
導入事例
クラウド会計を「入力のしやすさ」で評価することは誤り
マネーフォワード クラウド公認メンバー
小野晋平税理士事務所
小野 晋平様

小野晋平税理士事務所
小野 晋平様
業種
会計事務所
都道府県
大阪府
人数
1〜4名
利用サービス
- クラウド会計・確定申告
- クラウド請求書
- クラウド給与
- STREAMED
- Manageboard
大阪市中央区に2016年2月に開業。職員数4名。
法人税・個人所得税の申告業務だけでなく、組織再編・事業承継・M&A までを手掛け、顧問先の事業が継続していく上での重要なパートナーとしての関係を目指し、サービスを展開している。
目的
業務改善・効率化
解決策
マネーフォワード クラウド・STREAMED・Manageboardの導入
タブレットPOSレジとの連携
マネーフォワード クラウドのシリーズ連携
効果
小野晋平税理士事務について教えてください
社会人になってから10年間、大阪市内の会計事務所に勤務し、多くの貴重な経験をさせていただきました。当初は 独立志向は高くなかったのですが、業務の中で若手の経営者の方と多く出会い、彼らをサポートしたいという思いが強くなり、2016年に独立しました。
お客様の利益を最大化させることを目的に、会計税務に限らず、有益な情報提供をしたいと考えています。これまでお客様は紹介経由で徐々に増えてきまして、最近はありがたいことに、同世代の方が経営されている年商規模が数億円の会社と多くつながりを持つことができています。
「マネーフォワード クラウド会計」の導入のきっかけや、導入にあたって効果が感じられた エピソードがあれば教えていただけますか
以前から「マネーフォワード クラウド会計」の存在自体は知っていたものの、利用することはありませんでした。その後、知り合いの税理士の方から改めて話を伺い、ちょうど当時はスタートアップの会社を多く関与するタイミングであったこともあり、導入することにしました。
当初は、インストール型の会計ソフトに比べて使いづらいという感覚がありました。しかし、多店舗型飲食店の顧問先でタブレットPOSレジの「UレジFOOD」と、「マネーフォワード クラウド会計」を連携させ、大幅な業務改善が見られたことで、クラウド会計を「入力のしやすさ」で評価すること自体が誤りであることに気づきました。本格的に他の顧問先も含めて導入していこうと思ったのは、このような大幅な業務改善の可能性があると感じたからです。他サービスと連携することによるクラウド会計のメリットは、ますます大きくなることを確信しました。
会計以外にも「マネーフォワード クラウド給与」や「マネーフォワード クラウド請求書」と連携すると、会計情報ができるまでの上流工程のデータもすべて自動で取り込まれますし、Web上で証憑を確認できるため、非常に便利です。
「マネーフォワード クラウド」以外にも「STREAMED」や「Manageboard」もご活用いただいていると思いますが、 使用感はいかがでしょうか
「STREAMED」は、今回の確定申告時期から本格的に活用し始めました。レシートを流すときは、「STREAMED」 の画面上であらかじめ科目だけ設定して、同一科目のレシートをひたすら流しています。できあがったものについては、中身と金額・日付が合っているかどうかを画面上で確認できるので、後は登録するだけです。
導入前は1仕訳20円というコストが高いか安いかの判断がつきかねていたのですが、仕訳が翌日に返ってくるというスピード感と正確性を実感できたので、十分に効果があったと思っています。入力補助者の人件費と比べて、1仕訳20円という設定がコストに見合わないと判断される方もいらっしゃるかと思いますが、入力の時間が削減されることで、その他の付加価値が高い業務を行うことができるので、非常に有効的だと感じています。
「Manageboard」については、「マネーフォワード クラウド会計」で確認できないシミュレーション設定ができますし、アウトプット帳票も多様ですので、便利に活用しています。また、AIチェック機能はこれまで通常の監査で行っていたチェックの内、基礎的な部分を行ってくれるイメージですね。現在、当事務所でもチェックの品質の向上は常に意識しており、不備のないサービスを提供するための仕組み構築が重要と考えています。現状、専門性の高い職員の採用は難しいため、「Manageboard」を効率的に活用して自動化を進めていきたいですね。
「マネーフォワード クラウド」に今後期待されて いることがございましたら、お聞かせください
「クラウド会計」は会計ソフトの概念を新しい角度から変えていくものであり、今後はそれが主流になっていくはずです。「マネーフォワード クラウド会計」は基本的な画面上 のメニュー構成が従来の会計ソフトを踏襲しているので、 会計事務所にとっては比較的受け入れやすいのかなと感じています。従来のインストール型ソフトでは実現できなかった、他のサービスとつながっていく世界観を実現し、会計事務所にとって有効的な機能を今後も提供してもらえるとありがたいですね。
会計事務所業界が今後どうなるかについて、 先生の見解を教えていただけますか
税理士という職業は経済誌の「なくなる仕事トップ10」の常連ですね。ただし、手書きの伝票がなくなった時代から常に同じことを言われ続けているのも確かです。テクノロジーの進化により、これまで行っていた仕事が自動化されていく流れは間違いないと思います。そして、この進化を活用する側に回ることで、顧問先には新しい価値を提供するチャンスが生まれます。
コミュニケーション手段がいかに発達しようと、顧問先のもとに足を運んで経営者の悩みに寄り添い、相談相手となることには、引き続き価値は残り続けるでしょう。経営者が潜在的に求めているものを把握し、会計事務所が経営者にとって最善のパートナーとなるために、税理士自身も常に進化し続けていかなければならないと思います。
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