- 作成日 : 2026年1月27日
ChatGPTとCanvaの連携で何ができる?目的別に作成手順を解説
ChatGPTとCanvaを連携すると、会話だけでプレゼン資料やSNS投稿、チラシなどのデザインを作成・編集できるようになります。アイデア出しから初稿作成、修正指示までをチャット内で完結できるため、デザインスキルがなくても短時間で質の高い成果物を仕上げられます。
当記事では、連携の設定方法から目的別の使い方、失敗しないプロンプト設計のコツ、よくあるトラブルの対処法など、初めての人でもスムーズに活用できるよう手順を詳しく解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
ChatGPTとCanvaの連携でできることとは?
ChatGPTとCanvaの連携でできることは、会話の中でデザインを作成・編集し、テンプレートで下書きを作り、既存デザインを検索して再利用することです。ここでは、ChatGPTとCanvaの連携でできること3つを解説します。
チャット内でデザインを作成して編集する
ChatGPTとCanvaの連携でできることは、ChatGPTのチャット内でCanvaデザインを生成し、プレビューしながら編集まで進めることです。Canvaアプリを接続すると、会話を基にしたデザインを作成・編集・プレビューできます。プロンプトに「Canva」を入れて資料、SNS投稿など用途と条件を伝えると、編集可能なデザインが表示されます。
テキスト修正は「専門用語を減らす」「見出しだけ短くする」などの指示で、複数ページをまとめて更新できます。翻訳も同様に全ページへ反映されます。プレビューはチャット内で大きく確認でき、コピー&ペーストの往復を減らせます。編集や共有はユーザーが操作した場合にだけ実行される前提です。最後はCanvaの編集画面で配置、画像、余白を微調整します。
テンプレートを探して下書きを作る
ChatGPTとCanvaの連携では、目的に合うCanvaテンプレートをチャットで探し、内容を流し込んだ下書きを作ることもできます。採用資料、研修、販促投稿など用途とサイズ、枚数、雰囲気、入れたい項目を伝えると、テンプレート候補を検索して提示できます。選んだテンプレートに章立て、見出し、箇条書きを渡して初稿を作り、表現の統一や図解の追加を指示して整えます。
AIコネクタの案内では、ブランド用テンプレートへの自動入力や複数サイズへのリサイズも自然言語で支援するとされています。試作段階では複数案を出して比較し、採用案だけを編集画面で仕上げる流れが安全です。入力条件はメモしておくと再現しやすくなります。利用できる機能はプランや環境で差が出ます。
既存デザインを検索して再利用する
ChatGPTとCanvaの連携では、Canva内の既存デザインや資料をChatGPTから検索し、内容の把握や再利用まで進めることも可能です。deep researchコネクタを使うと、過去の提案書やキャンペーン資料などを探し、要点を要約して参照できます。例えば「前四半期の戦略デッキを3本要約して」といった依頼が可能です。見つけたデザインは複製して文言や数値を更新し、用途に合わせてページ追加や体裁調整を行います。
AIコネクタのヘルプでは、既存デザインを見つけてPDFや画像としてエクスポートできると説明されています。アクセス権のあるコンテンツだけが対象で、編集や共有はユーザーが操作した場合にだけ進みます。検索しやすい命名規則と更新履歴を残すと運用が安定します。
連携の前に確認する条件はある?
