コンビニ業界における労務管理の特徴
勤怠管理システムの導入で変わること

作成日:2024年5月10日

コンビニ業界における労務管理の特徴

コンビニエンスストアは、年中無休で24時間オープンしている店舗が多く、深夜でも買い物ができることから、利用している人は多いでしょう。パンやおにぎり、飲料、弁当、雑誌だけではなく、ちょっとした食料品、文具、日用品まで、売れ筋商品を中心に品揃えが多く、今やその地域にとってなくてはならない存在です。

運営の形態は、コンビニエンスストアの本社が経営する直営店とフランチャイズとして加盟するオーナーが経営する店舗に分けられます。

パートやアルバイトの多さ - シフト制がメイン
直営店とフランチャイズのオーナー店舗で共通していえるのは、正社員が少なく、パートタイムやアルバイトの従業員が多いことです。そのため、人事管理・勤怠管理業務の特徴としては、長い開店時間に対応できるように、多様な雇用形態の従業員がシフト制で働くことがあげられます。

季節によって繁忙が異なる
コンビニエンスストアは、時間帯によって、日によって、季節によっても忙しさが異なります。地域によっては人手不足となって、従業員が複数の店舗を掛け持ちすることもあるでしょう。忙しい時間帯や日に応じて必要な人員を確保しなければならないため、シフト計画が複雑になりやすく、時間外労働の管理が重要です。

コンビニ業界における労務管理の課題

① シフト計画の複雑さ・繁忙期や閑散期の業務量変動

コンビニエンスストアは、時間帯や日によって忙しさが異なります。また、夏はアイスクリームやビールなどの商品を増やし、冬はおでんや肉まんを販売するなど、季節や時期によっても売れ筋商品が変わります。繁忙期や閑散期の業務量の変動に応じた必要人員を考えなければならないため、シフト計画の作成に悩む経営者は多いでしょう。

オフィスが多い地域では、朝や昼の時間帯に来店客が集中します。また、深夜の時間帯は来店客が少なくなりますが、防犯上の問題もあり複数の人員を確保しなければなりません。店舗がある地域によって繁忙期や閑散期が異なるため、業務量の変化を考えて効率的にシフトを組む必要があります。

➁ 人手不足・地域によっては申込が少ない

コンビニエンスストアは、オフィス街、学生街、住宅街など、店舗がある地域によって特性が異なります。これはアルバイトの求人でも同じことがいえます。そのため、店舗がある地域によっては、求人を出しても、人手不足でパートタイムやアルバイトがなかなか集まらないということもあるでしょう。

コンビニエンスストアは年中無休で24時間オープンしている店舗が多いことから、シフトを組むためには多くの従業員を雇わなければなりません。夕方や深夜の時間帯は大学生などのアルバイト、午前中は主婦などのパートタイムなど、時間帯によって働く従業員が異なるのも特徴です。近年は外国人を雇用するコンビニエンスストアも増えています。

③ 時間外労働の管理

フランチャイズのオーナー店舗でも、複数の店舗を経営していることは多いでしょう。地域によっては、人手不足で経営者や従業員が複数の店舗を掛け持ちで勤務しなければならなくなることがあります。しかし、従業員が複数の店舗で働く場合、労働時間の集計が複雑となり、労働時間の管理に時間と手間がかかることがあります。

コンビニエンスストアは、人がいないから店が開けられないというわけにはいきません。しかも、開店している時間帯が長いことから、長時間労働になりやすいのも特徴です。忙しい時間帯や日に応じて人員を確保する必要があるため、適正人員に合わせたシフトの作成と、時間外労働の管理が重要です。

コンビニ業界の労務管理を支援する - マネーフォワード クラウドでできること

様々な雇用形態に対応

様々な雇用形態に対応

パートタイムやアルバイトの従業員が多いコンビニエンスストアでは、様々な雇用形態に対応しなければなりません。正社員は月給制、パートタイムやアルバイトの給与は時給制で賃金を計算するのが一般的です。そのため、様々な雇用形態に対応できる勤怠管理システムを導入すると便利です。

マネーフォワード クラウド勤怠では、月給制や時給制、変形労働時間制など、様々な就業ルールに対応しています。パートタイムやアルバイトの入社日は人によって異なるため、有給休暇の管理も大変です。残業や有給休暇の申請がWebで完結できる機能もあり、コンビニエンスストアに向いているといえるでしょう。

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シフト管理機能も完備

シフト管理機能も完備

正社員やパートタイム、アルバイトの従業員がシフト制で働くため、管理が複雑でシフトの作成に苦労することがあるでしょう。ビニエンスストアでは、繁忙期や閑散期に応じて効率的にシフトを組むことが何よりも重要です。さらに、所定労働時間や時間外労働の時間の集計の正確さも求められます。

マネーフォワード クラウド勤怠を導入すれば、勤務予定を入力するだけで予定の確認が簡単にできるます。シフト管理の機能により所定時間と時間外労働の自動集計ができるため便利です。従業員が複数店舗で掛け持ちして働く場合にも、シフト管理がしやすくなるでしょう。

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柔軟な打刻方法

柔軟な打刻方法

マネーフォワード クラウド勤怠は、パソコンからのWeb打刻をはじめ、iPad やスマートフォンなどによる柔軟な打刻方法が選べる機能があるため便利です。コンビニエンスストアでも有効に活用することができるでしょう。「客観的な記録の取得方法」に対応可能な打刻方法を選べるため、労働時間の管理・把握を正確に行うことができます。

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