- 作成日 : 2026年2月6日
ExcelでCopilotを有効化する方法|うまく動かないときのコツも解説
ExcelでCopilotを有効化したいと思っても、「ボタンが出ない」「どのプランなら使えるのか分からない」と迷ってしまう方もいるでしょう。Copilotはライセンスの付与、職場または学校アカウントでのサインイン、Excelのバージョンなど条件がそろわないと利用できません。
当記事では、Windows/Mac/Web別の有効化手順、表示されない場合のチェック項目、動作を安定させるデータ整形のポイントなどを紹介します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
ExcelでCopilotを使うための前提条件とは?
ExcelでCopilotを使う前提は、対象ライセンスと対応環境でExcelにサインインしていることです。要点は次の通りです。
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Web版は環境によりサードパーティーCookieの許可が必要な場合があります。組織のプライバシー設定やライセンス形態によっては利用できない場合もあります。ネット接続も必要です。
ExcelでCopilotを有効化する手順【環境別】
Excelでは、対象アカウントでサインインし、[ホーム]のCopilotからペインを開けば有効化できます。ここでは、環境別の手順を解説します。
Windowsデスクトップ版での有効化
Windowsデスクトップ版は、Excelの[ホーム]タブにCopilotが表示され、クリックして右側ペインが開けば有効化されます。
まずCopilot対象の職場/学校アカウントでサインインします。次に[ファイル]→[アカウント]で更新を適用し、Excelを再起動します。ブックを開いて[ホーム]→Copilotを選び、会話スターターや入力欄が出るか確認しましょう。
Copilotがデータを読み取れるよう、対象範囲をテーブル、または対応する範囲に整えると動作確認がしやすくなります。表示が不安定ならネット接続と組織の許可設定も確認します。更新後は数分待つ場合もあります。
Macデスクトップ版での有効化
Macデスクトップ版は、Excelの[ホーム]タブにCopilotが表示され、クリックしてペインが開けば有効になります。
Copilot対象の職場/学校アカウントでサインインした上で、Officeを最新版へ更新し、Excelを再起動します。ブックを開き[ホーム]→Copilotを選んで入力欄が出るか確認しましょう。
Copilotが参照できるよう、対象範囲をテーブルまたは対応範囲に整えると検証が進みます。表示がない場合は、ライセンス付与、ネット接続、組織ポリシーなどの前提条件も点検します。サインアウト/再サインインも試してください。
Web版での有効化
Web版は、Excel for the webでブックを開き、[ホーム]のCopilotを押してペインが表示されれば有効です。Copilot対象アカウントでMicrosoft 365にサインインし、Excelを開いて[ホーム]→Copilotを選びます。表示されない場合はページ更新と再ログインを試しましょう。
加えて、Excel OnlineではサードパーティーCookieが必要とされるため、ブラウザー設定で許可し、拡張機能のブロックも確認してください。ブラウザーのCookie設定(特にサードパーティーCookie)が厳しい環境では動作に影響し得るため、設定を確認した上で通常モードでも試し、必要ならキャッシュ削除後に再読み込みしましょう。
Copilotが表示されないのは何が原因?
