- 作成日 : 2026年1月27日
ChatGPTの状態を確認できるOpenAI Statusとは?
ChatGPTにアクセスできない、エラーが出るといったトラブルが起きたとき、まず確認すべきなのがOpenAI Statusです。このステータスページでは、ChatGPTやAPIなどOpenAIサービスの稼働状況、障害の発生・復旧状況をリアルタイムで公開しており、問題がサービス側か自分の環境かを切り分ける手がかりになります。
当記事では、OpenAI Statusの見方から、ステータスが正常でも不具合が出る場合の原因の切り分け方、障害時に使える代替ツールなどを詳しく解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
OpenAI Statusとは?
OpenAI Statusは、ChatGPTやAPI、SoraなどOpenAI各サービスの障害・遅延・復旧状況といった稼働状況を公開する公式ステータスページです。現在の状態と過去のインシデント、コンポーネント別の影響を確認でき、更新通知も購読できます。エラーが出たときに、サービス側の問題か自分の環境かを切り分ける一次情報になります。稼働率(アップタイム)の指標も掲載されます。
OpenAI Statusで分かることは?
OpenAI Statusでは、OpenAI各サービスの稼働状況と、障害の発生・復旧の進み具合を公式に確認できます。障害が自分側かサービス側かの切り分けにも役立ちます。ここでは確認できる範囲、表示形式、更新内容を解説します。
稼働状況を確認できる範囲
確認できる範囲は、OpenAI各サービスの「現在の状態」と「サービス別の内訳」、そして「過去の障害履歴」です。トップでは“We’re fully operational”など全体の状態が分かり、API・ChatGPT・Soraのようにサービス単位で、コンポーネント数と稼働率(直近期間のアップタイム)が表示されます。
View Historyでは日付ごとのインシデント一覧を確認でき、個別ページで影響コンポーネント、発生・復旧の時間帯、影響概要を追えます。APIのエラー率や遅延、ChatGPTの会話やアップロードなど、機能別の影響も確認できます。数値は全ティア・モデルを合算した指標で、利用条件で体感が変わる点も注記されています。
表示されるステータスの種類
表示されるステータスは、状況の深刻度を短いラベルで示します。平常時は「We’re fully operational」のように正常稼働として表示されます。障害時は、影響の程度に応じて「Degraded performance(性能低下)」「Partial outage(部分的停止)」「Full outage(全面停止)」などがインシデント名の下に付与され、どのサービスがどのレベルで影響を受けているかを判断できます。
各インシデントでは「Affected components」が併記され、影響範囲が何個のコンポーネントに及ぶかも確認可能です。まずは自分が使うサービスの表示を見て、次に詳細へ進むと読み違いが減ります。
障害情報の更新内容
障害情報の更新内容は、「いま何をしている段階か」と「利用者への影響」を時系列で示します。典型的にはInvestigating(調査中)→Identified(原因特定)→Monitoring(対策適用後の監視)→Resolved(復旧)という順で更新され、各更新には時刻が付きます。
更新文には、Web/モバイルなど影響した環境や、発生したエラー・遅延の概要、影響した時間帯が書かれることがあります。Affected componentsで影響範囲も示されます。まずStatusで既知障害を確認してから、再読み込みや環境切り分けを行う流れが推奨されています。事後にWrite-up(障害報告)やRCA公開予定が添えられるケースもあります。
ChatGPTの状態が正常だった場合の原因の切り分け方
ChatGPTの状態が正常でも不具合が出る場合は、端末・回線、ブラウザ、拡張機能、企業ネットワーク、エラー表示の順に切り分けると原因に近づきます。ここでは切り分けの基本手順を分かりやすく解説します。
端末と回線を切り分ける
端末と回線の問題かを最初に確認します。別端末(スマホとPCなど)で同じアカウントを試し、片方だけ不調なら端末側、両方不調なら回線側の可能性が上がります。Wi-Fiとモバイル回線を切り替え、可能ならスマホのテザリングでも試します。VPNやプロキシを使っている場合は一度オフにします。
社内やホテルのWi-Fiでは認証画面が未完了だと通信が途切れるため、再ログインも確認します。改善しない場合はルーター再起動、DNSの自動設定への戻し、速度テスト結果と再発時刻を記録します。
ブラウザの状態を切り分ける
ブラウザ起因かを切り分けるには、まず再読み込みと再ログインを行い、次に別ブラウザで再現するかを確認します。キャッシュやCookieの破損で表示が崩れる場合があるため、サイトデータの削除(chatgpt.com関連)を試し、ログアウト→ログインで復旧するかを見ます。シークレットウィンドウで開くと拡張機能やキャッシュの影響を受けにくく、切り分けに便利です。
ブラウザ自体が古いと互換性問題が出るため最新版へ更新します。JavaScriptやサードパーティCookie制限、ハードウェアアクセラレーションのオン・オフも確認し、最後にPC再起動も試します。
拡張機能の影響を切り分ける
拡張機能が原因のときは、広告ブロッカー、スクリプト遮断、翻訳、セキュリティ系、パスワード管理などが通信や画面描画を変更して不具合を起こします。まずシークレットウィンドウで再現するかを見て、直るなら拡張機能の影響が濃厚です。次に拡張機能を一度すべて無効化し、ChatGPTだけを開いて動作を確認します。
問題が消えたら1つずつ有効化して犯人を特定し、その拡張の例外設定にchatgpt.comを追加します。フィルタルールが原因なら当該ルールを停止するか、更新で解消する場合もあります。Cookie自動削除系はログイン切れを起こしやすいので除外リストに入れます。
