• 更新日 : 2026年1月27日

ChatGPT AppleIntelligenceはどう使う?設定手順や対応機種を解説

Apple IntelligenceとChatGPTは、Appleデバイスのユーザー体験を大きく変える強力な連携機能です。昨今、GoogleのGemini採用に関する報道が注目を集めていますが、Appleの発表によると、ChatGPTもApple Intelligenceの重要なパートナーとして引き続き統合されています。この機能は、iPhoneやMac、iPadといったデバイスのシステムレベルにChatGPTの能力を深く統合し、メール作成、文章の要約、アイデア出しなどを、専用アプリを立ち上げることなく自然に行えるようにします。ユーザーは、プライバシーに配慮したApple独自のオンデバイス処理と、ChatGPTやGeminiといった外部AIを、必要に応じて選択・活用することが可能です。

本記事では、Apple Intelligenceの仕組みや具体的な使い方、対応デバイス、そして中小企業での活用ポイントまでをわかりやすく解説します。

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ChatGPTをApple Intelligenceで使うには?

ChatGPTの能力をAppleデバイスで活用するには、複雑な設定は必要ありませんが、いくつかの手順とポイントをふまえておく必要があります。

Apple Intelligenceを利用できるデバイス

Apple Intelligenceは、高度な処理能力を必要とするため、利用できるデバイスが限定されています。

デバイスの種類対応モデル必須OSバージョン
iPhoneiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max 以降 (A17 Proチップ搭載)iOS 18 以降
MacApple M1チップ 以降を搭載したモデルmacOS Sequoia 以降
iPadApple M1チップ 以降を搭載したモデルiPadOS 18 以降

iPhone・iPadでの設定手順

iPhone・iPadでApple IntelligenceとChatGPTの連携機能を使うには、iOS 18以降を搭載した対応モデルが必要です。

iPhoneでChatGPTの機能を使えるようにするための手順は、以下のとおり進めます。

  • 設定アプリでApple IntelligenceとSiriを開く
    設定アプリを開き、リストの中からApple IntelligenceとSiriを選択してタップします。
  • 設定画面でChatGPTを選択
    表示された画面の項目から、ChatGPTをタップして設定画面に進みます。
  • 詳細設定画面で設定」をタップ
    詳細設定画面で、上部にある設定の項目をタップします。
  • アカウントなしでChatGPTを利用する場合
    「ChatGPTを有効にする」をタップすると、サインインなしで無料版のChatGPT連携機能が使えるようになります。
  • 既存アカウントでChatGPTを利用する場合
    アカウントでChatGPTを使用をタップし、画面の指示に従ってOpenAIのアカウント情報を入力して連携を完了させます。

この設定を済ませることで、システムが外部のAIモデルが必要だと判断した際に、Apple IntelligenceとChatGPTの連携機能が利用できるようになります。

Macでの設定手順

MacでChatGPTとの連携機能を使うには、macOS Sequoia以降を搭載した対応モデルが必要です。MacでChatGPTの機能を使えるようにするための手順は、以下のとおり進めます。

  • Appleメニューからシステム設定を開く
    画面左上のAppleメニューからシステム設定を選択します。
  • サイドバーからApple IntelligenceとSiriを選択
    サイドバーからApple IntelligenceとSiriをクリックします。
  • 画面の指示に従い連携に進む
    画面の指示に従い、ChatGPT、設定、次への順に進みます。
  • アカウントなしでChatGPTを利用する場合
    「ChatGPTを有効にする」をクリックして、アカウントなしでの無料連携を開始します。
  • 既存アカウントでChatGPTを利用する場合
    ChatGPTをアカウントと使用をクリックし、画面の指示に従ってOpenAIのアカウント情報を入力して連携を完了させます。

また、Macでは、初めて作文ツールで文章を作成した時や、Siriを利用してChatGPTからの回答を得ようとした時など、特定の操作を行った際に、機能の拡張を求められる場合があります

関連記事|ChatGPTを日本語で快適に使うには?ログインから無料・有料版の違い、日本語にならない時の対処法まで解説

うまく表示されないときのチェックポイント

Apple IntelligenceがChatGPTに表示されない、Apple IntelligenceがChatGPTにない、といった事態に遭遇した場合は、以下の3点をチェックすることが大切です。

デバイスが対応モデルか確認する

前述の表で、お使いのiPhone、Mac、iPadが対応しているかチェックしましょう。

OSのバージョンを確認する

iOS 18、macOS Sequoia、iPadOS 18がインストールされているか確認し、最新バージョンに更新してください。

利用許可設定を確認する

システムのプライバシー設定や、初めて利用した際の許可設定がオフになっていないか、もう一度見てみるのもよいかもしれません。

そもそもApple Intelligenceとは?

