レポート機能が充実したおすすめの個別原価管理システムは?
作成日:2024年7月11日
個別原価管理システムには、どのようなレポート機能があるとよい?
①プロジェクト別原価レポート
プロジェクト別の原価を一覧で確認できるレポートです。プロジェクト件数が多く、要員もマルチでプロジェクトをこなしているなど、管理が複雑な場合にそれぞれのプロジェクト原価を確認することができます。
また、大型プロジェクトにおいてはプロジェクトの分割やフェーズ別管理をすることがありますが、「木を見て森を見ず」に陥らないように、大きな枠組みにおいて進捗管理ができるレポートが必要です。
プロジェクトでは、直接費だけでなく間接費配賦額なども管理する必要がありますが、一覧形式で原価の配分を把握できるレポートは役に立ちます。
②工数実績レポート
プロジェクトに投入された実際の工数を確認できるレポートです。例えば、作業項目別、要員別、期間別などの工数実績の可視化により、現時点でのプロジェクトの状況を把握することができます。作業レベルに応じて項目を階層化できる機能があると、実際の作業負荷等も見えてくるでしょう。
工数実績値と計画時との状況の違いなどを把握し、適切な人員配置やリスケジュールなどに役立てることができます。
③差異分析レポート
個々のプロジェクトにおける計画値と実績値の差異分析レポートです。個別原価管理システムの重要な役割は、計画時における「標準原価」と「実績原価」の差異を分析し、その差異はどこから生じたのかを明らかにすることであると言えます。差異を正しく分析するためには、さまざまな角度からの分析が必要です。
例えば、全体の分析表などから、工程別(フェーズ別)分析、費目別(勘定科目別)分析、要員別(個人別)の差異がわかるようにドリルダウンできる機能などがあると便利です。
マネーフォワード クラウド個別原価はレポート機能も充実
マネーフォワード クラウド個別原価は、経理担当者が手を動かさずに、クラウド上でいつでもどこからでも最新の原価情報の閲覧が可能になるシステムです。
月別原価推移表・事業セグメント管理・速報計算機能など、プロジェクトの成功に向けて、経営判断をサポートする正確なデータを、参照権限を付与した従業員へ迅速に提供できます。