マネーフォワード クラウドでのアカウント管理方法を解説。管理コンソールとアカウント統制オプションとは?
更新日:2025年10月2日
マネーフォワード クラウドでは、従業員のアカウントを管理者にて一元管理できる機能を持っています。
本記事では複数のアカウントを一元管理できる「管理コンソール」について、ご説明します。
管理コンソールとは
管理コンソールとは、マネーフォワード クラウドで利用する事業者情報とユーザーを管理するマスター画面です。
事業者名の編集や、ユーザーの追加・削除、事業者の削除の際に管理コンソール画面を利用します。
特に複数のプロダクトを導入している企業様にとって、管理コンソールはアカウント管理の負担を大幅に軽減することができます。
管理コンソールでできること
1. 事業者情報の編集
「事業者名」や「担当者情報」などの基本情報を編集できます。
2. ユーザーの追加
管理コンソールには、その事業者に登録されているすべてのユーザーアカウントが表示されます。
あらかじめ管理コンソールにユーザー登録することで、各サービスに簡単に招待できるようになります。
3. ユーザーの削除
管理コンソールでユーザーを削除した場合は、その事業者で利用しているすべてのサービスから削除されます。
例えば、「会計」と「請求書」のログイン権限を持っている従業員Aが退職したとした場合、サービス毎に削除していただかなくても、管理コンソールにて削除していただくことで一括削除することが可能です。
これにより、一部のサービスだけアカウント削除ができていないなどのセキュリティリスクを低減し、アカウントの管理をより安全に行うことができます。
4. アカウント統制の設定(オプション)
「アカウント統制」機能とは
マネーフォワード クラウドを利用するアカウントのセキュリティやガバナンスを向上できる機能です。
アカウント統制を「有効」にしたアカウントは会社のアカウントとして管理され、次の制御が可能となります。
1. ユーザー情報の編集制御
対象のユーザーが自身でメールアドレスを変更できないように制限できます。これにより、情報の一貫性と正確性を保つことができます。
2. ユーザー退会の制御
対象のユーザーが自身でサービスを退会できないように制限できます。
3. 利用サービスの制御
マネーフォワードのアカウントは「マネーフォワード ME」などの個人向けサービスでも共通で利用できます。
対象ユーザーの退職時の対応を考慮して、対象のユーザーによる会社アカウントで「マネーフォワード ME」などの個人向けサービスの利用を制限できます。
4. ユーザー認証(ログイン)方式の制御
【SAML認証(SSO)機能】
ユーザーのアカウント単位でSSO認証の有効・無効を設定できます。
SSO認証が「有効」となったアカウントは、IDプロバイダで管理しているアカウント情報で認証(ログイン)できるようになります。
シングルサインオン(SSO)を利用することで、ユーザーは一度のログインで複数のサービスにアクセス可能になります。これにより、ログインの手間を省き、セキュリティを向上できます。
【連携実績のあるIDプロバイダ(IdP)】
Microsoft Entra ID、Google Workspaceなど、様々なIdPへ対応しております。
詳しくは以下のサポートサイトをご覧ください。
5. ユーザー登録の制御
「管理コンソール」以外のサービスでユーザーを新規登録できないように制限できます。
新規ユーザーの登録を管理者が制御することができ、セキュリティを強化できます。
アカウント統制オプションのお申し込み方法
マネーフォワード クラウドの導入をご検討の方は以下からお問い合わせください。
※すでにマネーフォワード クラウドをご利用のお客様は、担当営業または以下のコンタクトセンターまでお問い合わせください。
コンタクトセンター:[email protected]
社内で検討されたい方へ
社内で検討されたい方のために「管理コンソール」「アカウント統制オプション」でできることをまとめた資料をPDFでご用意しております。ご自由にダウンロードください。