マネーフォワード クラウド給与使い方ガイド

「SmartHR」から従業員を取り込む方法

概要

このガイドでは、「SmartHR」から従業員情報を取り込む方法についてご説明します。
マネーフォワード クラウド給与に取り込んだ従業員は、「SmartHR」と連携している項目を簡単な操作でクラウド給与に登録することができます。

「SmartHR」の操作に関するご質問は、「SmartHR」のサポート窓口までお問い合わせください。

対象のお客さま

マネーフォワード クラウド給与を「給与担当者」権限でご利用中のお客さま

対象ページ

目次

「SmartHR」との連携設定

手順

  1. 「SmartHR」にログインし、アクセストークンを取得します。
    操作方法については、「SmartHR」のこちらのガイドをご参照ください。

  2. マネーフォワード クラウド給与の「連携設定」>「労務」画面を開き、「SmartHR」の「連携する」をクリックします。
  3. 「SmartHR連携」画面で「アクセストークン」「テナントID」を入力し、「登録する」をクリックします。
  4. 画面上部に「SmartHR連携を更新しました。」というメッセージが表示されたことを確認します。

ご注意

「SmartHR」における「アクセストークン」の設定により、一覧内の項目が正しく連携されない場合や、「リソースへのアクセスが禁止されています」というエラーメッセージが表示される場合があります。

想定どおりに連携できない場合は、「リソースの制限」の「参照」にチェックが入っているかを確認してください。

あわせて、「アトリビュート(従業員出力項目)の制限」の設定をご確認ください。

なお、「SmartHR」の以下の項目については、「SmartHR」の「アトリビュート(従業員出力項目)の制限」にある「参照」のチェックを外すことで取り込み対象外に設定できます。
クラウド給与の項目との対応についてはこちらの項をご確認ください。

  • 姓(ヨミガナ)
  • 名(ヨミガナ)
  • 戸籍上の性別
  • 生年月日
  • 電話番号
  • 現住所(郵便番号)
  • 現住所(都道府県)
  • 現住所(市区町村)
  • 現住所(丁目・番地)
  • 現住所(建物名・部屋番号)
  • 雇用形態
  • 部署
  • 業務内容
  • 役職
  • 社会保険の資格取得年月日
  • 被保険者整理番号
  • 基礎年金番号
  • 社会保険の資格喪失年月日
  • 標準報酬月額の改定年月日
  • 健康保険の標準報酬月額

※「標準報酬月額の改定年月日」と「健康保険の標準報酬月額」は、どちらか一方のみ連携することができません。両方にチェックを入れるか、両方ともチェックを外した状態で連携してください。

「SmartHR」との連携解除・ID変更

解除方法

「SmartHR」の右側にあるゴミ箱のアイコンをクリックすると、連携を解除できます。

アクセストークン・テナントIDの変更方法

「SmartHR」の右側にある「編集」をクリックすると、「アクセストークン」「テナントID」を編集できます。

「SmartHR連携」画面で「アクセストークン」「テナントID」を編集し、「登録」をクリックしてください。

従業員情報の取り込み(新規)

手順

  1. 左メニューの「従業員情報」をクリックします。
  2. 従業員情報」画面で「従業員の追加/更新▼」をクリックし、「SmartHRから従業員データを取り込む(新規)」をクリックします。
  3. 「SmartHRから従業員データを取り込む(新規)」画面で「取り込む」をクリックします。
  4. 画面上部に「従業員情報の取り込み依頼を受け付けました。」と表示されます。
    しばらく時間を置いてから、画面を更新してください。
  5. 「SmartHRから●●名中●●名分の従業員情報を連携対象として追加しました。」と表示されたことを確認します。

ご注意

  • 従業員情報の取り込みは何度でも行えます。「SmartHR」で新しい従業員を登録した場合、クラウド給与で取り込みを行うと、新しい従業員情報がクラウド給与に取り込まれます。一度取り込まれた従業員は、再取り込みを行っても新規従業員として追加されません。
  • すでに取り込んだ従業員は、新規取り込みを行っても従業員情報は上書きされません。「SmartHR」で従業員情報を変更した場合は、「SmartHRから従業員データを取り込む(更新)」の操作を行ってください。従業員番号を変更した場合は、こちらをご参照ください。
  • 「SmartHR」で「社員番号」「入社年月日」「従業員姓」が設定されていない従業員は取り込まれません。「SmartHR」で「社員番号」「入社年月日」「従業員姓」を設定してから、「SmartHRから従業員データを取り込む(新規)」をクリックしてください。

