【2021年】クラウドストレージはどれを選ぶべき?比較表付きで解説

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クラウドストレージ

クラウドストレージとは、インターネット上にあるファイルやデータを格納するためのストレージのことです。ほかの人との情報共有に便利で、テレワークでの活用や業務効率アップにつなげることができるなど、さまざまなメリットがあります。

しかし、さまざまなオンラインストレージサービスが各社から提供されており、どれを選んでよいかわからない方も多いのではないでしょうか。本記事では、代表的なオンラインストレージサービスの違いを表にしながら比較します。ぜひ参考にしてください。

大容量が気軽に使えるようになったクラウドストレージ

インターネット上にファイルやデータを格納できるクラウドストレージは、保存容量に対してコストが下がってきたこともあり、気軽に使えるようになってきました。クラウドストレージにはさまざまなメリットがありますが、代表的なものはいつでもどこでもアクセスできるという点でしょう。

新型コロナウイルスの影響でテレワークが一般化しましたが、自宅で仕事を行うためには仕事用のデータに自宅からアクセスできる必要があります。クラウドストレージなら場所を選ばずさまざまなデータの閲覧や編集が可能です。

また、自然災害や火災などの脅威からデータを守ったり、バックアップを自動で行ってくれたりするメリットがあるなど、まさに今の時代にマッチしたサービスといえるでしょう。

4つのクラウドストレージを徹底比較

クラウドストレージが一般化するなかで、さまざまな会社がクラウドストレージサービスに参入しており、どれが自分や自分のビジネスにとってベストなのかわかりづらい状況といえるでしょう。

ここからは代表的なビジネス向けクラウドストレージサービスである「Google Drive」「Dropbox Business」「BOX」「OneDrive」について、表を使いながら徹底比較します。導入すべきサービスを見極めるのに役立ててください。

なお、それぞれのサービスには複数のプランがありますが、以下のプランに絞って比較を行います。

  • Google Drive: Business Standard(月額1,360円)
  • Dropbox Business: Standard(月額1,250円)
  • BOX: Business(月額1,710円)
  • OneDrive: OneDrive for Business(Plan 2)(月額1,090円)

保存容量

 
Google Drive
Dropbox
BOX
OneDrive
プランBusiness StandardStandardBusinessOneDrive forBusiness(Plan 2)
ユーザー当たりの使用可能容量2TB5TB
※1契約あたり/3ユーザー以上
無制限無制限
アップロードできる最大ファイルサイズ5TB無制限5GB100GB

使用可能な容量という意味では、BOXとOneDriveが無制限となっており、他のサービスに比べて有利だといえます。ただし、アップロードできる最大ファイルサイズはBOXが5GB、OneDriveが100GBと制限されており、ビジネス用途では十分ですが動画などの大きなファイルを扱う場合には向いていないかもしれません。

一方、アップロードできる最大ファイルサイズに制限がないのがDropboxです。動画を含むあらゆる用途に対応可能でしょう。

どのサービスも料金を挙げれば容量を増やすことが可能です。容量が大きすぎても無駄になるため、ご自身の用途に合った容量を選ぶようにしましょう。

ファイル共有・共有作業可否

 
Google Drive
Dropbox
BOX
OneDrive
プランBusiness StandardStandardBusinessOneDrive forBusiness(Plan 2)
ファイル共有機能
Office系ファイルの編集・共同編集
ファイルへのコメント
共有権限設定
共有ファイルのダウンロード禁止設定
リンク共有時のパスワード指定×
リンク共有の有効期限設定
アカウント無しの相手との共有△(閲覧のみ)

ファイルの共有や同時編集作業は、どのサービスでも利用可能です。しかし、リンク共有時のパスワード指定には違いがあります。

Google Driveでは、リンク共有時のパスワード指定ができません。たとえば、共有するファイルをパスワード付きで圧縮すれば同等の機能を実現できますが、ひと手間かかる点がデメリットといえるでしょう。

また、Dropboxではアカウントを持たない共有相手はファイルの閲覧のみしか行えず、編集ができません。アカウントを持つ方のみが編集可能なためセキュアな環境が提供される点はメリットですが、手軽に社外の方と共同編集をしたい場合などには若干面倒かもしれません。

検索性

 
Google Drive
Dropbox
BOX
OneDrive
プランBusiness StandardStandardBusinessOneDrive forBusiness(Plan 2)
全文検索
アプリによるファイルスキャン〇(iOSのみ)〇(iOSのみ)
OCR〇(日本語非対応)〇(日本語非対応)
ディスク容量節約〇(パソコン版Googleドライブ)〇(スマートシンク)〇(Box Drive)〇(ファイルオンデマンド)

クラウドストレージは容量が大きいだけに、どこに必要なファイルがあるのか見つける検索機能が非常に重要です。全文検索についてはどのサービスも対応しており、ファイル名がわからなくても、ファイル内に書かれているキーワードさえわかれば探し出すことが可能となっています。

また、Google DriveとOneDriveは、日本語でのOCR機能に対応している点が特徴です。OCRとは「Optical Character Recognition」の略語で、日本語では光学的文字認識と訳されます。

