
Webデザインや印刷物を作るときに、どんなフォントを使うかは、デザイナーの腕の見せどころ。だからこそ、悩みポイントでもあります。とりわけ最近はUIが美しいことが、サイト・アプリ・コンテンツの良し悪しの大部分を占めるようになっているので、美しいフォントの重要性はますます高まっています。
今回は、こうした現状に対応するための、美しさに焦点を絞った日本語フォント10点をご紹介します。手軽に試すことができるように、無料のフォントを集めました。
目次
1. うつくし明朝体
もともと明朝体は縦書きに合うように作られていますが、こちらのフォントは横へのつながりが感じられるようにデザインされた現代的な明朝体です。商用利用可。上品な印象にしたいときにぜひお試しください。
2. シン
ハネの先端が細く作られている印象的なデザインのフォントです。フェミニンで柔らかな印象とエレガンスが同居していて、創作物のタイトルなどに使うとインパクトを残すことができるはず。こちらは個人利用のみ可です。
3. トリック
先端が尖っていたり、曲線がないように作られていることから、独特の印象があるフォント。フォント名の通り、ミステリ作品のタイトルなどにぴったりです。こちらは個人利用のみ可。商用利用可能なものは有料で販売されているので、用途に応じて使い分けましょう。
4. 超極細ゴシック体
超極細のゴシック体で、無機質で透明感のあるフォントです。繊細な印象を作りたいときに使いたいですね。極細なので小さな文字サイズで使用した場合、印刷でかすれる可能性があるので、その点は注意が必要です。商用利用可。
5. イマジン・ヨコハマ
横浜の「上品、スマート、おしゃれ」などのイメージをもとに作られた、横浜市発のフォントです。柔らかな印象のあるひらがなと、太さがほぼ均一な欧文・漢字が美しいですね。漢字は横浜18区名称のみ用意されています。
6. はなこかな
曲線の多いエレガントな印象のあるフォントです。女性向けの気品のあるデザインのサイト・アプリや印刷物などに相応しいデザインですね。フリーダウンロードできるものは個人利用のみ可ですが、有料のバージョンを購入すると商用利用も可能です。
7. スマートフォントUI
やや縦長で、グリッドを意識してデザインされていて、シンプルで洗練された印象を感じるフォントです。さらに、漢字に対してひらがなが小さめに作られているのも特徴。こうした特徴があるため、Webやアプリで表示したときに見やすいようになっています。商用利用可です。
8. 刻ゴシックフォント
オーソドックスなゴシック体の漢字フォントと、それに対して小さく作られたひらがな・カタカナが組み合わされたフォント。ひらがな・カタカナも通常より直線的に作られています。これによってコンパクトで美しいデザインが実現されています。商用利用可です。
9. はれのそら明朝
なめらかな曲線が美しい、伝統的な明朝体のエッセンスを含んだ角丸のフォントです。大きく表示しても映えるフォントなので、Webメディア記事のアイキャッチ画像のタイトルなどにも使えます。商用利用可です。
10. 出島明朝フォント
文字が太くしっかりとした印象のある明朝体フォントです。タイトルや見出し向きです。和のイメージを活用したWebサイトなどに使えそうです。商用利用可。
美しいデザインは、美しいフォントから
美しいUIや印刷物を作るためには、美しいフォントが必要不可欠です。今回、ご紹介した日本語フリーフォントを使えば、デザインの印象を大きく変えることができます。フォント選びに悩んだときは、ぜひ使って見てください。
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