【保存版】目上の人に使うのは微妙なビジネス敬語24選

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【保存版】ビジネスシーンで目上のヒトに使うのは微妙な言葉24選

新入社員のみなさん!もう会社には慣れましたか!?社会の荒波にもまれながら、日々デキるビジネスマンを目指して精進していることと思います。

そして「いつかあの人のようになりたい!」なんていう上司や先輩にもめぐり会えたのではないでしょうか。

そんな尊敬する上司に「了解しました!」「ご連絡させて頂きます!」と元気よく答えるのは良いですが、このような言葉を目上の人に対して使う際は気をつけなければなりません。

なぜなら、「了解しました!」といった言葉は、間違ってはいないのですが、“少し失礼”にあたってしまう恐れがあるからです。

今回は、こうした仕事で目上の人に使うのは微妙な「ビジネス敬語」を24個選びました。

この言葉、もしかしたら地雷かも……。
仕事で目上の人に使うのは微妙なビジネス敬語まとめ24選!

1:「了解しました」

「了解しました」は、使いやすく便利な言葉ですが、“了解”という単語自体に尊敬の意味は一切入っていないため、目上の方に使うのは失礼になります。そのため、目上の人に対しては「承知致しました」「かしこまりました」などを使いましょう。

2:「○○してください」

「○○してください」は間違った表現ではありません。ですが、目上の人に対して使うには不躾な言葉です。

「○○して頂けますと幸いです」「恐れ入りますが、○○して頂けますでしょうか?」といった表現を使うと良いでしょう。

3:「ご苦労様です」

これはビジネス敬語のNG例でよくある間違いですね。「ご苦労様」は、上司が部下に向かって使う言葉です。目上の人に「ご苦労様です」では失礼に当たります。「ご苦労様です」ではなく、「お疲れ様です」を使いましょう。

4:「なるほど」

「なるほど」とは、他人の言葉を受け入れて、自分も同意見であることを示す言葉。自分が反対意見を持っていたとしても「この人は自分と同じ意見なんだな」と受け取られる場合があるので、あまり使わない方が良いでしょう。

「さようでございますね」「おっしゃる通りですね」といった言い回しを使いましょう。

5:「協力してください」

「協力してください」に使われる、“協力”というフレーズは、社外の人や目上の人に対して使うとやや失礼に当たります。

「協力してください」よりも「ご協力をお願い致します」を使うと良いでしょう。

6:「○○さんはおられますか?」

「○○さんはおられますか?」という表現は、電話でよく使われますね。これは「おります」を受け身にして尊敬の形にしたものであり、「おります」は元々謙譲の言葉です。気を付けたいポイントは「おります」という謙譲語を受動態にしても、尊敬語にはならないということ。

「○○様はいらっしゃいますか?」とすれば、敬意のある表現になります。

7:「がんばります」

「がんばります」という言葉だけでは、何をどうがんばるのかというところが伝わりません。仕事上で気概を伝える場合は、「今回の企画、指名して頂いた部長のご期待に沿えるよう、精一杯努力させていただきます」というように、具体的な事項を挙げて、相手にやる気を伝えましょう。

8:「取り込んでおりまして」

大切なビジネスの相手に対して、「○○は大変取り込んでおりまして」と伝えるのは大変失礼に当たります。このような場合、「○○は先約が長引いております。大変申し訳ございませんが、15分ほどお待ちい頂いてもよろしいでしょうか」といった言い回しを使いましょう。

9:「お邪魔します」

お邪魔をする訳でもないのに、「お邪魔します」というのはあまり良くありません。相手に敬意を示すために、「○○所属の××です。失礼いたします」と挨拶をすると印象が良いでしょう。

10:「伺わせていただきます」

「伺わせていただきます」は二重敬語です。「伺う」ひとつで謙譲語ですので、「いただきます」を付ける必要がありません。「お伺いします」「お訪ね致します」が正しいビジネス敬語です。

 

11:「この件、おわかりでしょうか」

目上の人に対して、「おわかりでしょうか」と使うのは大変失礼です。先生が生徒へ指導しているような場面ならともかく、ビジネスのシーンにおいては「この件に関しまして、ご理解いただけたましたでしょうか」と謙遜して用いるのが適切です。

