クレジットカードで決済した場合、マネーフォワード クラウド会計・確定申告では、購入時に未払金を使って仕訳を計上し、引き落とし時にも仕訳を計上するという方法を想定しています。
以下の画像のような例となります。
クレジットカードで消耗品を買った際の仕訳
クレジットカードで消耗品を10000円分買い、A銀行から引き落とされた際には、下記のように仕訳を行います。
購入の際に一旦未払金で計上し、引き落としの際には未払金を消し込む流れです。
連携データから入力
購入の仕訳
クレジットカードをデータ連携している場合には、下記のように入力します。
クレジットカード利用分引き落とし時の仕訳
普通預金口座をデータ連携している場合には、下記のように入力します。
プライベートの支出の引き落とし先が事業用口座の場合には、クレジットカードの支出仕訳登録時に事業主貸を選んでいただくと、残高がズレません。
振替伝票入力
購入の仕訳
「振替伝票入力」では、下記のように入力します。
クレジットカード利用分引き落とし時の仕訳
簡単入力
購入の仕訳
「簡単入力」では、「①収入または支出を選択」で支出欄の「その他」から「未払金」を選択し、「③用途と金額を入力」で「備品・消耗品費」を選択します。
クレジットカード利用分引き落とし時の仕訳
「簡単入力」では、「①収入または支出を選択」で支出欄の「口座振込」から「普通預金」を選択し、「③用途と金額を入力」で「未払金」を選択します。
引き落とし口座が事業用口座ではない場合
クレジットカードの引き落とし口座が事業用の口座ではない場合に、事業用の物品を購入した場合は、未払金ではなく、事業主借と計上するのが一般的です。
また、プライベートの購入については「対象外」で仕訳の対象外としてください
また、登録済一覧の「科目情報>編集」から、登録する補助科目を変更すると後の入力がスムーズになります。
事業用のクレジットカードで個人用の物品を購入した場合
事業主貸を選択し、仕訳登録します。
※対象外にすると、引き落とし金額とずれてしまうため、事業主貸などでの仕訳登録は必要です。
振替伝票入力
「振替伝票入力」では、借方に「事業主貸」貸方に「未払金」を選択します。
簡単入力
「簡単入力」では、「①収入または支出を選択」で支出欄の「その他」から「未払金」を選択し、「③用途と金額を入力」で「プライベートな支出」を選択します。
家計用のクレジットカードで、事業用の消耗品を購入した場合
事業主借を選択し、経費科目を選択します。
振替伝票入力
「振替伝票入力」では、借方に「消耗品費」貸方に「事業主借」を選択します。
簡単入力
「簡単入力」ではなく、基本的には振替伝票入力でご入力ください。
なぜクレジットカードで支払った場合に、未払金で仕訳を行うのか
マネーフォワード クラウド確定申告では、クレジットカードの連携を行った際に勘定科目未払金で登録されます。
なぜ現金ではないのでしょうか。
クレジットカード決済処理の流れを想像すると、クレジットカード決済を行った時点では現金や普通預金を支払わず、請求はまとめて後から引き落とされます。
この流れを仕訳で再現するために、決済時点では未払金という「まだ払ってないが、払う義務があるお金」という意味の勘定科目を使い仕訳登録を行います。
そして、引き落とし時に改めて、借方に未払金、貸方に普通預金で仕訳を登録し、未払金として仕訳していたお金を普通預金に振り替えるのです。
未払金とおなじような考え方をもつ勘定科目として、売掛金や買掛金、未収金があります。
マネーフォワード MEで明細を一括取り込みする場合
マネーフォワード MEとの仕訳連携機能で明細を一括で取り込む場合、経費の明細はすべて「事業主借」で計上されます。
そのため、基本的にはクレカで支払った場合にはクレカ決済時の明細のみを連携させ、引落の明細についてはマネーフォワード MEの「確定申告」スイッチをオフにし、連携させないようにしてください。
マネーフォワード MEの明細から確定申告する方にオススメの確定申告書作成手順
関連する項目
ご留意事項
仕訳は入力例です。ご不明な場合には、税務署などの専門機関にご確認ください。
マネーフォワード クラウドコンタクトセンターでは、仕訳内容についての案内を行っておりません。
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