ChatGPTとCanvaを連携する前は、利用可能なプラン・提供地域、連携時の権限と共有範囲、旧プラグイン情報との差分を確認することが大切です。ここでは、確認ポイントを解説します。
利用できるアカウントと提供地域
利用できるアカウントと提供地域でまず確認すべきなのは、「ChatGPT側でアプリ機能が使えるか」と「Canvaの有効なアカウントを持っているか」です。ChatGPTではアプリに対応したプランと地域で外部アプリ連携が提供されており、Canva側は通常の無料プランや有料プランのアカウントでAIコネクタが利用できます。
地域や組織設定によってはアプリがまだ表示されない場合もあるため、管理者が機能を制限していないか、利用規約上問題のない国や地域からアクセスしているかを確認しましょう。個人利用か企業契約かによっても許可範囲が変わるため、社内ルールも事前にチェックしておくことが重要です。
連携で求められる権限とデータの扱い
連携で求められる権限とデータの扱いで重要なのは、「AIがどこまでCanvaの情報にアクセスするか」を理解しておくことです。CanvaのAIコネクタは、接続時に許可した範囲でデザインやブランド素材にアクセスし、作成・編集・検索を行いますが、権限はCanvaの共有設定に従います。連携を解除すれば、AI側からの新たなアクセスは止まり、デザインはCanva上に残ります。
社内利用では、個人情報や機密情報を含む素材を連携対象にしないこと、共有範囲を「チーム内」など必要最小限に絞ること、ChatGPTに貼り付けるテキストから識別可能な情報を削除することを事前ルールとして決めておくと安心です。
旧プラグイン情報との違い
旧プラグイン情報との違いで押さえたいのは、「今はプラグインではなくアプリとAIコネクタの仕組みで連携している」という点です。以前はChatGPTのプラグイン一覧からCanvaを有効化する形でしたが、現在はChatGPTで「アプリ」としてCanvaを接続できます。
そのため、古い解説記事にある「プラグインタブ」「ベータ機能をオンにする」といった手順は画面構成が異なる場合があります。最新の連携手順では、設定画面アプリやアプリディレクトリからCanvaを検索し、権限を確認した上で接続する流れになっている点を意識して情報を確認しましょう。
ChatGPTとCanvaを連携する手順
ChatGPTとCanvaを連携する手順は、ChatGPT側でCanvaアプリを追加し、Canvaにログインして権限を承認し、その後チャットからデザインを開いて編集する流れです。ここでは初めての人でも迷わず進められるように手順を解説します。
ChatGPTの設定画面からCanvaを追加する
ChatGPTの設定画面からCanvaを追加するには、まずChatGPTにログインし、画面左下のメニューから「設定」を開きます。「アプリ」を選び、アプリ一覧からCanvaを探して選択し、「接続する」ボタンを押します。検索欄がある場合は「Canva」と入力すると見つけやすいです。その後、案内に従ってCanvaの画面に移動し、設定が終わればChatGPTに戻って連携準備は完了します。
チャットで「Canvaでプレゼンを作りたい」などと入力すると、連携されていればCanvaアプリの利用案内が表示されることもあります。企業アカウントでは管理者がアプリ利用を制限している場合があるため、自分の環境でアプリメニューが表示されるかどうかも確認しておくと安心です。
Canvaにログインして権限を承認する
Canvaにログインして権限を承認するには、ChatGPT側でCanvaを選んだ後に表示される連携画面で、Canvaのログイン情報を入力します。普段使っているCanvaアカウント(メールアドレスやGoogle、Microsoftアカウントなど)でログインし、ChatGPTからCanva内のデザインやブランド素材にアクセスしてよいかどうかを示す権限一覧を確認します。問題がなければ「承認」や「許可」といったボタンを押すと連携が完了し、以後はチャットからCanvaのデザイン作成や編集が行えます。
途中でアカウントを切り替えたい場合や権限を取り消したい場合は、Canva側のアカウント設定やChatGPTのアプリ画面から接続を解除できるため、権限を出しすぎたと感じたときも後から調整できます。
接続後にデザインを起動して編集する
