- 作成日 : 2026年1月27日
ChatGPTとNotion連携で何ができる?メリットと連携方法を解説
ChatGPTとNotionを連携すると、対話内容を体系的に管理し、チームでの情報共有や再利用が効率的に行えるようになります。会話履歴が散逸せず、必要な情報にすぐアクセスできる状態を維持できるため、業務や学習の生産性が大きく向上します。
当記事では、Chrome拡張機能「ChatGPT to Notion」を使った手軽な連携方法から、Notion MCPによる高度な連携、データベースの作成手順、品質を高めるプロンプト設計などを詳しく解説します。
※(免責)掲載情報は記事作成日時点のものです。最新の情報は各AIサービスなどの公式サイトを併せてご確認ください。
目次
ChatGPTとNotionの連携で得られるメリットは?
ChatGPTとNotionを連携すると、対話内容を整理しながら蓄積し、チームやプロジェクトで効率的に活用できます。質の高い情報管理や再利用がしやすくなるため、業務や学習の生産性を高めたい人に役立ちます。ここでは連携によって得られる主な利点を解説します。
会話履歴をまとめて管理できる
メリットは、ChatGPTとのやり取りを自動で集約し、Notionで体系的に管理できる点です。通常のチャットでは必要な情報が流れてしまいがちですが、Notionに保存することで過去のアイデア、作業指示、草案などをすぐに見返せます。
また、ページ単位で整理したりタグやデータベース化したりすることもできるため、必要な記録にすぐアクセスできる状態を維持できます。追加で手作業のコピーや貼り付けを行う手間が減り、情報の散逸が防げる点が特に有効です。
チームで情報を共有しやすくなる
Notionに保存することで、ChatGPTで作った資料や議論の内容をチーム全体で共有しやすくなります。Notionは閲覧権限の調整や共同編集に対応しているため、担当者やプロジェクトメンバーが同じ情報を参照できます。
たとえば、アイデア出し、要件整理、企画書のたたき台作成などをChatGPTで行い、Notionに保存すれば、メンバー全員が内容を確認しながら修正や補足を加えられます。情報共有の効率が上がり、認識のズレも減ります。
情報を再利用しやすくなる
蓄積した会話ログや生成コンテンツを、Notionのテンプレート機能やデータベースと組み合わせることで、別の案件や学習にも活用できます。ChatGPTで作成した文章、リサーチメモ、下書きなどを保存しておけば、後からコピーして編集するだけで資料作成が進みます。
資料作りの出発点が毎回ゼロになるのを避けられるため、作業効率が大きく改善します。特に同じ形式の資料を複数作る業務に向いています。
Notion AIと組み合わせて活用の幅が広がる
ChatGPTで生成した内容をNotionに保存した後、Notion AIを使って整理や加工を行える点も大きな利点です。たとえば、ChatGPTで集めた情報から要約を作る、分類する、文章を整えるといった作業をNotion上で自動化できます。
ChatGPTとNotion AIを役割分担させれば、発想・生成と整理・構造化の両面で効率よく作業が進みます。結果として、単なるメモ保存ではなく、知識の蓄積と活用の循環を作りやすくなります。
Chromeの拡張「ChatGPT to Notion」を使って連携する方法は?
ChatGPTの画面から拡張機能のボタンを押すだけで、会話をワンクリックでNotionのデータベースへ保存できます。コピーの手間が減り、後から検索もしやすくなります。ここでは連携方法を解説します。
ChatGPT to Notionとは
ChatGPT to Notion(Chromeストア上では「Chat to Notion」)は、ChatGPTなどのチャット画面に保存用アイコンを追加し、やり取りをNotionへ送る拡張機能です。各回答の下にピン形のアイコンが表示され、押すと該当回答と関連プロンプトを指定のNotionデータベースへ保存できます。
拡張機能のポップアップから会話全体の保存も可能で、複数データベースの登録、タグ選択やタイトル変更にも対応します。開発元はOpenAIやNotionと提携していない旨を明記しています。ChatGPTでは自動保存にも対応し、LaTeX表記も扱えます。
ChatGPT to Notionの使い方
hatGPT to Notionの使い方は、拡張機能のインストールとNotion接続、保存先データベースの指定という流れです。
| 1. | Chromeウェブストアで「ChatGPT to Notion(Chat to Notion)」を追加し、ツールバーにピン留めする。 |
|---|---|
| 2. | 拡張機能の初期設定でNotion認証を行い、保存先のデータベースを登録する(複数登録も可)。 |
| 3. | ChatGPTを開き、各回答の下に表示されるピンアイコンを確認する。 |
| 4. | 保存したい回答でピンアイコンをクリックし、回答と関連プロンプトをNotionに保存する。 |
| 5. | 会話全体を保存したい場合は、拡張機能のポップアップから保存を実行する。 |
| 6. | 保存時に必要に応じてタグ付け、ページタイトル編集を行う。 |
| 7. | 不要になったらNotionの接続管理で権限を外し、再認証が必要な状態に戻す。 |
| 8. | 必要に応じて自動保存機能を利用する(対応している場合)。 |
ChatGPTの高度な機能を使った「Notion MCP」による連携方法は?
