マネーフォワードへの切り替えは、会計業界の未来を見据えた決断。
税理士法人SIN 代表社員・税理士 下川 信宏 さまクラウドへの切り替えは、未来を見据えた決断
もう6、7年前の話ですが、税理士が集まる勉強会にマネーフォワードの辻社長が来てくれたんです。今後の会計ソフトの展望を話されて、私はそこで初めてクラウド会計というものを知りました。
その後、私たちの拠点である広島でマネーフォワード クラウドのセミナーを開催してもらいました。フィンテックという時代の到来、クラウド会計がもたらすドラスティックな業務効率化の説明を受け、「これからはクラウドが主流になるんだろう」と衝撃を受けました。そのときに、私たちが扱う会計ソフトをすべてマネーフォワード クラウド会計に一本化すると決意しました。
中には使い慣れたソフトを入れ替えることに抵抗する従業員もいました。しかし、テクノロジーの進化でこれだけ様々な価値観が変わっている時代ですから、私は会計業界の未来を見据えて、全部マネーフォワード クラウドに切り替えるという決断をしたんです。
スタッフの人間性に触れて、信頼できると思った
でも、それ以上に辻さんやスタッフの方々に惚れたんです(笑)。営業やサポートの折々でマネーフォワードに所属する方々の人間性に触れて、この人たちの事業やサービスなら信頼できると思いました。
マネーフォワードの、ある営業担当の女性には表彰状をあげたいくらいです。私たち税理士事務所は、顧問先企業にマネーフォワード クラウドを導入することで「お客様のすべての事務環境を未来へお連れする」という責任があります。なので、「この機能が必要だ」「これを改修してほしい」などの意見を妥協することなく伝えています。その営業女性はいつも、専門知識を持ったうちの従業員の厳しい要望の矢に打たれて帰っていました。
でも彼女は私たちが投げかけた相談に対してすぐに行動してくれる。それに満面の笑みでまた来てくれるんですね。営業として最高の顔をして来てくれるんです。彼女が唯一泣いたのは、担当エリアが変わって引継ぎの挨拶に来たとき。私たちの事務所に来た帰りは、心はいつも泣いていただろうけど、決して悔し涙は流さない。でも情の涙は見せてくれるんですね。そんなタフな人材が集まっていること、強固な関係性を築けたこと――マネーフォワードって良い会社だなと思いました。
経営者の「経理人材への悩み」を解消できた
私たち税理士事務所とマネーフォワード クラウドのシナジーにより、経営者に安心していただける状況を作れています。
経営者は、同じ経理担当者にずっと会社にいてほしいと思っています。経理は専門職ですから、辞められてしまうとその瞬間に業務が回らなくなるからです。しかも多くの会計ソフトは高度な簿記知識がないと使いこなせないので、経営者にとって経理人材の定着は悩ましい問題なんですね。
しかしマネーフォワード クラウド会計なら、最低限の簿記知識と操作の理解があれば使うことができる。それなら未経験者にもクラウド会計を使えるように私たちがレクチャーしようじゃないかと、顧問先企業ごとに会計塾を始めました。これが経理業務の属人化を防げると好評で、経営者が安心して事業に集中できる環境を作れていると自負しています。
だから結果的には、マネーフォワード クラウドに切り替えたたことでむしろ仕事が増えちゃったんですよ(笑)。でも、お客様にもっと提案できることがあると気付きました。今後もマネーフォワード クラウドと一緒に伴走しながら、お客様に新たな価値を提供しつづけていきたいと思っています。