Apple Intelligenceとは、Appleが独自に開発したAI機能群であり、ユーザーの個人的な利用状況やデータを深く理解して支援を行うことを目的としています。

Apple Intelligenceの基本機能

Apple Intelligenceの機能は、文章作成のサポートから、画像の生成、Siriの機能向上、そしてデバイス内の情報を横断的に検索する能力など、多岐にわたります。

具体的には、メールアプリやメモアプリなどで文章を書き直したり、長文の要約を自動で行ったり、入力したテキストから画像を生成する機能があります。これらの基本機能は、主にAppleが構築した独自のAIモデルによって提供されています。デバイス上のチップで処理を行う「オンデバイス処理」を優先することで、プライバシー保護とレスポンスの速さを両立させているのが特徴です。

Apple Intelligenceはプライバシー重視の設計

オンデバイス処理により、ユーザーのデータがAppleを含む外部に漏れることなく処理が済み、高い機密性が保たれます。

理由は、ほとんどがデバイス内)で完結するよう設計されているためです。これは、AIの計算処理を外部のサーバーに送らず、手元のiPhoneやMacの中で行う仕組みです。高度な処理が必要な場合も、Apple独自のセキュリティを備えたサーバーが利用され、データは匿名化されます。

この徹底した設計が、機密データの安全な取り扱いを可能にし、中小企業でも安心してApple Intelligenceを利用できる土台となっています。

外部AI(ChatGPT・Gemini)と連携可能

Apple Intelligenceは、AppleのAIモデルでは対応が難しい広範な知識を必要とする質問などに対して、ユーザーの許可を得た上で外部のAIモデルと連携します。「AppleがGeminiを採用」という報道がありますが、これは「外部AIの選択肢」が増えることを意味しており、現状ChatGPTの連携が廃止されるわけではありません。最新の環境では、ユーザーが設定画面からChatGPTやGeminiなど、利用したい外部モデルを任意に有効化して使い分けられるようになっています。

この連携はシームレスに行われ、ユーザーがSiriやライティングツールで、ChatGPTの専門性が活かせるとシステムが判断する複雑なタスクを実行しようとしたとき、利用許可の確認メッセージが表示され、許可をするとその要求がChatGPTへ送られます。そしてより幅広い知識や創造性に基づいた回答を受け取れるのです。

これにより、ユーザーはアプリを開く手間なく、GPT-4oのような強力なモデルの恩恵を受けることが可能になります。

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Appe Intelligenceと外部AI の使い分け方は?

Apple Intelligenceと外部AI(OpenAI ChatGPTなど)を効率的に利用するためには、それぞれの得意分野を理解し、タスクに応じて適切に使い分けることが重要です。それぞれの機能が最適なシーンを見てみましょう。

  • Apple Intelligenceはちょっと聞きたい・頼みたい時に
    Apple Intelligenceは、「今日の天気は?」「おすすめレシピは?」といったSiriからの簡単な質問、メモやメールの下書きを手伝ってもらいたいとき、Safariの長文を要約してほしいときなど、Apple製品内で素早く完結させたい、日常の中ですぐにAIを使いたいときや、スピード重視のタスクに最適です。
  • ChatGPT / Gemini:より広範な知識や創造性が必要なタスクに
    プログラミングのコード生成、複雑なトピックの解説、長編のストーリー作成など、デバイス外の膨大な情報に基づく回答が必要な場合に効果的です。

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Apple Intelligenceで使えるChatGPTの機能は?

Apple Intelligence経由でChatGPTを利用する場合、その多くは文章の生成や改善に関わる機能に集約されます。

Siriによる高度な応答

Siriが単独では対応が難しい複雑な質問や高度な要求に対して、自動的にChatGPTの能力が利用されます。これにより、文脈を理解した上で、より詳細かつ正確な回答を、音声またはタップ操作を通じて受け取ることが可能になります。

作文ツールでの文章作成・編集

メールやその他の文書を作成・編集する際に、ChatGPTの機能が統合されたComposeが利用可能です。文章の構成案作成、内容の推敲、文体の変更など、質の高い日本語の編集・出力作業をサポートします。

関連記事|ChatGPTで精度の高い回答を引き出すには?プロンプトの書き方、ビジネスで使えるテンプレートまで解説

カメラ連携による画像分析・生成

デバイスのカメラで撮影した写真や画像の内容を詳細に分析する機能や、ユーザーの指示に基づいた新しい画像を生成する機能に、ChatGPTの技術が活用されます。

Apple IntelligenceでChatGPTを使うメリットは?