12:「拝見・拝読させていただきました」

「拝見・拝読させていただきました」は、代表的な二重敬語です。非常に丁寧に聞こえますが、やりすぎ感が否めません。そして、「拝」が謙譲語の意味を持つため、「いただく」をつける必要はありません。

「拝見・拝読いたしました」が正しい使い方です。

13:「言い忘れましたが」

「言い忘れましたが」という言葉には“敬意”が含まれていません。「言う」という言葉の謙譲語である「申す」に「遅れました」という表現を組合せ「申し遅れましたが」を用いましょう。

14:「お申し出ください」

「お申し出ください」というと、当方への命令・依頼の意味が強くなります。尊敬語の「お知らせください」「おっしゃってください」とすれば、敬意のある正しい表現になります。

15:「上の者に申し上げておきます」

「上の者に申し上げておきます」は、立てる相手が間違っています。取引先からの電話対応などでよく使われる言葉ですが、これを言ってしまうとお客様や取引先の相手を差し置いて、身内である上司を立てることになってしまいます。「上の者に申し伝えておきます」を覚えておくとよいでしょう。

16:「部長、○○さまをお連れしました」

「お連れする」というのは丁寧な言葉ではありますが、尊敬の意味が含まれていません。来客に対しては、「ご案内する」という表現が良いでしょう。「部長、○○さまをご案内いたしました」という表現にすることで、敬意を含む言葉にすることができます。

17:「力になってください」

「力になってください」は、全体として敬語ではありません。実は「力」という部分も敬語になるようにしなければいけません。あくまでお願いをするのですから、5番の「協力してください」でも例をご紹介しましたが、「お力添えいただけませんでしょうか」などの表現がベターです。

18:「お暇がある時で結構ですので……」

「お暇がある時で結構ですので……」と言うと、「あなたには暇があるでしょう」と言っていることになってしまい、失礼になってしまいます。「お時間がある時で結構ですので……」「お手すきの際にお願いいたします」という依頼の仕方をしましょう。

19:「ぶっちゃけ、言わせてもらいますと」

「ぶっちゃけ」という言葉を使う社会人はほとんどいないと思いますが、「ぶっちゃけ、言わせてもらいますと」の正しい表現はご存知ですか?

答えは、「ありていに申しますと」です。かなり堅苦しくなりますが、「ありてい」とは、「ありのまま」という意味です。会話として使う場合は「率直に申し上げますと……」など、相手が分かる表現を使うのがベターでしょう。

20:「すみません」

「すみません」はよく使われますが、こちらもNGなビジネス敬語として有名ですね。丁寧な言葉ですが、謝罪の気持ちを伝えたいときは「申し訳ございません」「申し訳ありません」という表現を使いましょう。また、頼み事をする時は「恐れ入ります」を使うと良いでしょう。

21:「よろしかったでしょうか?」

若年層によく使われる「よろしかったでしょうか?」という言葉は、「なぜ過去形なの?」と快く思わない人もいます。

正しくは「よろしいでしょうか?」です。

22:「おっしゃられる」

「おっしゃられる」も二重敬語で、よくある間違い敬語です。「おっしゃる」という尊敬語に、受け身表現の「られる」を付け足してしまうと、二重の尊敬語になってしまいます。「おっしゃる」とだけ使いましょう。

23:「書類のほう、お預かりします」

「書類のほう、お預かりします」の「ほう」は方向を表し、言葉が少し曖昧になってしまいます。ここでは、「書類をお預かりします」とはっきり言うべきです。

24:「お先です」

「お先です」は目上の人に対して使う言葉としてラフすぎる表現です。目上の人に対しては省力せずに、「お先に失礼致します」と丁寧に挨拶をしましょう。

終わりに

ご苦労様です。拝読していただいてありがとうございます。ぶっちゃけどうだったでしょうか?よろしかったでしょうか?

この記事を読んだならば、上記の間違いに気がつくはずです。

ビジネスパーソンの皆さん。ビジネス敬語を流暢に使える“憧れの上司”を目指して頑張ってください!

※掲載している情報は記事更新時点のものです。

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