
導入事例
2名で約120の顧問先を支援スモールビジネスの経営者の味方に
マネーフォワード クラウド公認メンバー
たちばな税理士事務所
渡邉 義隆様

2018年9月に開業。法人・個人事業主の日々の会計処理を中心に、必要書類の作成や税務調査の立ち合い、融資の実行支援を手掛け、特に若手経営者の支援に注力している。
目的
業務改善・効率化、顧問先拡大
解決策
マネーフォワード クラウド・STREAMEDの導入
人材の採用・育成
効果
渡邉先生とたちばな税理士事務所様について教えてください
私は大学卒業後、準大手の人事コンサルティング会社で、大手企業の支援に携わっていました。一方で私の実家が老舗の花屋を経営し、親戚の多くが自営業を営んでいたこともあり、スモールビジネスの経営者の苦労も肌で感じていました。そんなスモールビジネスの経営者を支援したいという思いが強まり、27歳のときに会計業界に転身しました。
会計事務所で経験を積んだのち、自分で組織作りをしたいという思いもあり、2018年に独立して「たちばな税理士事務所」を設立しました。創業初期や若手の経営者を中心に、税務顧問を基盤として資金調達のサポートなどの経営財務に関するサービスを提供しています。
独立開業時に「マネーフォワード クラウド」を導入した理由について教えてください
私が社会人になって間もない頃からクラウドという言葉を耳にする機会が増え、さまざまな業界で普及し始めていました。数年して税理士法人で勤務していた頃、遅れて会計業界にもクラウド会計の存在が認識され始めて、これは普及するだろうと考えました。
実際に「マネーフォワード クラウド会計」を利用してみると、インストール型の会計ソフトと基本的な画面設計が似ているため、すんなりと使えました。また、マネーフォワードの担当のからお話を伺ったときに、ビジネスパートナーとしても信頼できると感じたのが導入の決め手になりました。実際に独立してからも、担当の方が使い方をレクチャーしに来てくれるなど支援をしてもらっています。
当初の計画よりも多くの顧問先様を獲得できた要因を教えてください
独立開業して1人でやっていたときは、月に5件の顧問先を増やすことを目標にしていました。「マネーフォワード クラウドの税理士検索サイト」と「税理士ドットコム」経由のお問い合わせやご紹介で獲得していましたが、取り組んでいたことは大きく3つだと思います。
1つ目はお客さんにビジネスパートナーとして楽しいと感じてもらえるように、面談する際には税務の話でも楽しくお話しをすることです。仕事の話をするときにも笑いがあっても良いことだと思いますし、楽しい雰囲気で仕事をしていただきたいと思っています。当然契約をしていただくのが一番うれしいですが、お客様の立場に立ち、他の事務所と比較することを勧めるなどさまざまな選択肢を提案するようにしています。
2つ目として、創業間もないお客様には顧問料をディスカウントしています。創業当初は資金的に余裕がない場合が多いので、サービスの質は下げずに応援しながら、売上が上がったときに顧問料を上げさせていただく形にしています。共に成長できていると実感できるのは私にとってもうれしいことですし、お客様にも喜んでいただいています。
3つ目は、とにかく分かりやすく説明することです。普段からなるべく言葉を端折らず、専門用語を多用せずに丁寧に説明することを心がけています。お客様から以前の事務所では説明が分かりづらく困っていたというお話も聞きますから、そのような積み重ねも大事だと思います。
多くの顧問先様を支援するにあたり、どのように「マネーフォワード クラウド」などのサービスを活用されていますか?