Copilotが表示されない主因は、ライセンス、更新チャネル、プライバシー設定、ブラウザーのCookie制限のいずれかです。まず原因を切り分けると復旧が早まります。ここでは原因別の確認点を解説します。
ライセンスが付与されていない場合
Copilotが表示されない原因として、Copilotのライセンスがユーザーに割り当てられていないことが考えられます。管理者がCopilot利用権を付与しているか、サインイン中のアカウントが付与対象かを確認しましょう。
Microsoft 365 Appsでは端末ベースのライセンスではCopilotを使えないため、ユーザー割り当てが前提です。最近Officeを再インストールや修復、更新した場合はアクティベーション状態が変わることがあるため、サインアウトと再サインイン、アプリ再起動も実施します。
更新チャネルが未対応の場合
Microsoft 365 Appsの更新チャネルがCopilotに未対応なことも原因の1つです。CopilotはCurrent ChannelまたはMonthly Enterprise Channelが前提で、Semi-Annual Enterprise Channelでは表示されない場合があります。
組織で配布チャネルを固定していることもあるため、管理者にチャネル変更可否を確認しましょう。変更や更新後はアプリを再起動し、リボンにCopilotが出るか確認します。
接続エクスペリエンスが無効の場合
Microsoft 365の「接続エクスペリエンス」が無効になっているケースもあります。Copilotはオンラインの接続機能を使うため、プライバシー設定で「コンテンツを分析するエクスペリエンス」と「すべての接続エクスペリエンス」をオンにします。
例としてWordでは、設定やオプションの[プライバシー]から確認できます。変更後はアプリを再起動して表示を確認しましょう。組織管理下ではIT管理者が一括で無効化している場合もあります。
ブラウザーのCookie制限が原因の場合
ブラウザーがCookieを制限し、Copilotのライセンス検証が通らないことでCopilotにつながらない場合もあります。Microsoft 365のWeb版では、技術的制約によりサードパーティーCookieが必要な場合があります。
InPrivateやシークレット、Safariなどではブロックされやすいため、サードパーティーCookieを許可するか、通常モードで別ブラウザーを試しましょう。組織のポリシーでCookieが制限されている場合は、管理者に許可設定の可否を確認します。
ExcelでCopilotがうまく動かないときのデータ整理のコツ
Copilotが期待どおりに動かないときは、まず表を機械が読み取りやすい形に整えることが重要です。最初にテーブル化、型の統一、取り込み後の整形を必ず優先します。ここではデータ整理のコツを解説します。
テーブル化と見出し行の整備
範囲をテーブル化し、見出しを1行で明確にするとCopilotが解釈しやすくなります。まず、分析対象の範囲をExcelの「テーブル」に変換し、1行目を見出し行として整えます。見出しは空欄を作らず、列名の重複も避け、意味が伝わる名称にそろえましょう。見出しを2段にしたりセルを結合したりせず、見出し行は1行に統一します。
また、データは「1行=1件」「1列=1項目」を守り、途中に空白の行・列、注釈用の小見出し、合計行が入らないようにしましょう。注釈や集計は表の外、または別シートに分け、連続した範囲として保つとCopilotが解釈しやすくなります。テーブル名を付け、フィルターで確認すると整理が進みます。
データ型と空白セルの整理
列ごとにデータ型を統一し、空白や表記ゆれを減らしましょう。日付列は日付形式、数値列は数値として扱える状態にそろえ、同じ列に文字列と数値が混在しないようにします。空白セルが多い列は、未入力を意味するのか0なのかを決め、必要に応じて「不明」などの値に置き換えます。
先頭・末尾の余分な空白、改行、全角半角の揺れ、単位付きの数値(例: 100と円が同じセル)は分離すると集計しやすくなります。#N/Aなどのエラー値は原因を潰すか欠損として扱います。Copilotに依頼するときも列見出しを指定して質問しましょう。
外部データ取り込み時の注意点
外部データは、取り込み先がテーブルになっているかどうか、および保存場所の条件を確認します。Copilot in Excelは自動保存(AutoSave)がオンのファイルでのみ動作し、未保存のファイルでは機能しません。まず外部表を別シートに取り込み、不要列の削除や列名の統一をしてからテーブル化し、必要な表だけをCopilotの対象にしましょう。
接続元の権限不足や更新失敗も起きるので、手動更新で成功するか先に確認します。ブック内データと外部データを同時に扱う指示は未対応があるため、段階的に依頼しましょう。
ExcelでCopilotを安定運用できる環境に改善しましょう
ExcelでCopilotを使う前提は、Copilot対応のMicrosoft 365ライセンスを持つ職場/学校アカウントでサインインし、Excelを最新化することです。表示されない場合は、ライセンス付与、更新チャネル、接続エクスペリエンス、WebのCookie制限を確認します。動作が不安定なら、表のテーブル化、見出し整備、列の型と空白の統一、外部データの保存先と更新可否を点検します。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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