企業ネットワークとSSOを切り分ける
企業ネットワークやSSOが原因の場合は、社内プロキシ、TLS検査、URLフィルタ、DLP、ID管理の設定で通信やログインが止まります。まず社外回線(テザリングなど)で同じ操作を試し、社内だけで起きるならネットワーク側が疑わしいです。SSO利用時は、別タブで認証が完了しているか、セッションが切れていないかを確認します。Cookie制限が強いとSSOがループするため、許可ドメインや例外設定も見直します。
社内FWでWebSocketなどの通信が制限されると送信が止まることがあるため、セキュリティ製品のブロック通知も確認します。改善しない場合は、発生時刻、URL、エラー文、再現手順を添えて情シスに相談します。
エラーメッセージから原因を絞り込む
エラーメッセージは原因を絞る手がかりになります。ログイン画面に戻る、認証が繰り返される場合はCookieやSSO、拡張機能を疑います。「Network error」「接続が不安定」系は回線やVPN、企業プロキシが候補です。送信だけ失敗する場合は、入力が長すぎる、添付の形式が不適合、タブのメモリ不足などもあり得ます。開発者ツールでHTTP 401/403が出るなら認証や権限、429なら短時間の過剰アクセス、5xxなら一時的なサーバ側要因の可能性が高くなります。
まずエラー文と発生タイミングをメモし、別ブラウザ・別回線で再現するかを試します。解決しない場合は、スクリーンショットと再現手順を添えてサポートや情シスへ共有すると切り分けが早まります。
ChatGPTにエラーが起きた場合に使える代替ツールは?
ChatGPTに障害やエラーが出たときは、用途に近いAIツールへ一時的に切り替えると作業を止めずに済みます。調査、要約、資料作成など目的別に選ぶのがコツです。ここでは代表的な代替ツールの特徴を解説します。
Google Gemini
Google Geminiは、Google検索の最新情報を踏まえた回答と、Gmail・Docs・Sheets・MeetなどGoogle Workspace連携が強みです。チャットで要点を整理しつつ、文書の要約、メール文面の作成、表計算の整形まで同じ環境で進めやすく、作業の往復を減らせます。さらにGeminiアプリやNotebookLMのような周辺ツールも用意され、資料の読み込みや整理に向いています。
企業向けでは管理者設定や権限の枠組みがあり、社内利用の統制もしやすい構成です。ChatGPTが不安定なときは、まず調査結果の要約や文章のたたき台作成をGemini側で行い、復旧後に仕上げる運用が現実的です。用途と出力形式を先に指定すると迷いにくくなります。
Microsoft Copilot
Microsoft Copilotは、EdgeやWindows、Microsoft 365の文脈で使いやすい点が強みです。Edge上では開いているWebページや一部ドキュメントの要約、文章のリライトなどを同じ画面で進められます。Microsoft 365側と組み合わせると、WordやPowerPointの下書き、Excelの整理といった業務寄りの作業にもつなげやすいのが特徴です。
ChatGPTで止まったときは、閲覧中のページ要約や社内資料の要点抽出をCopilotに寄せると代替になりやすいです。企業環境では管理ポリシーやアカウント体系の影響を受けるため、個人用と業務用を混在させずに運用すると切り分けが楽になります。短い指示で段階的に進めると安定します。
Claude
Claudeは、長めの文章作成や要約、コード生成を落ち着いて進めたいときに向くAIです。特徴はArtifactsで、会話とは別の専用領域に文章やコードなどの成果物を表示し、編集しながら作業を積み上げられます。Projectsも用意され、関連資料をまとめて扱い、同じ前提で継続して書く用途に向きます。
ChatGPTが不調なときは、構成案の作成、文章の整形、レビュー観点の洗い出しなどをClaudeで進め、復旧後に統合すると手戻りを減らせます。画面上で大きな成果物を扱えるため、プレゼン原稿や手順書のように分量が多い成果物でも見通しを保ちやすい点が強みです。調査では出典を自分で確認する運用をセットにすると安全です。
Perplexity
Perplexityは、出典付きで素早く調べたいときに強い「回答エンジン」です。検索結果のリンクを参照しながら要点をまとめる設計で、Research/Search/Labsなどのモードで深掘りと速度を切り替えられます。Pro Searchでは追加質問を重ねて論点を絞り込み、比較表や要約へ落とし込みやすいのも特徴です。
ChatGPTが落ちているときは、まずPerplexityで一次情報の当たりを取り、リンクを保存しておき、復旧後に文章化や資料化へつなげると効率的です。一方で、生成文は引用元の範囲を超える推測が混ざる場合があるため、重要な数値や規約はリンク先の原文で確認すると精度が上がります。社内共有用には参照URLを添えます。
OpenAI Statusで障害状況を確認して対処しよう
OpenAI Statusは、ChatGPTやAPIなどOpenAIサービスの稼働状況を公開する公式ステータスページです。現在の状態、障害の発生・復旧の進捗、過去のインシデント履歴を確認でき、エラーがサービス側か自分の環境かを切り分ける一次情報として役立ちます。
ステータスが正常でも不具合が出る場合は、端末・回線、ブラウザ、拡張機能、企業ネットワークを順に確認します。ChatGPTに障害が起きた際は、Google Gemini、Microsoft Copilot、Claude、Perplexityなど代替ツールへ一時的に切り替えることで、作業を止めずに対応できます。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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