中小企業の給与計算ソフト利用・導入に関する意識調査
(2022年時点)
給与計算ソフトは毎月の給与計算業務の効率化を進めるうえで欠かせないソフトです。
給与計算において負担に感じていることや、給与計算ソフトの導入の際、何がポイントとして意識されているのでしょうか?
50名以下の企業所属の方に、給与計算業務の状況や給与計算ソフトに関するアンケートを実施しました。
毎月の給与計算業務に負担を感じますか?
給与計算業務において負担に感じていることを教えてください(複数選択)
- 1勤怠締め(欠勤や早退の抜け漏れ・残業時間が正しいかなどのチェック)55.1%
- 2労働時間(残業・休日出勤など)の給与への反映51.0%
- 3各種保険料の計算46.3%
- 4各種手当(役職手当・通勤手当・家族手当など)の計算42.2%
- 5住民税と所得税の計算38.1%
給与計算ソフトを導入したきっかけ BEST3(複数選択)
- 1専門家(社労士など)や知人におすすめされたから39.6%
- 2バックオフィス業務の生産性に課題があるから23.0%
- 3労務担当者の変更があったから14.0%
給与計算ソフトを導入する際、比較はしましたか?
- 全く比較しなかった40.4%
- わからない・覚えていない18.5%
- 2つ以上のサービスを試した上で詳細まで比較した15.8%
- 2つ以上のサービスを試してはいないが、詳細は比較した14.9%
- 2つ以上のサービスの概要までは比較した10.4%
現在使用している給与計算ソフトを選んだ理由(複数選択)
- 1導入が簡単そうだったから30.6%
- 2専門家(社労士など)や知人におすすめされたから23.4%
- 3価格が安かったから22.1%
- 4勤怠管理ソフトと連携しているから21.6%
- 5法改正による各種料率の変更に対応しているから21.2%
- 6給与明細を電子化して配布できるから13.5%
- 6有名なソフトだったから13.5%
現在使用している給与計算ソフトに改善して欲しい点(複数選択)
- 1価格・利用料金31.0%
- 2サービスの使いやすさ・画面の見やすさ28.8%
- 3業務に対応している機能の幅広さ25.2%
- 4他サービスとの連携23.0%
- 5その他3.6%
まとめ
- ・50名以下の企業の約3割が給与計算業務に負担を感じている
- ・給与計算業務で負担に感じていることは「勤怠締め」や「労働時間の給与への反映」など、勤怠とも関わる業務が多い
- ・給与計算ソフトを導入したきっかけには、専門家(社労士など)や知人からの勧めが最も多い
- ・給与計算ソフトを導入する際、約4割は全く比較をしていない
- ・いま使用している給与計算ソフトについての選定理由で最も多いのは「導入の簡単さ」
調査概要
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象ユーザー:50名以下の中小企業経営者・従業員(事務)
サンプル数:1,100
調査実施期間:2022年6月