
導入事例
クラウド会計で月次決算を早期化!お客様と共に未来を創る
マネーフォワード クラウド公認メンバー
北畑会計事務所
代表・北畑米嗣様/中尾雅也様

1989年6月に開業。5年前からMoney Forward クラウドを導入。会計・税務を基盤に顧問先と共に未来を創り、そこに集う全従業員やその家族の幸せ実現を支援する会計事務所。
目的
リアルタイムで数字を把握,業務改善・効率化
解決策
マネーフォワード クラウド・STREAMEDの導入
効果
北畑先生と北畑会計事務所について教えてください
大学を卒業後、一般企業で働き始めて4年が経ったくらいの頃、仕事にも慣れ、今後のキャリアについて考えるようになりました。様々な本を読んで模索する中で、とある小説に出会い、会計士や税理士という選択肢を知りました。元々新たなことに挑戦することが好きだったので、大阪や和歌山の会計事務所で働きながら勉強し、税理士資格を取り開業しました。
弊所は「社長とともに未来を語り未来を創る」を経営理念として、会計・経営・税務の観点からお客さんと一緒に将来設計をお手伝いしています。特に近年は環境の変化が激しく、多くのお客様が売上を立てることに強い関心を持っていらっしゃるので、単にお客さんに試算表を渡し、税務申告するだけではなく、お客さんと一緒に経営状況を見直したり、どうしたら利益が上がるか考えたりすることを大事にしています。
経営理念の実現に向けて具体的に取り組まれていることはありますか?
お客さんとともに未来を語るために、まずはお客様にも会計に対して理解してもらえるように独自の月次決算書を用いて面談を行っています。税務や会計に対して関心の薄いお客様もいらっしゃるのですが、現状からの打ち手を考える際には定量的に自社の状況を把握しておくべきです。しかし、最初から財務諸表を読み解いてもらうことは難しいので、売上高などをグラフ化したり図解を加えたりするなど、ビジュアルでも要点を理解できるような資料を作成しています。その資料をもとに、お客様にも電卓や鉛筆を手に計算してもらいながら、経営数値に対する理解を深めてもらっています。そこから、お客様の夢や展望を伺い、お客様が行動しやすいように経営計画書という形に落とし込んでいます。こういった工夫の甲斐もあって、8割以上の法人のお客様の経常利益が黒字になっており、お客様からもご好評いただいています。
非常に手厚いサポートですね。こうした取り組みをする中でマネーフォワード クラウドの導入にはどのような経緯があったのでしょうか?
一般的な会計事務所の顧問契約では会計ソフトで試算表や財務諸表を作成すれば十分ですが、弊所では独自の資料を作成したり、経営計画を練ったりと付加価値を出すためにやらなくてはならないことがたくさんあります。そのために、入力の工数削減や月次決算の早期化が非常に重要でした。また、お客様に自計化してもらうことが理想なので、会計について理解していただくのはもちろんですが、本業の負担にならないようなツールを求めていました。
このような点で、マネーフォワード クラウドは金融機関などの取引データの自動取得や自動仕訳ルールをはじめとした効率化のための機能があり、弊所に合っていると思いました。
お客様に導入する際に工夫されていることはありますか?
工夫している点は、導入初期のサポートとお客様に合わせた業務フローの提案です。
会計ソフトや給与計算ソフトは様々なITツールの中でも交換する機会が少なく、お客様自身で既存のソフトから乗り換えてもらうのは困難です。ですから、実際に往訪して金融機関との連携作業や過去データの移行作業などの導入支援をしています。最初の1ヶ月間くらいは3回程度訪ねて丁寧にサポートしています。
マネーフォワード クラウド会計は先述の通り連携によって取引データを自動取得できるなど、利便性が高いのですが、全ての取引をカバーすることは難しいです。まだまだ現金でのやり取りが多かったり、自計化する余裕がなかったりとお客様によっても様々です。そのため、データ連携以外にも、現金出納帳をマネーフォワード クラウドにそのまま取込ができるExcelのテンプレートを活用してもらうように提案しています。また、全て任せたいというお客様の場合はSTREAMEDを利用するなど、柔軟に対応しています。
しかし、時には会社の根本から変えることも大事だと思っています。クラウド会計の導入は業務フローなど会社の根幹に関わることなので、会社のあり方を考え直すきっかけになります。だからこそ、既存の業務フローに固執しないようにしています。あくまで、本当にお客様のためになるのか、そこで働く従業員さんのためになるのかを意識して、必要であればお客さんを説得して、業務フローや体制から変えるお手伝いもしています。
導入してみて事務所内や顧問先様で変化はありましたか?
体感ですが、マネーフォワード クラウドを使いこなせば既存業務の7割くらいの時間は短縮されているのではないかと思います。弊所での業務はもちろん、お客様の負担も大幅に削減されたと思います。尊敬している松下幸之助氏の言葉に「人より1時間余計に働くことは尊い。努力である。だが、いままでよりも1時間少なく働いて、いままで以上の成果を挙げることもまた尊い。」というものがあります。マネーフォワード クラウドを利用することでまさしくこの言葉を体現できるのではないかと思います。とりわけ、残業が倦厭される時代ですから、スピードを挙げて生産性の高い仕事をしていきたいと思っています。
導入先のお客様の例を挙げると、マネーフォワード 給与を従業員の平均年齢が70歳の企業に導入したことがあるのですが、元々丸一日以上かかっていた給与計算が一時間足らずでできるようになりました。
その他に事務所内で注力されていることはありますか?
お客様の経営にまで関与していくためには、税務や会計以外でも相応のインプットが大事になりますので、教育体制は力を入れています。代表自身が経営者が多く参加していた盛和塾に入っていたことで、様々な経営者の方とお話をする中で得た様々な情報を実践しています。例えば、朝礼の際に連絡事項以外にもモチベーションや働く上での意識について考える機会を設けたり、毎月1回、雑誌の特集記事の読み合わせの機会を設け、職員同士で意見交換する機会を設けたりしています。
また、所内の風土として何かに挑戦することは後押しすると決めています。先輩によるフォローやフィードバックをする体制を整備して、お客様への提案など、どんどん新しいことに取り組んでほしいと思っています。
最後に、マネーフォワード クラウドの導入を検討している方にひとことお願いします
今後も技術の進歩によって単なる記帳代行への需要は減少していくと思いますし、試算表や財務諸表を作ることだけが仕事ではなくなってきていると感じます。最終的にお客様にとって大事なのは単なる会計データではなくて、次のアクションですから、そこまで伴走していける体制を整えていかなくてはならないと思います。
また、経営の支援ももちろんですが、新しいツールをお客様である中小企業に伝えていくことも私たちの役割だと思います。いつの時代も様々な道具が進歩しているように、会計ソフトだって新しくなるものです。マネーフォワード クラウドの自動連携であればスピードだけでなく、正確性まで担保されるなど、確実にお客様のメリットになることがたくさんあるはずですから、分かってもらえるように根気強くコミュニケーションを取ることが大事だと思います。
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