Notion MCPを使うと、ChatGPTなどのAIツールからNotionを検索・更新でき、会話で情報整理が進みます。OAuthで接続しやすい点も特徴です。ここではNotion MCPの概要と設定手順を解説します。
Notion MCPとは
Notion MCPは、Model Context Protocol(MCP)に対応したAIツールへ、Notion操作用の機能を提供するNotion公式のホスト型MCPサーバーです。AI側(MCPクライアント)が接続すると、ワークスペース内のページやデータベースを検索し、内容を取得し、ページの作成・更新などを実行できます。
Markdownベースで扱いやすく、トークン消費を抑える設計も掲げています。Claude、Cursor、ChatGPTなどの対応ツールと連携し、Notionを外部から安全に扱う架け橋になります。
Notion MCPの設定方法
Notion MCPの設定は、対応AIツールの連携画面からNotion MCPを選び、NotionでOAuth認可する流れが基本です。
| 1. | AIツールのコネクタ一覧(またはディレクトリ)でNotion MCPを追加する。 |
|---|---|
| 2. | Notionにログインし、接続先ワークスペースを選択する。 |
| 3. | 表示される権限内容を確認し、許可(OAuth認可)する。 |
| 4. | 接続後、AIツール内でNotionの検索、ページ作成、更新などが実行できる状態になる。 |
| 5. | 初回の動作確認を行う(例:ページを探して要約、指定データベースに行を追加、既存ページをMarkdownで整形)。 |
| 6. | 不要になったらNotionの設定で接続(OAuth)を解除し、権限を回収する。 |
| 7. | 以後はAIに目的と対象(ページ名、データベース名)を具体的に伝え、返答に含まれる更新内容を確認してから確定する。 |
Notionでデータベースを手動作成する方法は?
Notionでデータベースを手動作成する手順は次の通りです。
| 1. | 作成したい場所で新規ページを開く(新規ページ作成時は「Get started with」からTableなどを選んでも作成できます)。 |
|---|---|
| 2. | 本文で「/Table view」または「/database」を入力し、テーブルなど作りたい形式を選び、インラインかフルページを選択する。 |
| 3. | データベース名と1列目(Name)を用途に合わせて変更する。 |
| 4. | 列の「+」からプロパティを追加し、テキスト・数値・日付・選択・人物など型、選択肢、入力ルール、表示順を決める。 |
| 5. | 「+」でビュー(ボード、カレンダー、ギャラリーなど)を追加し、並べ替え・フィルターで運用に合う見え方へ調整する。 |
| 6. | 右上のNewで項目(各行のページ)を追加し入力する。よく使う入力形式はテンプレートとして用意すると運用が安定する。 |
ChatGPT to Notionで品質を上げるプロンプト設計の方法は?
品質を上げる要点は、Notion側のデータ構造を先に決め、ChatGPTの出力をその形に固定することです。保存後の手直しを減らし、表記ゆれや欠損を防ぎます。ここでは3つの設計方法を解説します。
プロパティの制約条件を明示する
まずは、Notionデータベースの各プロパティに制約を付け、プロンプトで明示しましょう。プロパティ名、型(テキスト・日付・選択など)、必須/任意、許容値、文字数上限、日付形式(YYYY-MM-DD)を列挙し、指定外は「要確認」と返すよう指示します。選択肢は完全一致、マルチ選択は最大個数、空欄の扱い(不明なら空欄ではなく要確認)も決めましょう。
数値は単位を分ける、URLは原文のまま、英数字は半角など表記ルールも書くと安定します。最後に、出力順をNotionの列順に合わせ、1行=1プロパティ(またはJSON)で返す形へ固定すると、保存時の欠損や表記ゆれが減ります。タイトルは短く要点を先頭に置きましょう。
出力末尾に自己チェック項目を追加する
次に、出力の末尾に自己チェック欄を付け、保存前に不備を機械的に見つけます。チェック項目は「必須プロパティが埋まったか」「選択肢が指定内か」「日付がYYYY-MM-DDか」「文字数上限を超えていないか」「個人情報や機密が入っていないか」などです。加えて「表記ゆれ(全角半角、用語)」「URLの欠落」「重複登録の疑い」も入れると実務向きです。
各項目をOK/NGで示し、NGがあれば修正案を1行で提示させましょう。最後に「すべてOKの最終版だけを再掲する」と指示すると、保存する本文が確定し、Notion側の整形崩れも避けられます。チェックは5~8項目に絞り、毎回同じ順で出します。
重複を防ぐための一意キーを生成する
最後に、重複を減らすための一意キー(UID)を生成し、Notionの専用プロパティへ入れます。形式は扱いやすさ重視で、例として「YYYYMMDDHHMM-テーマ短縮-乱数4桁」のように半角で統一します。プロンプトには「UIDは必須」「同一会話内で再利用しない」「保存対象の先頭にUIDを付ける」と書きましょう。
Notion内検索まで自動化していない場合、保存前に完全な重複判定は難しいため、UIDで後から検出できる形が現実的です。あわせて作成日、元の質問URL、関連タグも保存すると、同一テーマの棚卸しが進みます。並べ替えの基準にもなるため、運用が安定します。会話IDや短い要約を含めても構いません。
ChatGPTとNotionを連携して情報管理を効率化しよう
ChatGPTとNotionを連携すると、会話履歴を体系的に管理し、チームでの情報共有や再利用が容易になります。Chrome拡張機能「ChatGPT to Notion」を使えば、ワンクリックで会話をNotionデータベースへ保存でき、Notion MCPを活用すればAIツールから直接Notionを検索・更新できます。
品質を高めるには、Notionのプロパティに制約条件を明示し、出力末尾に自己チェック項目を追加し、重複を防ぐ一意キーを生成することが重要です。これらの方法で、情報の蓄積と活用の循環を効率的に作れます。
※ 掲載している情報は記事更新時点のものです。
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