導入事例
160件超の記帳代行先を一気にクラウド化!お客様の経営に「安心」と「成長する力」を与えたい
マネーフォワード クラウド公認メンバー
朝宮税理士法人
永井 伸樹様
1960年に開業し、現在まで半世紀以上もの歴史を持つ朝宮税理士法人様。2022年1月に法人化し、お客様の経営に安心と成長する力を与える存在として、税務から経営全般にわたって事業展開されています。そして、2022年11月からのわずか数か月間で、160件を超える記帳代行先を「マネーフォワード クラウド」へ移行。今回は、クラウドへの移行を決断された背景や成功の秘訣について、代表の永井様にお話を伺いました。
目的
業務改善・効率化、顧問先拡大
解決策
マネーフォワード クラウドの導入
効果
お客様の経営に「安心」を与えるだけではなく「共に挑戦し、成長を分かち合う」存在に
事務所のご紹介を兼ねて、理念や大事にしていることを教えてください
弊社の経営理念は、「共にいるから安心できる 共にいるから挑戦できる 中小企業の伝統と革新を支援し 成長を共に分かち合う」というものです。「共にいるから安心できる 共にいるから挑戦できる」は事務所が「バックオフィスをはじめとした管理面のサポート」をすることで、お客様に安心して経営に専念してもらい、さらに「お客様の意思決定や判断を支える」ことでお客様が飛躍するための一歩を一緒に踏み出していきたいという思いを込めています。
私が入社する前は、サポートの側面が強かったのですが、今後税理士に求められることは変わっていくと考え、お客様と共に挑戦し、成長することも理念に加えました。
お客様のニーズを汲み取り、クラウド導入済の先輩経営者に相談
「マネーフォワード クラウド会計」導入前に感じていた、課題について教えてください
一時期、お客様から「クラウド会計とはどういうものか」というご質問をよくいただいていました。そこでクラウド会計に対するニーズの存在を知り、「税理士としても、今の時代はある程度ITに強くなければいけない」と感じるようになりました。そこで、すでにクラウド会計を導入されている先輩経営者である税理士法人ロジエンスの保坂様に話を聞き、導入を決めました。
ちょうど事務所としても、経営戦略サポートや補助金サポートなどに力を入れたいと考えていました。そのために記帳業務を効率化し、注力するための時間を作りたい、ということも課題の一つでしたね。
税理士法人ロジエンスの保坂様のお話しが導入のきっかけとなったそうですが、具体的にお聞かせください
税理士法人ロジエンスでは、「マネーフォワード クラウド会計」に合わせて事務所の運営方法を変えていました。そのお話が弊社のもう一人の代表である洞口にも響いたようで、「こういう風にやっていかないといけない」と言っていましたね。
また、単純に「クラウド会計ソフトといえば、マネーフォワード」というイメージがあったのも理由の一つです。他社ソフトとも比較しましたが、「マネーフォワード クラウド会計」は、経理経験者にとって使いやすいUIであることが魅力的でしたね。
記帳代行プランを活用し、160件超の顧問先を一気にクラウドへ切り替え
「マネーフォワード クラウド会計」の導入は、どのように進めましたか
まずは事務所の方針として、職員に「クラウド会計を導入する」ということをしっかり示しました。特に中小企業の場合は、時流に対応することは必要ですし、お客様のためにも必要なことです。これまで使っていた会計ソフトとの違いや、担当者ごとの使い方の違いもあるため、それを「マネーフォワード クラウド会計」でも実現できるのかという懸念点はありました。ただ、「できるできないではなく、やっていかなければいけない」という想いを、まずはしっかり共有しましたね。
導入に際し、記帳代行プランを利用された理由を教えてください
お客様のコスト負担を増やすことなく、「マネーフォワード クラウド会計」への切り替えが可能になるプランだったからです。これまでは、お客様からシステム利用料をいただいていなかったため、「マネーフォワード クラウド会計」へ切り替えるとお客様の負担が増えるのではという懸念がありました。しかし記帳代行プランなら、お客様はシステム利用料を負担することなく、「マネーフォワード クラウド会計」を利用いただけます。導入のハードルが下がりましたし、このプランがなければ、一気に160件以上の切り替えは絶対できなかったと思っています。
さらに、このプランはお客様に金融機関やクレジットカードのデータ連携を行っていただき、こちらで記帳作業を行う形になっています。そのため、お客様にも「マネーフォワード クラウド会計」に触れていただく機会があります。そこで「マネーフォワード クラウド」の有用性を知っていただければ、「給与や勤怠など他のプランをお勧めしたり、移行していただくこともできるのでは」と考えました。
【記帳代行プランとは】
- 士業様(主に会計事務所様)側で記帳代行を行っている顧問先様で利用することを想定したプランです。
- クラウド会計・確定申告を社数無制限でご利用いただけます。
- 顧問先様側のメンバーは仕訳の登録・修正はできず、金融機関等のデータ連携登録と会計帳簿・決算書の閲覧のみご利用いただくことができます。
※記帳代行プランは公認メンバー シルバープラン以上への加入が必要です。
「マネーフォワード クラウド会計」の導入にあたり、工夫された点はありますか
一番若い職員がITに強かったため、彼が結果的に担当のような形になり、いろいろ試しながら進めてくれました。「マネーフォワード クラウド会計」はネットで検索すれば大体操作方法が分かりますし、公認メンバー専用のポータルサイト「BizBASEポータル」のコンテンツも活用しながら、不明点にも対応していきましたね。皆がそれぞれ調べながら使いつつ、月に1回全体ミーティングの場を設けて、気付いたことや、やりやすい方法を共有していました。その内容をパートさんにも伝えて、職員全体の習熟度を上げていきました。
※BizBASEポータルは公認メンバー様向けサービスです。ご利用には公認メンバーへのご登録が必要です。
移行のスケジュールで工夫したことは、お客様ごとの決算を待たずに、過年度分のデータからどんどん移行したことです。そして決算が終わったお客様から順に、「マネーフォワード クラウド会計」へと完全移行する形を取っていました。そうすることで、結果的に移行時の作業負担も軽くなりました。データ移行は、先述の若い職員が担当となり、一手に引き受けてくれていたので、スムーズに進みましたね。
「マネーフォワード クラウド会計」を導入してよかったことを教えてください
ネット環境さえあれば、どこからでもアクセスできる点がとても便利です。その場ですぐにお客様とデータ共有ができますし、同じ画面を見ながらお話ができるのもありがたいです。自宅でのテレワークもとてもやりやすくなりました。また、金融機関とのデータ連携や、Excelデータの取り込みもとても便利です。導入前はいただいたデータを紙に印刷して、一つずつ手打ち入力していたので、とても楽になりました。
「マネーフォワード クラウド会計」を導入してから、「クラウド会計に対応しているから」という理由でお客様からお問い合わせをいただけるようになりました。Web関連の事業を手がけるお客様も増え、時代のニーズに合ったサービスが提供できるようになったと思っています。
付加価値を提供し、お客様と共に挑戦し、成長する会計事務所に
今後の展望について、教えてください
経営計画の策定や補助金申請のサポートなど、付加価値を提供できるサービスを強化していきたいです。これからの事務所は、税務申告や記帳代行だけではなく、プラスアルファの価値を提供することが求められていると感じています。そうしたサービスを強化することで、弊社の理念にある「中小企業の伝統と革新を支援し 成長を共に分かち合う」の部分をより強めていきたいですね。そしてその時間を創出するために、税務申告や記帳代行の部分は、「マネーフォワード クラウド会計」で効率化していきたいです。
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