- 更新日 : 2025年12月10日
Grok-2とは?性能や使い方、Grok-3との違いまで分かりやすく解説
Grok-2は、xAI社が開発した第2世代の大規模言語モデルです。前モデルであるGrok-1.5から大幅な性能向上を遂げ、特にリアルタイム情報への対応力が高まり、画像生成機能との連携も強化されたことで注目されました。
この記事では、Grok-2の性能や特徴、現在の主な利用方法、そして最新モデルであるGrok-3との違いについて分かりやすく解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
そもそもGrok-2とは何か?
Grok-2とは、xAIが2024年8月に発表した第2世代の大規模言語モデルです。Grok-1.5を上回る推論能力と、非常に長い文章(128,000トークン:およそ数百ページ分のテキストに相当)を一度に扱える点が大きな特徴です。
xAIによると、Grok-2は発表当時の主要なベンチマークにおいて、GoogleのGemini 1.5 ProやOpenAIのGPT-4といった競合モデルに匹敵、あるいはそれを上回る性能を示しました。特に、X(旧Twitter)のリアルタイム情報を活用できるというGrokシリーズならではの強みを引き継いでいます。
Grok-2の性能はどの程度か?
Grok-2は、発表当時、多くの性能評価指標(ベンチマーク)でGPT-4に匹敵する、非常に高い性能を示しました。
特に、数学やコーディング、そして長文の文脈理解といった分野で、前モデルから顕著な進化を遂げました。これにより、単なる日常会話だけでなく、より専門的で複雑なタスクにも対応できるAIとして評価されました。また、Grok-2の登場と合わせて、Grokのチャット機能に画像生成能力が追加されたことも、大きな話題となりました。
Grok-2の現在の使い方は?無料で利用できるか?
Grok-2は主にX(旧Twitter)のGrokチャット機能の無料版で利用可能となっています。xAIは、最新・最上位モデルであるGrok-3を有料プラン(「X Premium+」や「SuperGrok」など)の契約者向けに提供する一方、高性能なGrok-2を無料ユーザー向けにも開放しています。これにより、Xのアカウントがあれば誰でも、Grok-2の優れた言語能力を体験できます。ただし、無料での利用には、1日あたりの質問回数に上限が設けられています。
Grok-2で画像生成はできるか?
Grok-2自体は言語モデルのため、直接画像を生成する機能はありません。X上のGrokチャットでの画像生成は、別途連携されたxAIが開発したGrok専用の画像生成モデル(Grok-2リリース当初はFLUX.1、現行はAuroraなど)によって行われます。
ユーザーが「〇〇の画像を生成して」と指示すると、Grok-2がその指示を解釈し、最適なプロンプトを生成して画像生成モデルに渡す、という連携で動作します。そのため、ユーザーはモデルの違いを意識することなく、チャットの中でシームレスに画像生成を依頼できます。
Hugging Faceで公開されているモデルとの関係は?
xAIは、Grok-1に続き、Grok-2の基本モデルも研究者や開発者向けにオープンソースとして公開しています。
世界最大のAIモデル共有プラットフォームである「Hugging Face」では、このオープンソース版のGrok-2のモデルデータ(ウェイト)が公開されており、専門知識があれば誰でもダウンロードして、自身の研究や開発に利用できます。ただし、この基本モデルは、X上で提供されている、特定の対話やタスクに合わせて微調整(ファインチューニング)されたモデルとは異なるものです。
最新モデル「Grok-3」との違いは?
Grok-3は、Grok-2を全ての面で上回る後継モデルです。特に、自律的にタスクを計画・実行する「AIエージェント」としての能力が飛躍的に向上しています。
| 比較項目 | Grok-2 | Grok-3(最新モデル) |
|---|---|---|
| 計算能力 | 高い | Grok-2の10倍以上 |
| 情報処理量 | 128,000トークン | 1,000,000トークン(実運用と発表に差がある可能性があり) |
| 主な強み | Xのリアルタイム情報反映、長文読解 | 上記に加え、計画立案・実行能力(DeepSearchなど) |
| 主な提供先 | Xの無料プラン(制限付き) | Xの有料プラン(Premium+、SuperGrokなど) |
Grok-2が「非常に優秀な質問応答者」だとすれば、Grok-3は「自ら調査計画を立ててレポートを作成する、能動的なリサーチャー」へと進化している、と考えると分かりやすいでしょう。
無料でも使える高性能AI「Grok-2」
本記事では、xAIの第2世代モデル「Grok-2」について、その性能や現在の利用方法、後継モデルとの違いを解説しました。
Grok-2は、Grok-3という最新モデルが登場した今でも、Xの無料版を支える非常に高性能なAIです。他のAIサービスでは有料プランでしか利用できないようなレベルの言語能力を、無料でも体験できるのは大きな魅力といえます。
まずはXのチャット機能を通じて、Grok-2が持つ高い性能を体験してみてはいかがでしょうか。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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