フリーランスって結局何してるの?職種を4個に分類してみた

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現在では、SNSによる人脈の形成が可能になった点や、クラウドソージングサービスの台頭などによって、フリーランスとして独立して働くためのハードルは下がってきました。

しかし、実際にフリーランスとして働いていくためには、具体的にどのような職種があるのか知る必要があります。

そこで今回はフリーランスとして仕事が成立しやすい職種を「IT系」、「コンサルタント・カウンセラー系」、「マスコミ系」、「士業」の4種類に分類し、それぞれの特徴と具体的な職種名をご紹介します。将来フリーランスとして働きたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

1.IT系の職種とは

ぷろぐらま

IT系の仕事としては、個人でアプリなどを開発してリリースする人や、企業から委託されて開発する人がいます。最近ではスマホやタブレットを持っている人も増えたため、個人で開発したアプリであってもヒットすれば大きな収入を得られる可能があります。

一方でエンジニア向けの仕事の紹介サイトも登場してきており、ネットにさえつながれば場所を選ばないので地方や海外で仕事をすることもできます。

他の3種類と比べると、より高いスキルや専門性があるほど高収入につながり、かつ時間と場所の自由が利く働き方を選ぶことができます。

【IT系フリーランスの職種例】
・プログラマー
・グラフィック・デザイナー
・Webデザイナー
・Web編集者 など

2.コンサルタント、カウンセラー系の職種とは

コンサルタント、カウンセラー系の仕事は多くの場合、資格が必要になります。必ずしも必要ではないケースもありますが、その仕事の基本的な部分を学ぶことができたり、同業者のネットワークを作るためにも、資格の取得を考えても損ではありません。

実際に業務ができる技術や能力はもちろんですが、人柄などイメージの部分も判断材料として大きなウェイトを占めるため、自身のWebサイトを作るなどしてイメージ戦略を練ることも大切です。

他の種類と比べると職種別に資格が分かれる場合が多いです。もちろん、資格を取ったからといって仕事が来るわけではないので、自分から積極的に仕事を取りに行く必要があります。

【コンサルタント・カウンセラー系のフリーランスの職種例】
・経営コンサルタント
・心理カウンセラー
・インテリアコーディネーター
・ファイナンシャルプランナー
・ウェディングプランナー
・フードコーディネーター
・キャリアカウンセラー
・カラーデザイナー
・フラワーデザイナー
・セミナー講師
・塾講師
・着物着付け師 など

3.マスコミ系の職種とは

カメラマン

マスコミ系の仕事は主に何かを書いたり、描いたりするものが多くなります。一人で仕事をするというよりも、チームや組織の一員になったり、一部の仕事を委託する形で働くことが多くなります。

かつては、記者やカメラマンなど元々フリーランスで働く人が多くいる業種でした。しかし、これらの仕事は雑誌の廃刊などの影響で数が減ってきているのが現状です。一方で、ライターやデザイナーなどのWeb系の媒体に対する仕事の需要は逆に増えてきています

クラウドソーシングが増えたことにより、仕事も得やすくはなってきていますが、全体的な単価は低めです。高単価の仕事をするためにはしっかりとした実力と人脈を持つことが大切です。需要のある分野について、しっかりとした記事を書けるようになるなど差別化が重要になってきます。

他の3種類と比較して、最も参入障壁が低いものが多くありますが、その分競争相手も多くなります。ですが一部、通訳のように高い専門性が必要な職種もあります。

【マスコミ系フリーランスの職種例】
・ライター
・コピーライター
・編集者
・カメラマン
・イラストレーター
・翻訳・通訳
・スタイリスト
・メイクアップ・アーティスト
・ファッションデザイナー など

4.士業の職種とは

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士業の資格では、弁護士、税理士、司法書士、公認会計士などが人気となっています。しかし最近では弁護士資格をもっていても、仕事がなく稼げない人が増えてきています。これは、他の士業も同じで、就職難や士業同士での仕事の管轄の問題もみられます。

一方で、弁護士の平均年収は1,189万円、税理士・公認会計士で817万円と高収入であることから仕事がちゃんと来れば多くの収入が得られる仕事です。

資格があるという意味ではコンサルタント・カウンセラー系と似ていますが、士業の場合は資格の難易度が高い場合が多く、専門学校や大学の学部専攻に行く方がいいなど、資格習得までのハードルが高いのが特徴です。

【士業のフリーランスの職種例】
・弁護士
・税理士
・会計士
・中小企業診断士
・建築士など

まとめ

フリーランスと一口で言っても様々な種類の職種があります。同じフリーランスでも弁護士とWebデザイナーでは、することも、働き方も大きく異なります。もちろん、今回の4種類のどれにも該当しないような働き方もあるでしょう。

確かに、フリーランスは企業に勤めて仕事をするのに比べて、自由が利きます。しかし、社会保障が手薄になり、福利厚生がなくなるなど、会社に勤めていた時には保護されていた部分がなくなってしまうというデメリットもあります(詳しくは個人事業主と会社員の社会保険の違いの記事を参照)。また確定申告関係の書類なども自分で作成したり確認したりしなければなりません。

ただ、漠然とフリーランスに憧れるのではなく、自分の目指していることに対して、しっかりとメリットとデメリットを把握した上で、理想の働き方を目指すようにしましょう。

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