従業員情報の取り込み(更新)

手順

  1. 左メニューの「従業員情報」をクリックします。
  2. 従業員情報」画面で「従業員の追加/更新▼」をクリックし、「SmartHRから従業員データを取り込む(更新)」をクリックします。
  3. 「SmartHRから従業員データを取り込む(更新)」画面で従業員情報を更新する従業員にチェックを入れ、「更新」をクリックします。
  4. 画面上部に「従業員情報の取り込み依頼を受け付けました。」と表示されます。
    しばらく時間を置いてから、画面を更新してください。
  5. 「SmartHRから●●名中●●名分の従業員情報を更新しました。」と表示されたことを確認します。
従業員情報の更新は、「SmartHR」から取り込まれた従業員が対象です。
更新する従業員が表示されていない場合は、「SmartHRから従業員データを取り込む(新規)」を行ったあとに更新を行ってください。

「SmartHR」で社員番号を変更した場合

「SmartHR」とマネーフォワード クラウド給与の連携では、連携設定時の従業員番号(社員番号)を参照して従業員を紐づけます。
そのため、「SmartHR」で「社員番号」を変更した場合、該当の従業員は以下のように取り込まれます。

  • 「SmartHRから従業員データを取り込む(更新)」を行った場合:従業員情報は更新されない。
  • 「SmartHRから従業員データを取り込む(新規)」を行った場合:変更前と変更後の従業員情報が両方取り込まれる。

「SmartHR」で社員番号を変更した際の対応については、以下のガイドもご参照ください。
「SmartHR」で社員番号を変更した際の対応を教えてください。

口座情報の連携について

  • 「SmartHR」で「口座情報」を変更した場合は、「SmartHRから従業員データを取り込む(更新)」を行っても、クラウド給与の「口座情報」は変更されず、新たな口座として追加されます。
  • 「SmartHR」で「名義(カタカナ)」のみ変更しても、クラウド給与の「名義人フリガナ」は更新されません。また、新たな口座としても追加されません。
  • 「SmartHR」で「口座情報」を削除しても、クラウド給与の「口座情報」は削除されません。クラウド給与の「口座情報」は、手動で編集または削除してください。

連携の仕組み

従業員の紐づけ

「SmartHR」の従業員情報とマネーフォワード クラウド給与の従業員情報を照合し、「従業員情報」画面にデータを取り込みます。

項目の変換

「SmartHR」で標準登録されている項目は、クラウド給与の項目に変換されて取り込まれます。
「SmartHR」との連携項目については、以下の表をご確認ください。

従業員項目

カテゴリクラウド給与の項目「SmartHR」の項目備考
基本情報苗字(氏名)
基本情報名前(氏名)
基本情報苗字
(氏名フリガナ)
姓(ヨミガナ)
基本情報名前
(氏名フリガナ)
名(ヨミガナ)
基本情報性別戸籍上の性別
基本情報生年月日生年月日
基本情報電話番号電話番号携帯電話可
基本情報郵便番号現住所(郵便番号)
基本情報都道府県現住所(都道府県)
基本情報市区町村現住所(市区町村)
基本情報丁目・番地現住所(丁目・番地)
基本情報マンション/ビル等現住所(建物名・部屋番号)
在籍情報入社年月日入社年月日
在籍情報退職年月日退職年月日退職区分は「一般退職」
在籍情報退職理由退職事由
業務情報従業員番号社員番号
業務情報契約種別雇用形態業務委託については「その他」で連携
業務情報部門部署
業務情報職種職種
業務情報役職役職
健康保険/
厚生年金保険
資格取得日社会保険の資格取得年月日
健康保険/
厚生年金保険
被保険者整理番号被保険者整理番号
健康保険/
厚生年金保険
基礎年金番号基礎年金番号
健康保険/
厚生年金保険
資格喪失日社会保険の資格喪失年月日
健康保険/
厚生年金保険
適用開始月標準報酬月額の改定年月日
健康保険/
厚生年金保険
標準報酬月額健康保険の標準報酬月額※1
雇用保険資格取得日雇用保険の資格取得年月日
雇用保険被保険者番号雇用保険の被保険者番号
雇用保険離職等年月日雇用保険の資格喪失年月日
所得税寡婦区分寡婦・ひとり親
所得税ひとり親区分寡婦・ひとり親
所得税障がい者区分障害者区分
所得税勤労学生区分勤労学生
所得税外国人区分在留資格情報の入力有無で以下のいずれかを満たす場合、クラウド給与に「外国人」と反映します。

