フリーランスのすごい名刺4選! 営業に役立つ「最強の名刺」はこれだ

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企業名に頼ることのできないフリーランスにとって、名前を覚えてもらえるか否かは死活問題です。自分の「顔」にもなる名刺は、商売の行方を決定づけると言っても過言ではない、れっきとした営業ツールです。

しかし、いざ名刺を作るとなると「何を書いたら興味を持ってもらえるか?」「どんなデザインにすればいいの?」など意外と難しいもの。そこで今回は、思わず唸る“すごい名刺”を集めてみました。名刺作りのポイントもあわせて参考にしてみてください。

すごい名刺その①「デカい名刺」

表:通常の名刺(下)と比べてもこの大きさ!


<この名刺の持ち主のプロフィール>
名前:中北朋宏
職業:株式会社俺代表取締役社長
事業:元芸人の転職支援サービスの「芸人ネクスト」/コメディケーション(お笑いのメカニズムを活用した企業研修事業)/企画の相方(社内でイベント企画・制度設計)

<ここがすごい!>
中北さんの名刺はB5サイズ。数枚でも重いので持ち運びには向いていません。名刺入れにはiPadケースを活用しているそうです。

<名刺の持ち主へのご質問>
(1)ユニークな名刺を作ったきっかけを教えてください。
「芸人向けのサービスを扱っていることにちなみ、ボケとして活用して、お客様に笑ってもらって覚えていただこうと思い、ユニークな名刺を作りました」

(2)そのユニークな名刺をいつから使っていますか。
「2017年12月から使用しています。まずは出資先を見つけるために作りました」

(3)ユニークな名刺がビジネスに役立ちましたか。
「相手が一発で覚えてくれるのは大きいですね。実は、アイスブレイクに使えるだけでなく、名刺を出した時に笑わないお客様、一言も反応がないお客様もいるわけで、取引関係を気付くのが難しいかもしれないという顧客選別の判断にも役立ちます。

波及効果もあります。お客様が社内に持ち帰った時に目立ったり話題にしてもらえたりするので、会社名がお客様の社内で浸透するのです。

名刺交換をしたいと言ってくれる方も多く、お客様との接点が増えるのもメリットですね。あと、転職希望のお笑い芸人に渡した時は安心してくれるなど、想定していなかった効果もありました」

すごい名刺その②「ギフトカード付きの名刺」

名刺表(左)、ギフトカード表(右)

名刺裏(左)、ギフトカード裏(右)

<この名刺の持ち主のプロフィール>
名前:マツダミヒロ
職業:マツダミヒロ事務所株式会社代表取締役社長/質問家(しつもんか)

<ここがすごい!>
「質問家」という肩書がなんともミステリアス。名刺と一緒に渡すギフトカードに描かれた不思議な絵には、奥が深~いメッセージが隠されています。

<名刺の持ち主へのご質問>
(1)ユニークな名刺を作ったきっかけを教えてください。
「名刺に一番必要なものは『自分は何者か?』ということ。
ですので、それを表した名刺にしました。また、住所や電話番号などは会社のウェブサイトを調べればわかりますし、本当に情報が欲しい人は検索してくれるので名刺には記載しないようにしています。

また、感謝の気持ちを伝えるために、名刺と一緒にギフトカードをお渡しする場合があります。
このグラスのデザインは、シャンパンタワーの法則といい、1番上のグラスを自分自身、2段目を家族(身近な人たち)、3段目を友達や一緒に働くスタッフ、4段目をお客様と見立てていて、自らがエネルギーに満たされていなければ、その下のステークホルダーを満たすことはできないというメッセージを持っています」

(2)そのユニークな名刺をいつから使っていますか。
「『魔法の質問』というコンテンツ制作を始めて5年ほどだった2009年頃です。
それまでは名刺にたくさんの情報があったのですが『本当に必要なものは何か?』『自分は何者か?』を問い、この形にしました。紙質と紙の形にもこだわっています」

(3)ユニークな名刺がビジネスに役立ちましたか。
「必ず『質問家って何ですか?』と聞いてくれます。
自分から説明すると人は聞いてくれないのですが、人は自分が質問したことへの答えには耳を貸してくれます。そこがコミュニケーションの始まりになりご縁が深まっています。

そして、お会いした方々はぼくの職業を必ず覚えてくれます。よく『質問家って何ですか?』と聞かれるのですが、『質問するだけで、お金がもらえてしまうんですよ!』と答えています。さらにみんなは興味が出てきて、もっとぼくに質問してくれます(笑)」

すごい名刺その③「トレーディングカード風名刺」




<この名刺の持ち主のプロフィール>
名前:高島おしゃむ
職業:フリーライター兼編集者

<ここがすごい!>
トレーディングカード風のデザインがインパクト満点の名刺。必殺技が気になりすぎて質問不可避。

<名刺の持ち主へのご質問>
(1)ユニークな名刺を作ったきっかけを教えてください。
「新しい名刺を作ろうと考えていた頃、ふとビックリマンチョコのようなトレーディングカード風のデザインを思いつき、知り合いのデザイナーにお願いして作ってもらいました」

(2)そのユニークな名刺をいつから使用していますか。
「現在の名刺は2014年11月頃からです」

(3)ユニークな名刺がビジネスで役立ちましたか。
「初対面の人と名刺の話だけで5分ぐらい盛り上がるなど、掴みはなかなかいいようです(笑)。なにより、この記事の取材の話がくるだけでも、『営業効果はあるのかな?』と思っています」

すごい名刺その④「マニキュアで描かれた名刺」

<この名刺の持ち主のプロフィール>
名前:つめをぬるひと@nail_hito
職業:爪作家

<ここがすごい!>
なんと1枚1枚、マニキュアで異なるデザインが描かれています。制作風景を紹介した動画はTwitterで「めちゃくちゃオシャレ」と大反響に!