簡単に説明すると、OCRとは手書きやFAXなどの文字をカメラやスキャナーで取り込むことで、デジタル化できるツールのことです。カメラで撮影したPDFファイルであっても、そのなかの文章を検索でヒットさせることができます。

さらに、膨大なクラウドストレージのファイルをすべてパソコンにダウンロードすると、容量不足に陥る可能性がありますが、必要なファイルだけ必要なときにダウンロードできるディスク容量節約機能を各サービスとも実装済みなので安心です。手持ちのパソコンのディスク容量を節約して、パソコン導入時のコストを抑えることができるでしょう。

ファイル復元(バージョン管理)

 
Google Drive
Dropbox
BOX
OneDrive
プランBusiness StandardStandardBusinessOneDrive forBusiness(Plan 2)
ファイル復元有効期間ごみ箱内30日+25日180日ごみ箱30日(調整可能)+14日93日
バージョン管理

「大切なファイルを間違えて消してしまった 」という事態は、誰でも一度は経験があるかと思います。

よって、いざというときに削除したファイルを復元できる機能が付いていることが非常に重要です。各サービスのなかではDropboxがファイルを消してから180日後でも復元可能と、他のサービスにくらべ一歩秀でています。

また、各サービスともファイルを編集したり、ファイル名やフォルダ名を変えたりといった変更履歴を記録し、以前のバージョンのファイルをコピーする「バージョン管理システム」が利用できる点も見逃せません。誤ってファイルの内容を変更してしまった場合でも、かんたんに以前のファイルに復元可能です。

サポート

 
Google Drive
Dropbox
BOX
OneDrive
プランBusiness StandardStandardBusinessOneDrive forBusiness(Plan 2)
メールサポート24時間365日24時間365日販売代理店による24時間365日
電話サポート24時間365日営業時間のみ(プレミアムサポートで24時間365日に)販売代理店による24時間365日

常に正常な動作が期待されるクラウドストレージには、手厚いサポートが欠かせません。そのため、多くのクラウドサービスが24時間365日の対応を実現しています。

Dropboxの24時間365日電話サポートには「プレミアムサポート」を別途購入する必要があります。また、BOXは日本語でのサポートは販売代理店経由となっており、サポート時間は販売代理店によるとのことです。

セキュリティ対応

 
Google Drive
Dropbox
BOX
OneDrive
2段階認証
データの暗号化
閲覧制限/編集制限の設定
端末紛失時のアクセスブロック

セキュリティ対応については各社とも横並びとなっています。

それぞれのサービスの特徴や強み

それぞれの違いが分かったところで、次に各クラウドストレージサービスの強みについて解説します。

Google Drive

Google Driveは単なるクラウドストレージに留まらない多様な機能が魅力となっています。

個人でもよく使われるGmailやカレンダーだけでなく、ドキュメントやスプレッドシート、スライドといったMicrosoft Officeに相当する機能も利用可能です。また、最近の在宅ワーク事情にピッタリのオンライン会議サービスのGoogle Meetも提供されています。

定評のあるGoogleの検索エンジンを使っているため、検索性が抜群です。統一されたインターフェースでビジネスに必要な機能を網羅できる点が、大きなメリットだといえます。

Dropbox Business

Dropbox Businessはストレージサービス単品で提供されているクラウドストレージです。

1ファイル当たりの容量無制限や、削除後180日間ファイル復元が可能など、充実したサービスが魅力といえるでしょう。Dropbox独自の自社インフラ網と特許技術により、いつでも安定した速度や信頼性を実現している点も、ビジネス用途としてピッタリなのではないでしょうか。

BOX

BOXは世界で100,000社、日本でも7,300社以上が採用しているクラウドストレージサービスです。

BOXの特徴は何といっても、Businessプラン以上であればストレージ容量の制限がないところでしょう。ディスク容量節約のために無駄な時間を使う必要がなく、ビジネスに集中できます。

また、7段階のアクセス権限の設定機能や、アクセスログ機能など、法人向けの便利機能が充実している点も特徴です。全世界でセキュリティに関するトラブルが、これまで発生していない点も安心できます。

OneDrive

OneDriveはWindowsやOfficeで有名なMicrosoftが提供するクラウドストレージサービスです。

OneDrive単体で使えるプランと、SharePointやOfficeが一緒に使えるプランが提供されています。OneDriveはビジネスでよく使われるOfficeとの親和性が高い点がメリットで、まさにビジネス用途にうってつけといえるのではないでしょうか。

一方、Microsoft 365 Business Basic/Standardで提供されるSharePointも、OneDriveと同じオンラインストレージの一種ですが、こちらはポータルサイトの構築や文書管理機能がより充実しており、チームで使うシーンにより適しています。

自分にあったクラウドストレージを選ぼう

どれも一見同じように見えるクラウドストレージサービスですが、それぞれの特徴について理解してもらえたかと思います。ご自分のビジネスや用途に合ったクラウドストレージサービスを選ぶことで、テレワークの活性化や情報共有の改善を行い、生産性向上につなげられるでしょう。

クラウドストレージの乗り換え作業は、ファイル数が多いと非常に大変です。そのため、可能であれば、一度で最適なサービスを選びたいところでしょう。

本記事を参考に、自分に合ったクラウドストレージをじっくり選んでみてください。

※掲載している情報は記事更新時点のものです。

Bizpedia編集部

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