「マネーフォワード クラウド会計」のデータ連携と、スキャンするだけで自動で仕訳データにしてくれる「STREAMED」を積極的に活用しています。お客様にネットバンキングを利用してもらったり、経費を必ずクレジットカードで支払ってもらったりすることで自動的に取引を「マネーフォワード クラウド会計」に取り込むことができます。さらに、「STREAMED」を導入することでやむを得ず発生してしまった紙の証憑の入力作業を大幅に削減することもできます。そのため、毎月1社当たり15分から30分しかかからず、通常の2倍以上の顧問先様を支援することができました。
スタッフへの「マネーフォワード クラウド」や「STREAMED」の使い方の導入も担当の方にサポートいただいたので助かりました。
ただ、「マネーフォワード クラウド会計」を使って業務を効率化するには1つ注意すべきポイントがあります。それは自動仕訳ルールや学習機能を活用し、定期的にメンテナンスすることです。以前の仕訳を踏まえて自動的に仕訳を生成してくれますが、間違えたことを覚えさせてしまうと、間違いを繰り返し、その度に修正作業が必要になります。間違いが増えるとお客様との信頼関係にも影響がありますので注意しています。
組織・集団として経営を行うにあたり、実践されてきた人事戦略について教えてください
開業当初は1人でも時間に余裕を作りながら働こうと考えていましたが、想像以上に多くのお客様からご依頼をいただき、1年目の後半あたりから1人で担当できる限界に近づいてきていました。せっかくお客様からご依頼をいただいているからにはお気持ちにお応えしたいと思い、スタッフの採用に踏み切ることにしました。
採用にあたっては、担当を持てる職員を数名増やしたいと考えているフェーズだったことから会計業界の求人に特化した「人材ドラフト」で募集しました。求人募集で利用する媒体は、各事務所のフェーズや目指す規模感に合わせて選ぶと良いと思います。他業種を含め、スタッフを多く集めたいのであれば、「マイナビ」などの大手求人サイト。新卒をターゲットにしたいのであれば、「Wantedly」などが挙げられます。
最初に採用した方が会計事務所での経験がなく、スタッフも私含め2名だったためOJTの形式で研修を行いました。マンツーマンで同じことを繰り返し教える余裕がない場合はOff-JTで良いと思いますが、少人数であれば一緒に付き添いで教えるほうが相手の理解度が分かるので有効です。「マネーフォワード クラウド」や「STREAMED」の使い方から申告書関連の業務を説明をし、毎日業務をこなし、フィードバックを受ける中で1社分の申告書を1時間くらいで完成させてくれています。
これから時代の会計事務所経営はどのように変わっていくと思いますか?
これまで、顧問先に来訪する必要があったので年3回の定期面談という形で業績報告をしていました。しかし、オンライン面談が可能になったことで、従来の面談の回数による料金体系を保つのは難しくなり、顧問契約のスタイルが変わっていくでしょう。
また、世の中やお客様の話を聞いていると、テレワークが普及している様子が伺えます。今後、会計業界にもそのような流れが訪れれば、時差のない海外などでPC片手に場所を選ばず働けるようになるかもしれません。地方の優秀な人材が東京のスタートアップ企業を支援できたり、逆に東京の会計事務所に所属しながら地方で農業や伝統産業を営む方々を支援できたりするようになるかもしれませんね。
こうして魅力が高まっていけば、もっと会計事務所で働きたいと思う人が増えると思います。税理士資格がなくても、会計事務所の代表や役員になっている方々が増えてきている今の現状は、とても正しいことです。会計事務所にもマーケティングや人事、営業などの各方面の専門性を持った方がいて、得意な領域を補完していくべきだと思います。従来の会計事務所では、有資格者かどうかで給与体系が大きく異なっていますが、今後は資格の有無ではない、本質的な価値が問われてくる時代になるんじゃないかと思います。
最後にマネーフォワード クラウドの導入を検討している会計事務所様へメッセージをお願いします
検討段階で一番心配されていることは切り替えだと思います。「まずは数社で試してみよう」と考える事務所が多いと思いますが、それだと本当の効果を実感できません。
すべての顧問先にマネーフォワード クラウドを導入し、管理画面上ですべて完結する状態をつくることで、初めて圧倒的な効率化を体感することができます。私自身1人で約60社を担当することができましたし、現在でも2名で約120社を担当することができています。
また、切り替えて成功している会計事務所も増えていますし、全部切り替えるという勇気をもって決断することができれば業界の先端を走る会計事務所となると思います。
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大河原 祐司様
末永 さくら様
芳賀 匡史様会計事務所 東京都 15〜39名
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1989年に横浜で開業した税理士法人 横浜総合事務所様は、2008年に法人化し、現在はスタッフ55名を有しています。全スタッフが、確固たる経営理念のもと「お客様のために何ができるか」を考え行動。若手社員がクラウド会計ソフトの活用を先導することで、活躍しているのも特徴的です。その秘訣を、代表の山本様、クラウド推進担当の倉本様・廣田様にお伺いしました。
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最初に自ら利用し、圧倒的便利さを実感。だからこそ切り替えも自信をもって提案できた
沖縄県うるま市で長年に渡り地域のお客様を支え続けてきた、歴史と伝統ある本永美智子税理士事務所様。「お客様が不安や疑問を何一つ持つことなく満足できること」を目指して、日々お客様のサポートに尽力されています。
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- クラウド会計・確定申告
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