
海外子会社管理の失敗事例に学ぶ「ガバナンス」と「内部統制」 ~「不正」の兆候をどう見抜くか? システム活用によるモニタリングの実践~
海外子会社管理の失敗ストーリーに学ぶ、日本企業が陥る「ガバナンス」「内部統制」の壁と対応策
海外子会社における不正会計やコンプライアンス違反は、日本企業にとって深刻な経営リスクです。特に企業文化の違い、物理的・言語的な距離を埋められないの管理方法の限界や、「現地に任せたいが、任せすぎた場合のブラックボックス化」が、親会社を揺るがす重大なトラブルを招くケースが後を絶ちません。
本セミナーでは、グローバル内部監査の第一線で活躍する公認会計士・森大輔氏が登壇。東南アジア・欧州・米州など、世界各地で実際に起きた「他では聞けない生々しい失敗事例」をベースに、日本企業が陥りやすいガバナンスの落とし穴を解説します。
さらに、IT・システムをいかに活用して「不正の兆候」を早期に検知し、実効性のあるモニタリング体制を構築するか、その具体的な実践手法を提示すると共に、一番大切な”その先の大切なこと”を提示します。企業の規模や展開国数に応じた、現実的かつ持続可能な「グローバル内部統制」のあり方を共に探ります。
■当日こんなことをお話します
(1) 実際にあった、海外子会社管理の失敗ストーリー
・【東欧】数字の整合性は完璧、それでも不正が起きた理由。
・【欧州】現地に任せすぎた代償:信頼が招いたガバナンスの空白。
・【東南アジア】現地有力者に依存するリスクと構造。
(2) なぜ失敗は繰り返されるのか?「不正の兆候」を見抜く視点
・日本流管理が通用しない「異文化」の壁。
・平時のデータに現れる「わずかな違和感」をどう捉えるか。
(3) グローバル経営を行う上で何よりも大切なこと
(4) システム活用によるモニタリングの実践とガバナンス構築
・仕組みによる不正防止: 会社規模・フェーズに応じた最適な内部統制のデザイン。
・デジタル・モニタリング: システムを活用し、遠隔からでも「現場の実態」を可視化する方法。
・決算数値の「動態」管理: 単なる結果報告ではない、不正や粉飾を発見するための勘所。
(5)Q&A
皆さまからの個別の疑問・課題にお答えします。
こんな方におすすめ
- 海外子会社を持つ/今後持つ予定の企業の財務・経理担当者
- 経営企画・海外事業管理・リスク管理部門の方
- 海外子会社のガバナンスや内部統制に課題を感じている方
- 決算数値を活用したモニタリング体制を構築したい方
タイムテーブル
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 14:55〜15:00 | 受付 (zoomに入室可能となります) |
| 15:00〜16:00 | 【第一部】:海外子会社管理の失敗事例に学ぶ「ガバナンス」と「内部統制」 ~「不正」の兆候をどう見抜くか? システム活用によるモニタリングの実践~ |
| 16:00〜16:10 | 【第二部】:海外システム展開の失敗から学んだ1つのポイントとGLASIAOUSの紹介 |
| 16:10〜16:20 | 【第三部】:グローバル経営を支える次世代連結会計・経営管理― API連携とAI活用の最前線 |
| 16:20〜16:30 | 質疑応答 |
登壇者情報
- 森大輔公認会計士事務所/SMASH国際アドバイザリー
代表/公認会計士
森 大輔あらた監査法人(現 PwC Japan有限責任監査法人)に入所し、上場・非上場会社並びに外資系企業への各種財務諸表監査(会社法、金融商品取引法、AUP、リファーラル監査等)、内部統制監査(J-SOX、US-SOX、会社法)、海外子会社へのグローバル内部監査、内部統制及び会計アドバイザリー業務等に従事する。
2014年にPwC米国法人(シカゴ・ピオリアオフィス)へ赴任し、2019年にはPwC英国法人(ロンドンオフィス)へ赴任し、プロフェッショナルサービスを提供。
2022年に森大輔公認会計士事務所を開設、2024年にはSMASH国際アドバイザリー合同会社及びSMASH国際監査法人を設立し、代表社員へ就任。国内上場・非上場企業、外資系企業並びに中小企業を中心に、各種監査業務、IPO支援、財務デューデリジェンス、会計コンサルティングや海外子会社を含む内部監査・内部統制サポートのサービスを提供している。
また、近年高まる米国市場(Nasdaq)への上場や内部監査の高度化に対応するため、2025年にSMASH&Partners合同会社を設立し、代表社員に就任。 - ビジネスエンジニアリング株式会社
プロダクト事業本部 海外営業部 部長
佐々木 淳製造業を中心にERPシステムの提案、導入に20年以上従事している。
2010年から中国・上海法人の営業責任者として製造業向けERP「mcframe」の中国国内での提案に注力。
2019年からインドネシア・ジャカルタ法人の現法責任者として国際会計ERP「GLASIAOUS」の提案も推進。
2023年からは日本で、海外営業の責任者として海外拠点システム展開の提案を支援している。 - 株式会社マネーフォワード
ビジネスセグメント 経営管理ドメイン Group Management Solution本部 プロダクト戦略部 部長 プロダクトマネージャー/公認会計士
堀 哲也専門学校講師、監査法人、パッケージベンダーを経て株式会社マネーフォワードに入社。2021年11月より現職。
連結決算代行、監査、内部統制構築支援、システム開発/導入といった、様々なポジションから連結業務へ関与した経験を活かし、マネーフォワード クラウド連結会計のプロダクト開発を担当。
詳細情報
- 開催日
- 2026年1月22日(木) 15:00 - 16:30
- 申込締切
- 2026年1月21日(水) 23:59
- 会場
- Webセミナー(Zoomでの配信を行います)
- 参加費用
- 無料
- 備考
※講演スケジュールは変更となる場合がございます
※競合企業様等、弊社の判断でお断りする場合がございます
※セミナーへの参加方法を記載したメールをお送りいたしますので、1社から複数名様がご参加される際は1名様ずつお申込みください