Apple IntelligenceとChatGPTの連携は、日常業務の流れを途切れさせないという点で、大きなメリットがあります。

アプリを起動せずにChatGPTへアクセスできる

従来のChatGPTは、専用のアプリやWebサイトを開いて、テキストをコピー&ペーストする必要がありました。

しかし、この連携機能を使うと、メール作成中やメモを書いている最中に、システムの一部としてAIの力を呼び出せるため、作業の中断がなくなります。これにより、思考の流れを止めずに文章作成や情報整理を進められるため、業務の効率化に大きく貢献するでしょう。

関連記事|ChatGPT-4o(GPT-4o)を使いこなすには?料金や使い方、GPT-4との違いから利用制限まで徹底解説

メール・企画書・議事録などの文章作成の効率化

ビジネスで不可欠な文章作成のスピードと質を同時に高められます。

メールの返信文を数秒で作成したり、企画書のアウトラインを瞬時に提案してもらったりすることで、何を書くかを考える時間を短縮し、内容の確認や推敲に時間を使えるようになります。とくに、毎日大量のメールを処理する営業担当者や、多様な文書作成が必要な人事・経理の担当者にとって、大きな時短につながるのではないでしょうか。

少人数のチームで多様なタスクがこなせる

中小企業の現場では、多様なタスクを少人数でこなす必要があり、この連携機能は多方面で活用できます。

たとえば、経理担当者は、長い規定文書を要約して社員にわかりやすく伝えるための社内通達文の作成に活用できます。また、営業担当者は、急な顧客からの問い合わせに対して、過去のデータに基づいた正確かつ丁寧な返信のたたき台を、外出先のiPhoneやiPadで迅速に作成できるようになります。

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ChatGPTはApple Intelligenceで無料で使える?

多くの方が気にされるApple IntelligenceでChatGPTが無料で使えるかという点について、結論から言うと、基本機能は無料で利用できます。

無料版でできること

Apple Intelligence経由でのChatGPTの連携機能は、追加料金なしで利用できます。

無料版のユーザーは、一般的な文章作成のサポートや質問への回答など、OpenAIが提供する無料版の機能範囲内でChatGPTの能力を活用できます。とくに、日常的なメール作成や簡単な情報の要約など、業務のちょっとした手助けとしては十分に効果的です。中小企業がまず試すには最適な形態と言えるでしょう。

有料版で広がる機能

もしOpenAIのChatGPT Plusをすでに契約している場合は、その有料機能の恩恵をAppleデバイスのシステム内でも受けられます。

有料版のユーザーは、GPT-4oなどの最新かつ高性能なモデルをApple Intelligence経由で利用できるため、より複雑な推論や高度な文章生成、最新情報に基づいた回答を求めることが可能です。追加料金はApple側ではなくOpenAI側への支払いであり、Apple側での追加料金は不要です。より高度な活用を目指す担当者は、有料版の利用を検討するのも一つの手ではないでしょうか。

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Apple IntelligenceとChatGPTの連携で注意すべき点

利便性が高まる反面、Apple IntelligenceとChatGPTの連携を業務で利用する際には、いくつか注意すべき点があります。

機密データの取り扱い

AppleはPrivate Cloud Computeでデータの非公開性を保っていますが、ChatGPTへのリクエストはChatGPTのプライバシーポリシーに従うことになります。

そのため、顧客情報、未公開の財務情報、独自の技術情報など、社外秘の機密情報を直接的なプロンプトとして入力することは避けるべきでしょう。具体的なデータの代わりに、抽象化された情報や架空のサンプルデータを用いるなど、情報漏れのリスクを適切に管理することが求められます。

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社内規定の整備

AIツールの利用に関する明確な社内規定を整備しておくことが重要です。

Apple IntelligenceとChatGPTの連携は非常に便利ですが、社員が各自の判断で機密性の高い情報をAIに渡し、意図せず情報漏れを招くリスクがないとは言い切れません。

どの情報をAIに入力しても良いかといった利用ルールをはっきりさせておくことで、従業員が安心して、かつ安全にツールを活用できるようになるでしょう。

デバイス管理とOS更新の重要性

Apple Intelligenceを最大限に活用し、セキュリティを保つには、デバイスのOSを常に最新の状態に保つことが欠かせません。トラブルを避けるためにも、IT担当者は、対応モデルのOSアップデートを計画的に実施し、セキュリティリスクの管理を徹底する必要があるでしょう。

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Apple Intelligenceを使いこなし企業の競争力を高めよう

ChatGPTはApple Intelligenceと連携するAIの選択肢の一つApple IntelligenceとChatGPTの連携は、日常的な業務効率を大きく向上させる強力な選択肢です。これまでのようにアプリを切り替える手間なく、システムの一部としてスムーズに高度なAIを呼び出せることは、多忙なビジネスパーソンにとって大きなアドバンテージとなります。

また、AI技術の進展は非常に速く、Apple Intelligenceがサポートするモデルや機能も順次アップデートされているので、iPhoneやMacのユーザーは、Apple独自の機能と外部AIそれぞれの強みを理解し、状況に応じてツールを選択していくことが、業務効率化を最大化する鍵となります。

そうした業務効率化の中でも、自身の使用デバイスで使える生成AIモデルの活用法をマスターしておくことは、ビジネスにおいて非常に大切です。Apple Intelligenceを通じて提供されるChatGPTなどの強力なツールを使いこなし、自分に最適なワークフローを構築することが、デジタル化が進む現代における個人の、そして企業の競争力を保つための大きな一歩となるでしょう。

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