになりました。

<エリア別の孫へのお年玉平均>
全国平均:7,700円(前年比400円減)
関東平均(東京、神奈川、埼玉、千葉):8,300円(前年比100円増)
関西平均(大阪、京都、兵庫、奈良):7,500円(前年比100円減)

贈与税がかかるのは110万円超

かわいい孫を思って、超高額なお年玉をあげるシニアもいるでしょう。よかれと思って、後先考えずに大金や高級車をあげると、お年玉ならぬ“おとし穴”にはまるかもしれません。

というのも、1月1日から12月31日までの1年間で、110万円超の財産を贈与された人は、「贈与税」を申告しなければならないのです。現金だけでなく、110万円超の価値がある有価証券や骨董品なども課税対象になるので注意が必要です。

>>贈与税がかかるものは? 速算表も確認する!

贈与税は避けたいけど、どうしても孫にお年玉をたっぷりあげたい人は、次の贈与税0円でお年玉を限界まであげる方法を考えた記事も参考にしてみてください。

>>かわいい孫に贈与税0円でお年玉を限界まであげる方法を考えてみた

「あるある」「オモシロ」お年玉エピソード

お年玉といえば、嬉しい思い出もガッカリした思い出もあるものです。大人になった今でも思い出す、懐かしいお年玉エピソードを聞いてみました。

あるある

◆親戚の集まり。なかなかお年玉をくれなかったけど「最後もらえるだろう」と思っていたら、結局もらえなかったこと。(37歳女性)

◆「ゆうちょに貯金しとくね」と、いつも母親に回収されていた。学費に充てられたのだろうか……。(30歳男性)

◆2歳年上のお姉ちゃんの方は、毎年自分より2,000円多くもらっていた。ずるい。(31歳女性)

いいな~!

◆病院の跡取りだった友達は、毎年看護師から少しずつお年玉をもらって、数十万円になっていたそうです。(38歳男性)

オモシロ

◆先輩から「これで茶でも飲んでくれや~」と言われ、お茶っぱの入ったお年玉袋をもらった。(27歳男性)

びっくり

◆親戚一同が集まったら、子供だけが呼ばれて、ポチ袋のキャッチ大会が開かれていました。投げられたポチ袋を多くキャッチできた人ほど、お年玉が多いスタイルです(笑)。(25歳女性)

ほんこわ

◆成人になった年の母からのお年玉。にらみつけるような険しい形相で「使い方、考えなよ」と大金を渡されました。使いづらいです……。(21歳女性)

だまされた!

◆子供のころ、親戚から外国紙幣のお年玉をもらいました。当時は子供だったため、その外貨が日本円でどの程度の価値があるのかは分かりませんでしたが、今思うとその親戚にとってはさぞかし「安上がりなお年玉」だったでしょうね。(55歳男性)

【参考】
今どきシニア、贈るお金と貯めるお金のアレコレ(株式会社あおぞら銀行)

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