超過収益力

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超過収益力とは、資産や負債の価値といった測定可能な企業価値に含まれない、現時点において測定が不能な「潜在的企業価値」のことをいう。他者より有利な条件による取引関係(営業権)、従業員の質の高さ、ブランド、ノウハウなど、企業活動の継続によって蓄積された無形資産がこれにあたる。
投資やM&Aなどを検討する際、対象企業の企業価値を適正に評価するにはこうした超過収益力を加味して測定を行う必要がある。

超過収益力と「のれん」について

会計用語でいう「のれん」とは、企業買収・合併時における「被買収企業の時価評価純資産額」と実際の「買収価格」との差額を意味する。
なぜこのような差額が発生するかというと、買収企業にとって被買収企業は「資産と負債の単なる集合体」である以上の、無形資産(超過収益力)が企業価値に付与していると評価されるためである(ただし「負ののれん」も存在する)。主として企業買収はそうした超過収益力の獲得を目的として行われる。
一方、「のれん」という言葉は日本において古くから「信用」という意味で使用されてきた。仮に複数の店が同じ商品を販売していても、店の信用度(のれん)によって売上が異なる。これが「目に見えない超過収益力」である。

無形資産の評価方法

無形資産には必ずしも収益力に直結しないものもあるが、超過収益力が無形資産によって構成されていることは事実である。よって、超過収益力を評価するためには無形資産の評価をもってあたる必要がある。一般に、無形資産の評価法は主に次の3つが挙げられる。
1.コストアプローチ
2.マーケットアプローチ
3.インカムアプローチ
(1)超過収益法
(2)企業価値差額法
ひと口に 無形資産といっても、のれんを始めとしてブランドやノウハウ、技術力や集客力などさまざまな資産がある。どの評価法を採用するかは、対象となる種類や算出状況によって変化する。



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