<名刺の持ち主へのご質問>
(1)ユニークな名刺を作ったきっかけを教えてください。
「現在の名刺になる前は文字も手書きで作っていて、その時からマニキュアで描くということはやっていました。使用する頻度が増えてくるにつれて、手書きでは間に合わず、文字だけ印字された名刺を業者に発注するようになったのですが、やはりマニキュアで描くことは続けたいと思い、今のような名刺に至りました」

(2)そのユニークな名刺をいつから使用していますか。
「2014年頃からです」

(3)ユニークな名刺がビジネスで役立ちましたか。
「名刺交換という格式ばった雰囲気を良い意味で壊すことができます。まるでアイスを何味にするか選んでるような感じで名刺を選んでいただけて、双方どちらも緊張を少し解きほぐすことができました」

名刺に記載すべき要素と、その際のポイントとは?

①肩書き

「自分が何者であるか」を分かりやすく伝えることは、ビジネスにおいてとても大切なこと。名刺で一番見られているのは名前ではなく肩書きだとも言われているほどです。

肩書きを記載する際は、事業内容やご自身の専門領域が一目で分かるようにしましょう。
例えば、「デザイナー」や「ライター」「エンジニア」などは一般的ですが、「PHPも得意なWEBデザイナー」「“走る”スポーツライター」「執筆もできるエンジニア」などオリジナルな肩書きならば、より得意分野をアピールすることができます。

また、資格を持っている場合はそれを記入することで、信頼を高めることができます。

①名前

ペンネームでの活動をされる場合、本名を載せるか否かはご自身の判断によります。両方を記載したい場合は、ペンネームの横に「()」付きで本名を入れておく方法もあります。

②住所

フリーランスの方の多くは自宅を職場としているため、名刺に住所を記載することに抵抗があるかもしれません。最近では、コミュニケーションの多様化から住所の重要性が低くなっていることもあり、住所を記載しないフリーランスの方も多いようです。

しかし、場合によっては住所が記載されていた方が、信頼性が高いと判断されることがあるのも事実。

この解決策として「レンタルオフィス」や「バーチャルオフィス※」の住所を記載するという方法があります。
また、住所の記載がある名刺とない名刺を2種類作っておけば、信頼のおけるクライアントや知人の紹介などの場合には「住所あり」、懇親会などで不特定多数に配布する場合には「住所なし」と使い分けることができ安心です。
※実際のオフィスは借りずに、月々の利用料で住所・電話番号などをレンタルするシステム

③連絡先

ビジネスチャンスを掴むためには、直接連絡の取れるメールアドレスの記入は必須だといえます。

メールアドレスに関して悩むのは、「フリーメール」はOKか否かという点。もちろんGmailなどのフリーメールでも問題ない場合が多いのですが、企業によってはセキュリティ意識が高く、フリーメールを受け取れなかったり、迷惑メールに分類されてしまうことがあるので注意が必要です。可能であれば、「お名前ドットコム」などから、独自のドメインを取得し、業務用のメールアドレスを事前に用意しておくことをおすすめします。

また、電話番号やFAXに関しては、「住所」と同じく記載のあるものとないものを2種類作っておき、使い分けるとよいでしょう。

④HPやSNS

最近では、名刺にHPのURLやTwitter、インスタグラムなどのSNSのIDを記載するケースが増えています。WEBは、自分を売り込む絶好のブランディング空間。しっかりと運用していれば、それによって自分の魅力や専門範囲をクライアントに理解してもらいやすくなり、思わぬところから仕事が舞い込んだり、過去の実績を評価されやすくなることでしょう。

しかし、プライベートな内容を発信している場合は注意が必要です。仕事とプライベートはアカウントを分けるなどの対処で、情報漏れなどを防ぎましょう。

簡単に名刺が作れるオススメのデザインサイトまとめ

記載事項が決まったなら、名刺のデザインにもこだわりたいところですよね。以下のようなデザインサイトを利用すれば、誰でも簡単におしゃれな名刺を作ることができます。比較してご自身にあったサイトを見つけてみてはいかがでしょうか。

まとめ


今回ご紹介した名刺は、それぞれ個性が溢れており、仕事の内容との親和性が高いものばかりでした。一度の挨拶で覚えてもらえることや、アイスブレイクができることは、ビジネスにおいて「武器」になります。たとえ手元を離れたとしても仕事を連れてきてくれるような営業ツールとしての名刺を作り、選ばれるフリーランスになるための第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。(文・サムライト)

BIZ KARTE編集部

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