- 作成日 : 2025年11月13日
Grokで画像生成するには?やり方、料金、無料で使う方法から上手なコツまで解説
xAIのAI「Grok」には、ユーザーのテキスト指示に基づいて、オリジナルの画像を生成する機能が搭載されています。Grokならではのユニークな解釈で、他のAIとは一味違った画像を創り出せることが特徴です。
この記事では、Grokの画像生成機能の基本的な使い方(やり方)から、無料で利用できる範囲、そして高品質な画像を生成するためのコツまで分かりやすく解説します。「画像が見られない」といった場合の対処法にも触れますので、ぜひ参考にしてください。
目次
そもそもGrokの画像生成とは?
Grokの画像生成とは、Grokとのチャット画面で、文章で「〇〇の画像を生成して」と指示するだけで、AIがオリジナルの画像を生成してくれる機能です。
この機能は、xAIが独自に開発した画像生成モデル(例:「Aurora」など)を基盤としており、Grokの“少しひねりのある”ユーモアのある回答スタイルや、X(旧Twitter)上の情報を活用する能力が、生成される画像の趣向に影響を及ぼす場合があります。特別なツールやアプリを必要とせず、いつものチャットの延長線上で気軽に利用できるのが大きな利点です。
画像生成の基本的なやり方(使い方)は?
Grokでの画像生成は非常に直感的で、難しい操作は一切必要ありません。
画像を生成する手順
- Grokにアクセス: XのWebサイトまたはスマートフォンアプリからGrokのチャット画面を開きます。
- プロンプト(指示文)を入力: 「〇〇の画像を生成して」のように、日本語で具体的に指示を入力します。
入力例: 「サイバーパンク風の東京で、屋台のラーメンを食べている猫」の画像を生成して - 生成を実行: メッセージを送信すると、Grokが指示を解釈し、数秒から数十秒ほどで画像が生成されます。
生成した画像の保存方法
生成された画像は、簡単にデバイスに保存できます。
- PCの場合: 画像の上にマウスカーソルを合わせると表示されるダウンロードボタンをクリックするか、画像を右クリックして「名前を付けて画像を保存」を選択します。
- スマートフォンの場合: 画像を長押しすると表示されるメニューから「写真を保存」などを選択します。
無料で使える?料金と利用制限について
Grokの画像生成機能は、Xの無料ユーザーでも利用できるという案内はありますが、利用枚数・時間帯などに制限が設けられています。一方で、有料プラン(「X Premium+」や「SuperGrok」 など)の契約者には、より大きな使用枠や追加機能が提供されています。
無料版の利用制限
無料ユーザーの場合、1日あたりに生成できる画像の枚数に上限が設けられているとの外部報道があります(例: 10枚/2時間枠)。ただし、公式に「1日○枚」と明記されているわけではなく、サーバー負荷や地域・アカウント種別によっても異なる可能性があります。また、この上限は、サーバーの負荷状況などによって変動する可能性もあります。そうした制限はあるものの、日常的に数枚の画像を試す程度であれば、無料版でも十分に楽しむことができます。
有料版(X Premium+)のメリット
有料プラン(「X Premium+」や「SuperGrok」など)の契約者は、無料版より大きな生成枠・優先アクセス/複数スタイル選択などの付加機能が提供されていると報じられています。業務用途や頻繁に画像生成を行う場合には、有料プランへの加入を検討するのが良いでしょう。
高品質な画像を生成するためのコツは?
AIにイメージ通りの画像を生成させるには、指示の出し方に少し工夫が必要です。以下のポイントを意識するだけで、画像のクオリティは大きく向上します。
① 詳細な要素を付け加える
漠然とした指示ではなく、「誰が」「どこで」「何をしているか」といった基本情報に加えて、雰囲気や情景を具体的に記述します。
- 悪い例: 犬の画像
- 良い例: 緑豊かな公園のベンチで、楽しそうに本を読んでいるサングラスをかけた柴犬。背景には秋の紅葉。
② 画風(スタイル)を指定する
どのようなタッチの画像が欲しいかを明確に伝えます。プロンプトの最後に、以下のようなキーワードを追加してみましょう。
- スタイル指定の例: 写真のようにリアルに, アニメ風, 水彩画風, ピクセルアート, 油絵, 浮世絵風
③ Grokならではの、ユーモアのある指示を試す
Grokは他のAIよりもユーモアや皮肉を理解する能力に長けているといわれます。「真面目な顔でプレゼンするゴリラ、PowerPointのスライドにはバナナの絵だけが映っている」といった、少し変わった面白い指示を試してみるのもGrokならではの楽しみ方です。
「自分の顔」や特定の人物の画像は生成できるか?
プライバシー・肖像権・ディープフェイク防止などの観点から、特定の個人の顔写真を基に画像を生成したり、実在の人物の画像を生成したりすることは基本的にできません。
ご自身の顔写真をアップロードして、それを基にAIアバターを作成するといった機能は、Grokには搭載されていません。また、著名人の名前などをプロンプトに含めても、画像の生成はブロックされます。これは、肖像権の侵害やディープフェイクなどの悪用を防ぐための重要な安全対策です。
また、生成画像には著作権や商用利用に関する注意も必要です。特にビジネス目的での利用は誤解やトラブルを招く可能性があるため、慎重に扱いましょう。
画像が「見られない」「生成されない」場合の主な原因
指示を出したのに画像がうまく生成されない、または表示されない場合、いくつかの原因が考えられます。
- コンテンツポリシー違反:
Grokには、暴力的、差別的、または露骨な性的表現などを含むセンシティブな内容の画像を生成しないように、コンテンツポリシーが設定されています。プロンプトがこのポリシーに抵触すると判断された場合、画像の生成は拒否されます。 - 利用制限の上限:
無料版ユーザーが1日の生成枚数の上限に達した場合、それ以上画像は生成されません。時間を置いてから再度試す必要があります。 - 一時的なサーバーエラー:
多くのユーザーが同時に利用している場合など、一時的なサーバーの問題で画像が生成されないことがあります。少し時間を置いてから、もう一度同じ指示を試してみてください。 - ブラウザやアプリの問題:
まれに、お使いのブラウザのキャッシュや、アプリの一時的な不具合が原因で画像が正しく表示されない(見られない)ことがあります。ページの再読み込みや、アプリの再起動を試してみましょう。
Grokの画像生成でアイデアを形にする
本記事では、Grokの画像生成機能について、その使い方から料金、高品質な画像を作るコツまでを解説しました。
Grokの画像生成は、無料プランでも使い始めることができ、比較的手軽に活用できる可能性を持ったツールです。他のAIとは一味違う、行間を読むような解釈やユーモアのセンスが、あなたの創造性を刺激してくれるかもしれません。
まずはGrokとの対話の中で気軽に「〇〇の画像を作って」とお願いし、そのユニークな画像生成能力を体験してみてはいかがでしょうか。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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