接続後にデザインを起動して編集するには、ChatGPTのチャット画面でCanvaにやってほしいことを文章で伝えます。例えば「Canvaで新商品の紹介スライドを作成して」「このアウトラインからプレゼンを作って」などと入力すると、Canvaアプリが起動し、候補デザインや編集画面へのリンクが表示されます。表示されたデザインを選ぶとCanvaの編集画面が開き、テキストや画像、配色などを細かく調整できます。
チャット側では「見出しだけ短くしてほしい」「日本語を英語に翻訳して」などと指示して、複数ページの文言をまとめて更新することも可能です。仕上がったら、Canvaから共有リンクの発行やPDF・画像での書き出しを行い、プレゼン資料やSNS画像として利用します。
目的別の使い方
目的別の使い方では、ChatGPTで文章や構成を考えつつ、Canvaでプレゼンや画像を素早く形にする方法を押さえることがポイントです。ここでは、代表的な3つの目的別の使い方を解説します。
プレゼン資料を短時間で作る
プレゼン資料を短時間で作るには、ChatGPTでアウトラインと原稿を作り、そのままCanvaでスライド化する流れにすると効率的です。まずChatGPTに目的や聞き手、話したい要点を伝え、議題ごとの見出しと話す順番、スライドごとのメッセージを整理します。
次に「この構成でCanvaのプレゼンを作成して」と指示すると、テンプレート付きのスライド案が生成されます。出てきた案を見ながら、不要なスライドの削除、順番の入れ替え、グラフや図解の追加などを会話で依頼します。仕上げとして、Canva側でフォントや配色、画像の差し替えを行い、最終確認後にPDFやリンクで共有します。作業時間を短縮できるだけでなく、話す内容の整理にも役立ちます。
SNS投稿用の画像を作る
SNS投稿用の画像を作るには、投稿の目的とターゲット、載せたい文章をChatGPTでまとめてからCanvaに渡すとスムーズです。まず「新商品の告知をInstagramで行いたい」「ターゲットは20代女性」など条件を伝え、キャッチコピーや本文案、ハッシュタグ候補を整理します。次に「この内容でCanvaのSNS投稿を作成して」と依頼すると、複数のデザイン案がプレビューされます。
色味や写真のテイスト、文字量についてフィードバックしながら、「もう少しシンプルに」「文字を大きく」などと微調整を重ねます。最終的にCanvaでサイズ調整や書き出し形式を選び、投稿スケジュールに合わせて保存しておくと運用しやすくなります。
チラシや告知画像を作る
チラシや告知画像を作るには、必要な情報をChatGPTで整理し、Canvaのテンプレートに当てはめる形で進めると作りやすくなります。イベント名、日時、場所、参加費、申込方法、問い合わせ先など必須情報をChatGPTに列挙してもらい、重要度の高い順に並べ替えます。その上で「この情報を基にA4チラシ案を2パターン作成して」などと指示すると、レイアウトの異なる案が生成されます。
視認性が低い部分や強調したい情報についてコメントしながら、「参加特典を目立たせる」「アクセス情報を下部にまとめる」など修正を依頼します。最後にCanvaで印刷向けの余白や塗り足し、解像度を確認してから入稿データを出力します。
失敗しないプロンプト設計のコツは?
失敗しないプロンプト設計では、最初に要件を整理し、レイアウトや雰囲気を言葉で伝え、修正は小刻みに依頼する点が重要です。ここでは3つのコツを解説します。
最初に決める要件のチェックリスト
最初に決める要件のチェックリストは「何を作るのか」を明確にし、ChatGPTとCanvaに迷わせないために必要です。まず、プレゼン・SNS投稿・チラシなどの用途、A4、Instagram 1:1などのサイズ、またタイトル、本文、日付など入れる情報、ページ数または枚数、ターゲット、納期の感覚を用意します。これらをまとめてChatGPTに提示すると、Canvaのテンプレート選びや構成作成がブレにくくなります。
ブランドルールや社内ガイドラインがある場合は、フォント指定やロゴの有無も最初に伝えると誤った案が出にくくなります。必要事項を漏らさず伝えるだけで、修正の手間が大幅に減り、生成結果の質が安定します。
レイアウトとトーンを言語化する