  • 在留カード番号に入力あり
  • 在留カードの画像に入力あり
  • 国籍が空欄でない&国籍がJAPAN以外
  • 在留資格に入力あり
  • 在留期日に入力あり
所得税居住者区分現住所で「海外に在住」にチェックが入っている場合、クラウド給与に「非居住者」と反映します。
扶養情報苗字
扶養情報名前
扶養情報苗字カナ姓(ヨミガナ)
扶養情報名前カナ名(ヨミガナ)
扶養情報生年月日生年月日
扶養情報続柄(性別)続柄の対応表についてはこちらをご参照ください。
扶養情報同居区分同居・別居の別※2
扶養情報扶養区分「税法上の扶養状況」で選択した内容に応じて、以下のように反映します。

  • 扶養しない:クラウド給与に「対象外」と反映する
  • 扶養しない(同一生計配偶者):クラウド給与に「対象外」と反映する
  • 扶養する(源泉控除対象者):クラウド給与に「対象」と反映する
  • 配偶者特別控除対象者:クラウド給与に「対象外」と反映する
  • 不明:クラウド給与に「対象外」と反映する
扶養情報同一生計配偶者区分 以下のいずれかに該当する場合に、クラウド給与に「対象」と反映します。

  • 「年間所得見積額(1月〜12月)」に「480,000」以下の数字が入力されている
  • 「税法上の扶養状況」で「扶養しない(同一生計配偶者)」を選択している
扶養情報障がい者区分障害者区分
口座情報金融機関名銀行コード※3
口座情報支店名支店コード※3
口座情報名義人フリガナ名義(カタカナ)※3
口座情報口座番号口座番号※3
  • ※1 「SmartHR」から標準報酬月額を取り込む際の挙動については、こちらもご参照ください。
  • ※2 同居区分の「対象外(国外)」は連携対象外です。
  • ※3 「SmartHR」で「金融機関名」「支店名」「口座番号」がすべて入力されている場合のみ情報を取り込みます。「SmartHR」に登録されているすべての口座情報(最大4つ)の取り込みが可能です。クラウド給与で管理用に設定できる「口座名」は、「SmartHR」の「銀行コード 支店コード」の名前で取り込まれます。

続柄

クラウド給与の項目「SmartHR」の項目
夫(男)
妻(女)
息子
息子長男
息子次男
息子二男
息子三男
息子四男
息子五男
息子六男以降
長女
次女
二女
三女
四女
五女
六女以降
実父
養父
実母
養母
祖父祖父
祖父曾祖父
祖母祖母
祖母曾祖母
孫息子
孫息子孫息子
孫息子孫男
孫娘孫娘
孫娘孫女
叔父叔父
叔父伯父
叔母叔母
叔母伯母
里子里子男
里子里子女
その他その他
その他義兄
その他義姉
その他義弟
その他義妹
その他養子男
その他養子女
その他内夫
その他内妻
その他子の夫
その他子の妻
その他従兄
その他従姉
その他従弟
その他従妹
その他同居人
その他連子男
その他連子女
クラウド給与のデフォルトの続柄名と一致する続柄を「SmartHR」で作成することで、クラウド給与に取り込むこともできます。
【例】「SmartHR」で「息子」という続柄を作成してクラウド給与に取り込むと、クラウド給与のデフォルトの続柄の「息子」に連携される。

「SmartHR」へ給与情報を取り込む方法

マネーフォワード クラウド給与で確定処理を行った給与情報は、「SmartHR」へ取り込むことができます。
「SmartHR」における初期設定や取り込み方法は、以下のガイドをご参照ください。
マネーフォワード クラウド給与の給与明細データをSmartHRに取り込む|SmartHR

更新日:2024年10月31日

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