資本準備金
資本準備金とは、会社の経営において新株を発行することにより調達した出資金のうち、資本金として計上しなかった残りの金額のことである。
多くの会社は、設立する際に株主から資金を調達するが、株主からの出資金のうち一部を資本金に、残りは資本準備金にする。
株主から調達した出資金のうち、どれだけを資本金にして、どれだけを資本準備金にするかは会社自身が決定することができる。
ただし、法律によって資本準備金に当てることができる金額の上限は定められており、出資金の半分を上回らない金額までとなっている。
つまり、株主から調達した出資金のうち半分以上を資本金に、残りを資本準備金にする必要がある。
また、資本準備金は法律により積み立てることが決められている。
資本金を大きくすれば、会社の規模が大きい印象を与えることができ、取引先の信用を得やすくなるという利点があるが、一方で、資本金が大きくなりすぎると税金が高くなるというデメリットもあるため、注意が必要である。