レイアウトとトーンを言語化することは、デザインの方向性を具体的に定める上で最も効果があります。「シンプル」「かっこいい」など抽象表現ではAIが判断できる幅が広すぎるため、視覚の要素を言語に置き換えて伝える方法が有効です。例として、「写真を大きめに」「本文は短く箇条書き」「余白を広く」「色は明るい青系」「20代向けで柔らかい雰囲気」など、見た目に関わる条件を並べておきます。
さらに参考URLや過去資料があれば、「この資料のイメージに近づけて」などのプロンプトで提示し、表現の基準を揃えましょう。具体度が高いほどCanvaで選択されるテンプレートが狙いに近づき、最初の生成案が修正しやすくなる点が大きなメリットです。
修正指示を小さく出して精度を上げる
修正指示を小さく出して精度を上げるには、一度に全部直そうとせず、段階的に改善する方法が最適です。まずは枚数、構成、情報の過不足など大枠の確認だけ修正し、次の指示でタイトル表現や文章量、配置など細部を絞って依頼します。
「見出しだけ短く」「本文を20%減らす」「色を青系に変更」「写真を左側に寄せる」といった単位で依頼すると、狙い違いが少なくなり、ミスも追いやすくなります。修正履歴をChatGPTのチャット内に残せるため、後から別案を見比べたり戻したりする判断も容易です。最終チェックはCanvaで細部を調整し、出力形式に合わせて完成させる流れが確実です。
よくあるトラブルと対処法
ChatGPTとCanva連携でよく起きるトラブルは、「そもそも接続できない」と「出力が意図と違う」の2つに大きく分かれます。原因を切り分けて確認すれば、多くは自分で解消できます。ここでは主なトラブルと対処法を解説します。
接続できないときの確認項目
接続できないときは、アカウント・プラン、アプリの有効化、Canva側の状態の順で確認するのが基本です。まず、ChatGPTにアプリメニューが表示されているか、管理者設定で外部アプリが禁止されていないかを確認しましょう。企業アカウントの場合、管理部門が連携を制限しているケースがあります。次に、Canva側に通常どおりログインできるか、ブラウザのシークレットウィンドウや別ブラウザで試します。ポップアップブロックや広告ブロッカーが有効だと、認可画面が開かないこともあるため、一時的にオフにして試すのが有効です。
それでも接続できない場合は、いったんChatGPT側のアプリ画面とCanvaの連携一覧から接続を解除し、ブラウザのキャッシュを削除してから、改めて接続し直しましょう。最後に、公式ステータスページやヘルプで障害情報が出ていないかを確認します。
出力が意図と違うときの直し方
出力が意図と違うときは、プロンプトを細かく分けて修正を重ねることが最も確実な対処法です。まず、「どこが違うのか」をレイアウト・色・文字量・内容の4観点に分けて整理し、「レイアウトはこのまま、文字だけ短く」など優先順位をはっきりさせます。その上で、ChatGPTへの指示も「見出しだけ短く」「本文を3行以内に」「色を青系に統一」のように、一回の依頼で直す箇所を1~2点に絞りましょう。
大きく作り直したい場合も、構成(ページ数と要素)→文言→装飾の順に段階を分けると、意図のブレが減ります。写真の位置や微妙な余白などCanva側で直接ドラッグして整えるほうが早い部分は、ChatGPTには任せずCanva編集画面で調整します。また、思ったようなテンプレートが出ないときは、用途・ターゲット・テイスト(シンプル・ポップ・ビジネス向けなど)を言い足して再生成すると、狙いに近づきやすくなります。
ChatGPTとCanva連携で効率的にデザインしよう
ChatGPTとCanvaを連携すると、会話の中でプレゼン資料やSNS投稿、チラシなどを作成・編集できます。ChatGPT側でアウトラインを整理し、Canvaアプリを通じてテンプレートに流し込むことで、短時間で質の高いデザインが完成します。
連携には両サービスのアカウントと権限承認が必要で、プロンプトは用途・サイズ・トーンを具体的に伝えることがポイントです。修正は小刻みに依頼し、最終調整はCanva画面で行うとスムーズです。接続トラブル時は権限設定とブラウザ環境を確認しましょう。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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